丸山茂樹が米ツアーで初優勝を果たしました。日本人が米ツアーで勝ったのは青木功以来18年振りというのですから、これはかなりの快挙です。1983年のハワイアンオープンでの青木の優勝は今でもハッキリと覚えていますが、あれ以来誰も勝てなかったというのは、ちょっと驚きというか情けないというべきか。いずれにしても物怖じしない丸山のこれからにますます期待したいと思います。

　丸山の快挙に比べて心配になるのがイチローの不振です。ついに16打席無安打とかで、オリックス時代の17打席連続無安打に近づいています。もちろんイチローとて人の子、そうそう打ち続けることができるものでもありません。しばらくしたらまた快音が聞かれるようになると思うのですが、それよりも不振によるマスコミの取材攻勢の方が心配です。打つことが当たり前になってきていただけに、打たないことの方が逆にニュースバリューがあるのがイチローです。イライラが高じるとロクなことにはなりませんから、イチローにはぜひ上手なマスコミとの付き合い方を覚えて欲しいですね。

　それにしても、21世紀になっても日本人はやはり「世界と戦う日本人」「世界に認められた日本人」が大好きなんですね。「国内無敵」よりも「世界に善戦」が人気があることは、ジュビロ磐田とサッカー日本代表の人気の差を見ていればわかります。これもまたコンプレックスの裏返しにしか過ぎないのですが。

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