幹事クリタのコーカイ日誌2014

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3月19日 ● マレーシア航空機事件と小説。

 マレーシア航空機の謎の行方不明事件。事故発生から10日過ぎたというのに、未だにわからないことだらけです。墜落したのならさすがにどこかに大量の機体の残骸が落ちていることでしょうが、全く見つかっていません。無事に着陸しているのなら乗客の誰かが携帯電話で連絡をすることでしょう。そもそも隠そうとしたって、あれだけ大きなものですし、着陸するにも滑走路が必要です。

 通信の切り方、レーダーをかいくぐる飛行法などからしたら、飛行機の操縦に詳しい人間が入念に計画を練ったと考えられるそうなのですが、そこまで計画的なら燃料切れで墜落するのもおかしいし、犯行声明も出ていないのも不思議です。目的もなくハイジャックはしないでしょう。本当に狐に化かされたような不思議な事件です。

 これで思い出すのが大石英司の小説『神はサイコロを振らない』です。ドラマ化もされたので知っている人も多いでしょうが、何の痕跡も残さずに行方不明となった旅客機が10年後にタイムスリップして現れるという内容。なぜタイムスリップしたかよりも、10年の時を経て再会した家族や恋人などの人間ドラマに主眼がありましたが、今回のマレーシア航空機の消え方が小説と似ていて、まるで予言していたかのようです。

 言い古された言葉ですが「事実は小説よりも奇なり」と言いますが、まさに小説と同じような謎の飛行機失踪事件があるとは、本当にまだまだ世の中はわからないことだらけです。早く無事に発見されてこの種明かしも解明されれば良いのですが。


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