幹事クリタのコーカイ日誌2012

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6月19日 ● 交流戦は巨人優勝。

 プロ野球の交流戦が終わり巨人が優勝しました。8年目にして初めてセ・リーグのチームが優勝したことになります。「人気のセ、実力のパ」とは昔から言いますが、これほど交流戦で毎年はっきりと実力差を見せつけられると、さすがにセ・リーグは何をやっているんだと思っていましたが、ようやく一矢を報いたことになりました。

 もっとも巨人の優勝は杉内とホールトンというパ・リーグから移籍した選手抜きには語れません。彼らのプラスマイナスは大きく、出て行かれたソフトバンクの成績は悲惨でした。ソフトバンクだけではなく、パ・リーグ各球団はエース級の投手がかなり今年は抜けました。ダルビッシュが抜けた日本ハム、岩隈が抜けた楽天、ソフトバンクは杉内、ホールトンに加えて和田までいなくなっています。それでもセ・リーグで交流戦に勝ち越したのは巨人以外では中日だけなのですから、まだまだ実力はパなのでしょう。

 さて、交流戦が終わった時点でのセ・リーグのペナント争いは中日と巨人のマッチレースになっています。投打が噛み合い盤石の強さを誇る巨人を向こうに回して、中日はよく首位にとどまっていると思います。なにせ吉見と浅尾の両輪を欠き、さらに田島まで抜けた中日投手陣は軸が定まらずボロボロです。それでいて何とか競り勝っているのですから、これはもう采配を振るう高木監督の手腕としか言いようがありません。

 今がピークの巨人はこれからまた調子が落ちてくる選手が出てきて、これまでのようには勝てなくなるでしょう。逆に戦力ダウンが激しかった中日は吉見が戻ってきましたし、浅尾や田島、山本昌や川上だってそのうち戻ってくると思います。優勝争いが本格化する8月後半までに戦力が整えばいけるはず。それまでは巨人と追いつ追われつでOKです。最後にスパートをかけてV3を達成して欲しいと願っています。交流戦の優勝など巨人に譲っても大丈夫。大事なのはペナントレースであり、日本シリーズですから。



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