恒例の雑誌ananでの「好きな男・嫌いな男ランキング」で、木村拓哉がとうとう9年連続でトップを獲得。しかも2位に倍以上の差をつけるという圧勝ぶりです。あまつさえ、SMAPの他のメンバーも全員トップ10に入るという強さで、このランキングを見ている限り、SMAP＆キムタクの人気に揺るぎなしという印象です。

　しかしこれで9年連続1位ということは、ほぼひと昔前からキムタク時代は続いているということです。大スターゆえの長期政権と言ってしまえばそれまでですが、少々長過ぎます。結婚して子どももいて30歳になって、それでも相変わらずキムタクしかいないというのも、どうかと思うぞ芸能界って感じです。

　トップが成熟期に入り、全盛期に比べて少し力が衰えてきたかな、という印象なのに、相変わらずそれに代わる者がないのでトップにいるという構図は、他の業界にもしばしば見受けられます。よくあるのが大相撲で、横綱の力が衰えてきているのに、代わるべき若手が出てこない、それで全体の人気が下がる、という状況がしばしばあります。番付という瞬間最大風速だけではトップに立てない制度があるせいですが、「格」で決まるという意味では相撲界と芸能界は似ています。

　実際、キムタクもそろそろトップアイドルとしては限界、賞味期限切れ。かと言って代わるべきスターはいません。月9を見ていても、ちょっと辛いなぁ、キムタクも、と思ってしまうのですが、なんとか持って生まれたパワーで押し切っているという印象を受けます。まあ、あのドラマは脚本がお粗末なので、キムタクしか見どころがないという側面もありますけどね。

　新しい20代前半の勢いのあるスターは出てこないのでしょうか？長瀬智也とか窪塚洋介とか妻夫木聡とか藤原竜也とか坂口憲二とか、どれも帯に短し襷に長しという感じなんですよねぇ。

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