幹事クリタのコーカイ日誌2008

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2月9日 ● フォーリーブスはまだ生きていた。

 フォーリーブスと言って知っている人は40代後半以上でしょうか?今をときめくジャニーズ事務所の歴史を語る上で欠かすことのできない先駆者的アイドルグループですが、なにせ彼らの人気が絶頂の時は今から40年近く前。僕たちが小学生の頃でしたから、とっくに世間からは忘れられた存在です。せいぜいジャニーズJr.が時々思い出したようにフォーリーブスの名曲『ブルドッグ』を歌うくらいですが、すでに若い子たちはあの歌がフォーリーブスの歌だったとは知らないことでしょう。

 そのフォーリーブスがデビュー40周年を迎えてライブを行ったそうです。なんと彼らは2002年に再結成してずっと活動を続けていたとか。テレビにも出てこないし全然知らなかったので、まだそんな活動をしていたのかと驚いた反面、今回のライブは踊りはなしで歌だけだったと言うことで「やっぱり年だよな」とも思いました。みんな50代半ばなんですから、昔のように歌って踊ってはさすがにきついのでしょう。なにせおりも政夫の言葉が「だれも死なず良かった」ですからね。

 僕らの小学生時代、女子の人気は北公次(コーちゃん)と青山孝(ター坊)が二分していたように思います。ダンスの上手い不良っぽいコーちゃん派と、歌の上手い優等生タイプのター坊派。しかし男子は「マグマ大使」で馴染みのある江木俊夫(トシ坊)支持も多かったようにも思います。地味で目立たないおりも政夫(マー坊)は誰も支持していなかったなぁ。

 僕にとってフォーリーブスで一番印象的だったのは森田健作のドラマ『おれは男だ!』にゲスト出演したことです。フォーリーブス本人の役でドラマに出てきて演技していた時に、当時小学校4年生だった僕は虚構のドラマに現実が紛れ込んだシュールさに度肝を抜かれました。「なるほど、そういう手があったか」と思ったのです。今にして思えば本人出演なんて昔からある陳腐な手だったわけですが、まだ子どもだった僕には初めてのことで、とても強く印象に残りました。翌日クラスでこのドラマの話題を興奮して話したのに、女子はともかく男子はあまり見ていなくてガックリきたのを覚えています。