幹事クリタのコーカイ日誌2008

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2月27日 ● 古着屋の活用術。

 会社の近くに2年ほど前に古着屋ができました。古着屋と言ってもブランド品ばかりを扱っている高級リサイクルショップです。ドルガバやギャルソンを中心に、ディオールやグッチ、エルメス、ヴィトン、アルマーニ、バーバリー、ヒューゴボス、ポールスミスなど高級ブランドの服や靴、バッグ、ベルトなどがブティックのように整然と並べられていて、古着屋のイメージではありません。都心の一等地にあるだけに、利幅が高い古着を扱わないととても元が取れないのでしょう。

 本来なら全く手が出ないような高価格商品がたくさんあるので、会社から近いこともあって最近僕もかなり愛用しています。なにせ3000円で1ポイントのポイントカードが30ポイント、つまり9万円分買い物をすると5000円割引になるのですが、すでに2回割り引いてもらっていて、今のポイントカードも20ポイントを超えました。計算すると2年間で20数万円も購入していることになるのですから、結構ヘビーユーザーです。

 世の中には古着なんて、と思う人も多いでしょうし、また本当にお洒落好きな人は最新のアイテムが欲しいでしょうから、1年前や2年前の服でも恥ずかしくて着てられないと感じるかも知れません。ただ僕は定番のアイテムを長く着たいと思うタイプなので、あまりデザインが偏っていないもので、比較的程度の良いものを選んで買っています。そういう古着は売れ筋なので、本来の価格の40〜60%程度ですから、決して激安というわけではありません。バーゲンやアウトレット価格よりちょっと安いかなというくらいです。

 そんなに激安でもないのに、どうして古着を買うかと言われると、一番の効用は「試しに買ってみる」ことができる点です。例えばギャルソンの服なんて、定価はバカバカしいほどに高価です。1枚3万円以上するシャツとか簡単に買えるものではありませんが、古着なら1万円そこそこです。これなら何とか買えます。そうやって手の届かないブランドの服を古着で買って着てみることで、そのブランドが自分に合うか合わないか試すことができるのです。実際に買って着れば、試着だけではわからないような着心地や使い勝手の良し悪し、耐久性なども判断できます。

 もっとも悲しいのは、そうやって「なるほど、このブランドは素晴らしい。大いに気に入った」と思っても、やっぱり定価では高過ぎて買えないことです。結局、僕の場合は古着屋から離れられません。残念です。