幹事クリタのコーカイ日誌2014

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3月21日 ● 「いいとも」と後番組。

 今月31日に終了する「笑っていいとも!」がラストスパートをかけるようにテレフォンショッキングに豪華ゲストが登場しています。昨日の小沢健二に続き今日はなんと安倍首相が登場するそうで、現役の総理大臣が生放送のバラエティ番組に出てくるなんて前代未聞の出来事でしょう。テロが起きないように相当警備体制も厳重になることでしょうが、まあタモリならそれもまたネタにしそうです。

 そしてさらに31日の最終回には吉永小百合の登場が検討されているとか。「サユリスト」として有名なタモリのために最終回が吉永小百合ならこれ以上ない餞別でありフィナーレに相応しいと思いますから、ぜひ実現させてもらいたいものです。総理大臣よりはブッキングが楽な気がしますし。テレフォンショッキングのゲストのみならず、とんねるずやナイナイの岡村が今年になってレギュラー入りしたりしていて、ここにきて「いいとも」はお祭り状態になっていますが、問題は4月から始まる後番組の方です。

 昨日後番組が「バイキング」という番組名になると発表されました。「笑いも情報も取り放題」という思いが込められているそうですが、あまりインパクトもセンスもないなと思います。もっと問題なのは番組タイトルよりも中身です。月曜から金曜まで日替わりMCでテーマも日替わりになるそうですが、その内容を聞いただけで「うーん」という感じです。

 月曜日坂上忍で「ニュース」、火曜日はEXILEのTAKAHIROとNAOTOで「キラキラ生活」、水曜日はおぎはやぎで「神出鬼没」、木曜日はフットボールアワーで「スペシャルな旅」、そして金曜日は雨上がり決死隊で「家族と健康」だそうです。まるで安っぽいローカルの情報番組とあまり大差ない企画内容で、果たしてこれで視聴者が食いつくのかと思うと、まあ難しいでしょう。

 現在の「いいとも」のように豪華な出演者があれだけ顔を並べていても数字が取れないのに、予算削減感が満載のこの「バイキング」ではフジテレビの劣勢を挽回することは至難の業です。70年代のTBS、80年代〜90年代のフジ、90年代〜00年代の日テレ、そして今のテレ朝。テレビ局の栄枯盛衰はこうしたひとつひとつの番組の集積なのだということをつくづく感じさせてくれます。昨日取り上げた春ドラマを見渡しても、面白そうなドラマはフジ系以外が多かったですし。


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