幹事クリタのコーカイ日誌2012

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6月6日 ● 全仏も佳境。

 全仏オープンテニスもいよいよ準々決勝を迎えています。いまこれを書いている段階では準々決勝初日がまだ終わっておらず、男子はジョコビッチがツォンガに1-2とリードを許しています。フェデラーもデル・ポトロに1-2と押されています。まだまだどうなるかわかりませんが、どちらも長引きそうな感じです。

 上位シードがどんどん敗退し、過去のチャンピオンが全員倒れた女子と違い、男子は強豪が順当に勝ち上がりました。第8シードまでで負けたのは第7シードのベルディヒが第9シードのデル・ポトロに負けたのと、第8シードのティプサレビッチが第12シードのアルマグロに負けただけで、どちらも互角の実力者同士だけに番狂わせではありません。残る第1〜第6シードまでは全員が勝ち上がったのですから、これは本当に真の強者を決める戦いになっています。

 4強の中でもっとも楽しているのはナダルです。全くセットを落とすことなく勝ち進み、準々決勝もアルマグロだけに恐らく楽勝でしょう。今のナダルを脅かせるのはジョコビッチだけですから、ナダルが楽しているというよりも、ナダルが強すぎるというのが正しい見方かも知れません。

 残る3人はちょっと苦労しています。ジョコビッチは4回戦でセッピに2セットダウンまで追い込まれました。それでも負ける気はしませんでしたが、調子はあまり上がっているとは思えません。フェデラーはどうも立ち上がりが悪いようで、持ち前の攻撃力が時として空回っているように感じます。マレーは腰痛を抱えてのプレーで4人の中でも一番危うい勝ち上がりでした。

 準々決勝の対戦相手もマレーはフェレールですからかなりピンチです。今のフェレールは絶好調で、マレーはかなり不利な状況です。もともとフェレールはクレーではナダルに次ぐ実力者ですし、少なくとも4強の1角は崩されるのではないかと睨んでいます。いま試合中のジョコビッチもフェデラーも危ういですし、優勝はナダルで堅いんじゃないでしょうか。ま、誰でもできる予想で面白くも何ともないですが。



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