幹事クリタのコーカイ日誌2003

[ 前日翌日最新今月 ]


 
4月24日 ● フェド杯日本快勝。

 いま女子テニスの国別対抗戦フェド杯のアジアオセアニア予選が有明で行われていることは、一体どれだけの日本人が知っているのでしょう?サッカーのW杯アジア予選なら国を挙げての大騒ぎになるはずですが、テニスの場合はスポーツニュースで取り上げられることすら稀です。先日のデ杯といい、テニスがここまでマイナースポーツになってしまったのも哀しいことです。

 で、そのフェド杯ですが、日本は去年ワールドグループ入れ替え戦を敵地コロンビアの治安の悪さを理由にボイコットしたため、アジアオセアニア予選からやり直しになっています。まあ本来ならボイコットですから今年は出場停止でもおかしくはなかったのですが、なかなか甘い裁定をしてくれたものです。

 で、地元開催のこの予選では勝ち抜くことは当然。もう一度ワールドグループの入れ替え戦を目指さなければならないし、それだけの実力も持っています。個々の選手のランキングの高さ、層の厚さも予選に参加している各国から頭ひとつ抜け出ているからです。

 しかも今回は必勝態勢をとるために、エース杉山愛が代表に復帰。シングルスでもダブルスでも世界トップクラスの杉山がいることで、安心感が全く違います。さらにナンバー2の浅越しのぶ、ナンバー3の小畑沙織、そして杉山とのダブルスでは世界レベルの藤原里華と布陣も完璧です。

 日本のグループには韓国、ニュージーランド、中国、香港が一緒に入りました。敵は北京五輪に向けて着々と強化が進んでいる中国だけ、というのが戦前の見方だったのですが、なんと初戦の韓国戦で浅越がまさかの敗戦。その後のシングルス、ダブルスを杉山で勝って逆転したものの、一抹の不安が漂いました。

 しかし次のニュージーランド戦で浅越がわずか35分で勝利して不安を払拭すると、昨日の中国戦でも浅越、杉山がきっちりと2勝して、早々に予選突破を決めました。調子に波がある浅越でしたが、杉山という絶対のエースの存在が救いになったのでしょう。

 さて、これでいよいよ次はワールドグループ復帰をかけたプレーオフです。伊達、沢松の頃に比べれば力は劣るものの、杉山さえ万全なら、アメリカ、ベルギー、スペインなどのトップクラスを除けば、どこがきても勝てる可能性はあります。プレーオフに勝って、久々のワールドグループ入りを果たして欲しいところです。そうなれば、少しはマスコミもテニスのニュースを取り上げてくれることでしょうし。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する