ＡＫＢ４８の第４回選抜総選挙が終わりました。「そんなものくだらない」「興味ない」という人が僕の周りにはたくさんいて、と言うか、３０代以上はほとんどそう言うのですが、僕は興味深く見ていました。若い頃からのアイドル好きですし、ＡＫＢ商法と悪口言われるようなＡＫＢのビジネスモデルも「よく考えつくな」と感心します。

　総選挙もいろいろと非難を浴びているようですが、売る方も買う方も好きでやってることですから文句を言うことではありません。むしろ金を出せば発言権が増えるというのは世の中のシステムの基本ですから、それを若い子が肌感覚で覚えることはむしろ良いことです。ＡＫＢの総選挙は「選挙」ではなく「株主総会」のようなものというツイートがありましたが、本当にその通りだと思います。

　で、結果の方は大方の予想通りに大島優子の圧勝で終わりました。２位に渡辺麻友、３位に柏木由紀ときて、４位に指原莉乃が躍進。以下、篠田麻里子、高橋みなみ、小島陽菜、板野友美と「神７」メンバーが並び、その後に松井珠理奈、松井玲奈のＳＫＥ４８のダブルエース。トップ１０は番狂わせなしでマスコミへの露出が多い人気メンバーが順当に入ったと言っても良いでしょう。ちょっと順当過ぎて面白みがありません。

　注目すべきは１７位〜３２位のアンダーガールズにＳＫＥ勢が大挙入ったこと。１６人中半数の８人がＳＫＥなのです。さらに３４位にはＳＫＥの研究生である松村香織まで食い込んできていて、ＳＫＥの人気を反映した結果になっています。このあたりはアイドルファン気質というか、よりマニアックになっていったファンの受け皿がＳＫＥ４８だったということでしょうか。名古屋人としては、ＳＫＥ４８の人気が全国区になっていくのは喜ばしいことだと思っています。

　次回はＳＫＥ４８のＣＤにも投票券をつけるようにしたら一気に順位が変動することでしょうが、そもそもこの総選挙というシステム自体がそろそろ飽きられてきていると思うので、もしかしたら次回はもうないかも。そう思わせるくらい今回は興奮度が低かったと感じました。