先日、夏の発表会を終えて僕のサックス修行も一区切りつきました。次は２月の発表会なんですが、さすがに次の曲は１１月頃から練習を始めれば大丈夫なので、そんなに焦ることもありません。で、先生から「こういう時こそ基礎をやりましょう」と言われたので、吹奏楽部の学生の気分で基礎練習をすることになりました。

　詳しくは知りませんが、大人の音楽教室というのはあまり基礎ばかりやらせたりはしないみたいです。今さらプロになるわけでもないので、趣味として長く続けてもらうには適当に曲を習っていく方が楽しいからでしょうか。テニスでも基本的な練習ばかりしていると飽きちゃうので、すぐに僕たちもゲームを始めます。初級者の人でも少し打てるようになったらどんどんゲームをします。趣味は楽しくないと続かないですから。

　ただ試合に出て勝つためにはきちんと練習しないと勝てるようにはなりません。大きく伸びるためには基礎練習はつまらなくてもとても大事です。僕のサックスも、もうすぐ習い始めて３年になりますが、テニスならようやくゲームが楽しめるようになってきたところだと思います。それほど難しくない曲なら練習すれば下手なりに吹けます。でもこれ以上を求めると、もう一度基本からやった方が良いということなのだろうと思います。

　と言うことで、先生から新しい教本を渡されて（正確には自分で買うんですけど）、これからはレガートやらタンギングやらフィンガリングを改めて夏の間は練習することになりました。まあこう見えて基礎的な練習でも真面目にやるタイプなので、秋にはぐっと基礎が固まって、曲を吹いたら表現力が一段とグレードアップしていることを信じて頑張ります。いや、なると良いなぁ。