大騒ぎして明けた2000年も、気がつけば半年が過ぎてしまいました。20世紀も残すところあと半年。21世紀へのカウントダウンが聞こえてきそうです。

　僕が子どもの頃、盆踊り大会の時に「これから31年経てば　地球は21世紀〜」という歌を聞きました。31年前の歌ですから1969年か1970年頃の歌なのでしょう。その時は21世紀なんて、なんと遠い先の話だろう、オレ40才になっちゃうじゃん、と夢物語としてしか感じられませんでした。21世紀は手塚治虫のマンガの中の話だったのです。

　会社に入ったのは1983年。この時点でもまだ21世紀は遠い未来でした。その数年後には「21世紀の我が社が生き残るためにどうするか」なんて話が語られはじめましたが、あまりピンときませんでしたし、2005年愛知万博誘致を、なんて話も、現実感がないままに進んでいきました。ノストラダムスの予言が当たったら、住宅ローンは返さないで済むかな、なんてことは言っていましたが。

　バブル崩壊後の1990年代は、アッという間に過ぎていった気がします。それは僕の30代が、瞬く間に過ぎていったということでもあります。40才になっちゃうじゃん、と思った時から30年。いよいよ残すところ半年で21世紀。はるばる来たと言うべきか、夢のように過ぎてしまったと言うべきか。20世紀最後の夏がやってきます。そう言えば、アンゴルモアの大王が来なかった日から、もう1年経つのですね。

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