幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 5月4日 ● さんまに学ぶ対処法。

 我々のテニスサークルには子持ちのオヤジから20代前半の若い女性まで、いろいろな年齢・出身・職種・経歴の人間が30人ほどいます。当然、それぞれのバックボーンが違う訳ですから、興味の持ちようも考え方も随分と違います。

 20代の特に独身女性にとっては、やはり「恋愛」は大きな関心事で、その手の話題になると話にも熱が帯びてきます。昨日のアフターテニスの時にも、メンバーの一人が、以前付き合い始めていた男を横取りされた、という話をしたことから、どんどんと話題が膨らんでいき、「付き合うというのはどういう状態になったら付き合ったというのか」「エッチをしただけで付き合ったことになるのか」「どこまでしたらエッチをしたことになるのか」と、アルコールも入っていないのにどんどん内容は過剰になっていき、そんな女性同士の熱い議論に挟まれた僕は、自分の意見を言うこともできず単に話題の交通整理役になってしまいました。

 その様子を見ていた別の男性メンバーから「まるでクリタさん『恋のから騒ぎ』の明石家さんまみたいでしたよ」と言われたのですが、確かにあの番組におけるさんまは、話題が盛り上がるように誘導してはいますが、決して自分の意見を押しつけたり説教したりはしていません。話をさらに引き出すために敢えて一方的な意見を言ったりすることはありますが、最後はきちんと落とすべきところに落としています。さすが、というほかない見事な司会術です。

 僕がまるでさんまのように女性の意見を自由自在に引き出したりしている訳ではもちろんありませんが、恋愛について女性と話をする時は、やはりさんまのような態度で臨むのが相応しいのではないかと思います。オジサンはついつい若い女性と恋愛話をすると「わかっていない」「そんなもんじゃない」などと否定し、挙げ句に「オジサンが教えてあげよう」なんてことを言い出すものなのですが、よっぽどの場合を除き、そんなことを言えば嫌われるのは目に見えています。

 あくまでも自分の意見は控え目に、求められた時にちょっとだけ参考程度に、基本的には相手の考えを肯定するというのが、さんまから学ぶ若い女性への対処法なのでしょう。もっとも「好かれたい」なんてスケベ心を持たずに「どうせ俺はオヤジだ、嫌われても平気だ」と開き直るのなら、ガンガン彼女たちに説教してやるのもいっそ清々しいかも知れませんけどね。

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