ON BASIE’S BANDSTAND (PRESTIGE)

RICHARD “GROOVE” HOLMES (1966/4/22)

ON BASIE'S BANDSTAND


【パーソネル】

GENE EDWARDS (g) RICHARD "GROOVE" HOLMES (org) GEORGE RANDALL (ds)
【収録曲】

(01-03) (BACK HOME AGAIN IN) INDIANA / MOANIN' / WHEN I GROW TOO OLD TO DREAM
(04-05) RIFFTIDE / THIS HERE
(06-07) NICA'S DREAM / NIGHT TRAIN
【解説】 ( 2012年03月18日更新 / 連載 1,023回 )

 Nikon 1 J1 を買いました。 (一部既報。) 購入に至った経緯を語ると長くなるんですが、簡単に言ってしまえば、衝動買い。 ま、そういうことになりましょうか? 基本、衝動でしかモノを買ったことが無いんですよね、僕の場合。 欲しい物や干し芋はすぐ手に入れないと気が済まない。 そんなキャラだったりするんですが、ま、干し芋はそんなに欲しくはなかったりするんですけど。 基本的にあまり好きではないんですよね、干し物。 干し椎茸とか、切り干し大根とか、干すな! …と思わずにはいられませんが、ま、それはともかく。 衝動買いと言えば、2ちゃんねるには “イヤッッホォォォオオォオウ!衝動買い!” というスレがいくつかありますよね。 いちばん盛り上がっているのが自作PC板で、その次が自転車板だったりするんですが、世間では意外なものを衝動買いする人が少なくないんですな。自転車なんて、子供の頃、自動車みたいな変速機や方向指示器やブレーキランプの付いたヤツを親にねだった事はあるんですが、(←編集部注 : 結局、買って貰えなかった。さば兄は買って貰っていた。ちくしょう、差別だ!グレてやるぅ!) 高校生くらいになってからは盗まれたときに必要に駆られて仕方なく買うくらいで、自分から欲しいと思ったことなど一度もありません。 今では方向指示器よりも、ひじきのほうがソソられる。 そんな大人になったんですが、いや、そんなに好きではないんですけどね、ひじき。 干し物だし、検便の前の日に食べると大変なことになっちゃうしー。 が、語呂合わせの為なら自分の趣向にも平気でウソをつく。そんな汚れた大人になってしまった自分が、ちょっぴり可愛いな♪ そんなふうに思える今日この頃でありますが、この手のスレにはいくつもの “頻出AA” があって、それがなかなか秀逸な出来映えだったりします。 ここ にまとめがあるんですが、中でも IYHスパイラル は不朽の名作。 静音スパイラルとか、水冷スパイラルとか、自作PC板住民の気持ちは今ひとつよく分からんのですが、気になる新商品→物欲との格闘→突然の特価品→迷わず購入。 この流れには共感を覚えずにはいられません。 ニコワンも出始めの頃はお値段が高くて、物欲に駆られながらも、すんでのところで思いとどまっていたんですが、いつの間にやらすごく安くなっているんですよねー。 これはもう、迷わず購入っ♪

 安くなったと言っても、高いほうの Nikon 1 V1 は決してお安くはないので、お高くないほうで我慢することにしました。こういう場合、変にケチると、後で必ず後悔することになるんですが、今回は大丈夫。絶対に大丈夫。 何故そう言い切れるのかというと、ただ何となくなんですが、世の中で 「根拠の無い自信」 ほど強いものは無かったりしますからね、ある意味。 今回、新しいカメラが欲しい!…という思いに囚われたのは、旅館とか食堂とかで、人知れずこっそりと綺麗な料理の写真を撮りたい。 そんな欲求に駆られたからなんですが、綺麗に撮るなら断然、一眼レフ。 人知れずこっそり撮るならコンパクトなデジカメ。 この相反する要素を両立するには、どっちつかずな中途半端なカメラがいいんじゃないか? そういう結論に至ったんですよね。 その結果、無駄に悪目立ちする癖に、出てくる絵は今イチ。 そういう結果にならないとも限らないんですが、とりあえず今回は 「こっそり」 優先で、小さくてコンパクトな “J1” のほうをチョイスすることにしました。 予算が無かったとか、決してそういうことではありません。主食を業務用パスタにしなくても、十分に米とかパンを食っていけるレベルの小金は貯め込んでますからね、僕。 で、とりあえず “J1” の標準レンズキットを買ったんですが、もっと 「こっそり」 したい! そんな欲求に駆られて、1 NIKKOR 10mm f/2.8 も買っちゃいました。 いわゆる “パンケーキ” と呼ばれるレンズでありますな。 決してお安くはないんですが、ま、パンツ系動画に無駄な金を突っ込むことを思えば、健全な出費であると評価していいのではなかろうかと。 ぶっちゃけ、見た目がカッコいいというだけの話で、必要性はまったく感じられなかったりするんですが、「必要かどうかじゃない、欲しいかどうかだ。」 そんな至言もあったりしますからね。 「買わずに後悔するより、買って後悔」 という諺もあるし。 で、形状的にのっぺりしていて持ちにくいので、オプションのグリップも買いました。SDカードやバッテリーを出し入れするのに、いちいちグリップを外さなければならないのがクソ面倒なんですが、ホールド性はよくなったので、ま、いっかぁ。

Nikon 1 J1 および パンケーキ(左) および 標準ズーム(右)♪ パンケーキ装着♪

 で、無論 マウントアダプター FT1 も買いました。 これさえあれば一眼レフ用レンズの資産を最大限に活用出来るっ♪ …というのが、僕が物欲をくすぐられた最大のポイントだったんですが、 とまあそんなことで、早速試してみました。


< 安八百梅園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 まずはマクロレンズ。 Nikon風に言うと 「マイクロ」 だったりするんですが、やっぱりマクロだと、マグロしか撮れないレンズぅ? …と、勘違いする人が続出しちゃうからですかね? マイクロなら、ま、いくらなんでもイクラしか撮れないレンズと誤解する人はいないと思うんですが、マイクロで撮るといい感じに写りそうなんですけどね、イクラ。 あとは、シシャモのタマゴの試写とか。 が、個人的に魚貝類の類のタマゴ系は苦手だったりするので、無難なところで梅の花。 この前の土曜日、書類作成の為に会社に赴くのに先だって、 安八百梅園 によって、軽く撮ってみました。 このカメラは35mm判換算で焦点距離が1.5倍になる “APS−C” よりも、焦点距離が2倍になる “4/3(フォーサーズ)” よりも小さいセンサーを積んでいるので、無駄に望遠になっちゃうのがポイントなんですが、60mmマイクロだと、2.7倍の162mm相当。 離れたところから小さな花を撮るには有利なんですが、“EVF” のない “J1” だと、正直、ちょっと構えにくいです。 お高いのと、お安いのとの違い、および他社のミラーレス機との比較に関しては ここ を見て貰うとして、 “J1” はメカニカルシャッターがないので、音の設定をオフにするとシャッターを押してもウンともスンとも言わなくて、何だかちょっと物足りません。 撮影フィーリング的にはコンデジと大差なくて、やっぱり “V1” のほうにすればよかったかっすかねぇ。。。 …と、ちょっぴり弱気になったりするんですが、おまけに咲き具合のほうも今ひとつでありました。 今年の冬はクソ寒くて、梅タンの出足も遅れているようなんですが、3月10日の時点で1〜3分咲き程度。 早咲きの奴もいくつかあったので、写真ではそれなりに見えるかも知れませんが、朝早い時間だったせいもあって、閑散としておりましたな、梅祭りの会場。 で、 “J1” の実力の程はというと、うーん、まあまあ? センサーが小さいカメラはボケにくい傾向にあり、かといってツッコミが得意というワケでもなくて、お笑いの世界で生きていくにはやや力不足。 そういう傾向にあったりするんですが、さすがにマイクロレンズを遣うと結構ボケますなぁ。 これならボケの花とかも綺麗に撮れそうです。 一度、見てみたいと思っているんですけどね、ボケの花。 どこにいけば咲いているんすかね? やっぱり、ボケ封じ寺とか?

 …と、軽くボケをかましておいて、次です。 ニコワンだと普通のレンズでも無駄に望遠になるという話をしましたが、となると、それを逆手に取って、めっちゃ望遠な写真を撮ってやるぅ! そんな気持ちになっちゃうのは、人として当然のことだと思います。 ということで、手持ちのレンズの中でいちばん焦点距離の長い 70-300mm、いっちゃいましょう。 焦点距離が長いと、遠くのほうでやってる “笑点” だって大きく写すことが出来るんですが、歌丸師匠の股間のどアップとか、考えただけでもモザイクを入れたくなっちゃいますなぁ。。。 なるべく焦点が合わないように撮るのが笑点撮影のコツではないかと思うんですが、そんなのは作例として、ちょっとどうか? …という気もするので、ヤメにして。 ということで、岐阜の関市というところに行ってみました。 刃物で有名なところですよね。関の孫六とか。 関にあるイオン系のショッピングセンターは 「マーゴ」 という愛称だったりするんですが、おそらく孫六にちなんだネーミングなんでしょうな。 貝印やフェザー剃刀の発祥の地でもあるので、剃毛マニアの間では聖地として崇められているんですが、そんなところに何をしにいったのかと言うと、ま、仕事の関係で。 毛を剃る関係の仕事ではなくて、マンホールポンプに非常通報装置を設置する工事を請け負ったんですが、それに伴いNTTの電話回線を引っ張ることになったんですよね。 僕はその手の申請手続きがあまり得意ではなかったりするので、元請け業者の特権を活用して、下請けの電気屋のオッサンに丸投げすることにしたんですが、 「NTTの申請もお願いしまっす!」 と頼むだけの簡単なお仕事でありました。僕でも大丈夫でした。工期は 3月15日まであるんですが、2月の始め頃には 「お願い手続き」 を済ませて、監督としては非のうちどころがない見事な仕事っぷりでありました。 が、いつまでたってもこのオッサンが何とかしてくれたような兆候が見られなかったんですよねー。 まだ時間もあるしぃ。 …と、最初のうちは悠長に構えていたんですが、だんだん焦ってきちゃいました。 他の用件でファックスを流す度に、 「NTTの件もよろしくお願いします。」 と、さりげなく催促してみたんですが、確かな手応えは感じられず、そうこうするうちに、2月の下旬になっちゃいました。 で、現場に入るようになって、直接顔を合わせることになったので、 「NTTのほう、どうなってますかぁ?」 と、若干なじるような口調で問い詰めたところ、照れたような笑みを浮かべながら 「うーん、そろそろ何とかせなアカンなぁ。」 とのご返答が。 もしかして、まだ何の行動も起こしてないのか!? そんな嫌な予感はあったんですが、やっぱりそうでしたかぁ。。。 どうやら僕以上にその手の申請手続きが得意ではないキャラだったようで、人を見る目が無かったという点では、僕も監督として少しは落ち度があったと言えるかも知れませんな。 でもまあ、悪いのはほぼ全面的にオッサンのほうなので、反省はしませんけどね。

 で、オッサンも直接言われて覚悟を決めたらしく、ようやくNTTに電話をしてくれたんですが、その経緯を報告されても今ひとつ要領が得られなかったので、結局、自分でNTTに電話しました。 結果、基本的に電話とFAXのやりとりだけで手続きは済んでしまって、こんなことなら最初から自分でやればよかった! そう思わずにはいられませんでしたが、で、無事に電話回線引き込み工事の日程も決定しました。 それがいつなのかと言うと、3月13日。工期末の二日前。 おお、あぶねぇ!ぎりぎりセーフ! で、その日の午前中に電話回線を引っ張って、午後から非常通報装置の試運転調整を実施するという、綱渡り的な工程が組まれたんですが、NTTのほうはわりとすんなり終わったので、空いた時間を有効的に活用して、その辺の景色を撮影してみることにしました。


< 望遠っぷり実例 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 上の2枚が仕事用に使っているコンデジで撮影したものです。 広角端は28mm相当。 ニコワンの標準ズームは10-30mmなので広角端は27mm相当。 ほぼ同じ画角の写真が撮れるということになります。 で、このコンデジの望遠端は112mm相当。 デジタルズームを使えばもっと大きくなるんですが、画質が劣化しちゃうので、出来れば避けたいところでありまして、となると、この程度の望遠っぷりが限界ということになりますな。ニコワンの標準ズームだと望遠端で30×2.7=81mm相当なので、これよりもショボいということになっちゃいます。 そんなことでいいのか?…と自問して、よくないっ!! そう自答した人は、30-100mmというレンズを買って下さいね。これだと81-270mm相当ということになるので、わりといい感じの望遠っぷりになると思います。 が、こんなのではぜんぜん物足りないっ! そう感じてしまった人はマウントアダプターに手を出すしかありません。 で、一眼レフ用の70-300mmを装着すると、こんな感じになります。

70-300mmを装着♪

  「こっそり」 優先のコンセプトはどうした!? そう思われるかも知れませんが、それはそれ、これはこれ。 もはやカメラ本体の存在感はなく、ほとんどレンズだけを手に持って撮ってるような感覚なんですが、さすがに810mm相当となると、望遠っぷりも半端ではありませんなー。 このレンズは手ぶれ補正付きなので、デジカメの液晶画面を見ていると、ちょっと気持ち悪くなる感じでユラユラするんですが、出来上がった写真を見る限り、ほとんどブレてはおりません。 810mmを手持ちで撮れるって、凄ぇぇぇぇ! これはもう、盗撮用として十分に使えるレベルでありますな。 で、撮っていて気付いたんですが、その手の用途の場合、ファインダーが無いというのは、かえって好都合のように思われます。 ファインダーを覗いていると、いかにも、覗きをしているな! …という自覚が芽生えてしまうんですが、このカメラならぜんぜん大丈夫。 傍目からは、ただレンズを手にボーッとしているだけにしか見えない超自然な体勢で、さりげなくシャッターを切ることが出来るですよね、これ。 「カシャ!」 っというシャッター音もしないし、まさに 「こっそり」 撮るには最適ではありませんかぁ! ま、 “V1” だって電子シャッターが使えるし、無論、ファインダーを覗かずに撮影することも出来るので、僕が “J1” を選んだことの理由付けにはならないんですけど。 で、これ、動画のほうもなかなかいい感じに撮れそうなので、今度、パンケーキではなく、この超望遠レンズを装備して、パンツ系動画にチャレンジしてみようか? そんな誘惑に駆られてしまったりもするんですが、人間には物欲以外にも色んな欲があって、生きていくのもけっこう大変だったりしますよね。 いや、変態でなければ、それほど大変ではなかったりするのかも知れませんが、ということで今日のお話は、後半に続く。

 ということで、今日はリチャード・グルーブ・ホルムズです。 前回、このコーナーで顔の小さいジャケットを選んでしまって、絵を描くのに苦労してしまったので、今回は特別に顔のデカいキャラを選んでみました。 ゴッツいっすよね、リチャード・グルーブ・ホルムズ。 で、この人は変なところで以外と知名度があったりするんですが、ラズウェル細木の漫画でこの人の名前を知った。 そういう人は少なくないに違いありません。 で、僕がそれをこのコーナーでしつこく書いているので、それで覚えちゃった人もいるかも知れません。 見た目が相撲取りっぽいので、ギャルの人気はまったく期待出来そうにもないんですが、今日はそんなリチャ・グル・ホルくんの 『オン・ベイシーズ・バンドスタンド』 というアルバムを紹介したいと思います。 今回のネタ用に通販で仕入れたものなので、その素性に関してはまったくよく分かっていかったんですが、どうやらプレスティッジから出ている 『リヴィング・ソウル』 というライブ盤の姉妹編。 そういう位置付けになるようです。 ホルムズくんに体型や顔がそっくりなネーチャンや妹がいるとするなら、それは気の毒以外の何物でもないんですが、この姉妹編のほうはというと、ぜんぜん大丈夫。 この日は全部で19曲ものパフォーマンスが記録されたようなんですが、そのうちの5曲が正規に発売されて、で、残った14曲の中から半分を選んで、もう1枚分のアルバムをでっち上げた。そういうアレだったりするようです。 となると、単なる残りカスと思われるかも知れませんが、演奏を聴いた限りでは、ぜんぜん大丈夫。 本編のほうは持っていないので比較は出来ないんですが、酒粕だって、ちゃんと粕漬けの原材料になったりしますからね。 チ○カスは…、ま、何の役にも立たないような気がするんですが、カスだからって、馬鹿にすんな! そんな気概の感じられる仕上がりだったりするんですが、とまあそんなこで、まずは  「インディアナ」 。 このタイトルの曲には2種類あるような気がするんですが、パウエルが演ってた、ちょっとカッコいい感じがするヤツと、 ( Back Home Again In ) という括弧書きのあるイナカ臭いタイプのと。 で、ここで演奏されているのは後者のほうなので、個人的にはちょっと残念なんですが、ま、オルガンの素材としては適役なのかも知れませんけど。

 とまあ、そんなふうに思ったりしてたんですが、いや、いいっすな、これ。 オルガン、ギター、ドラムスというシンプルなトリオ編成なんですが、熱気ムンムン、体臭ムワーンで、大衆は大喜び♪ ダサいテーマに続いてホルムズくんのソロが登場するんですが、ただひたすら勢いだけで押し通す、新入幕の 「勢(いきおい)」 を彷彿させるパワーとスタミナは、ただただ圧巻。 いや、7日目が終わった時点で2勝5敗と、今ひとつ勢いがないんですけどね、今場所の 「勢(いきおい)」 。 今のホルムズくんなら簡単に土俵際まで追い詰めて、で、あと一歩のところで引き落とされて、ばったり。 それくらいの善戦はしてくれそうな感じがするんですが、で、続くギターのソロになっても、その勢いはまったく衰えるところがありません。 ジーン・エドワーズという、僕的にはまったくよく知らない人なので、期待度はゼロに近いものがあったんですが、意外と凄ぇ! ジーンと感動するようなエドワーズではないんですが、テケテケテケテケとひたすら弾きまくる迫力には、タジキスタン人もタジタジ。 で、その後、再びホルムズが登場して、最後はタイコのジョージ・ランデルと絡んで場の空気を盛り上げて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 素材が多少イナカ臭かろうと、ダサかろうと、そんなことは一切お構いなしに、いやあ、熱かったっす。

 で、続いては、ジャズ・メッセンジャーズであまりにもお馴染みな 「モーニン」 。 テーマ部はオルガンとギターの絡みで演奏されるんですが、意外と落ち着いた雰囲気が漂ったりしておりますな。ソロ先発はギターのジーンくんでありまして、幾分、カントリーな鶏糞臭が感じられたりもするんですが、ま、よくやってくれていると思います。 特に中盤以降、オクターブ奏法っぽくなったりするところは、なかなかの仲本工事だと評価していいのではなかろうかと。 お笑いのセンスはちょっとどうかという気がするんですが、体操力だけは抜群でしたよね、仲本工事。 で、続いてリチャード・ホルムズのソロが登場するんですが、何と言うか、グルーヴ力が半端ないっすよね。 伊達に名前の真ん中に “グルーヴ” が入ってるワケじゃねーな。 そんな気がします。スター性は今ひとつ感じられないので、リチャード☆ホルムズとは名乗れないと思うんですけど。 とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 ということで、次。  「ホエン・アイ・グロウ・トゥ・オールド・トゥ・ドリーム」 はオスカー・ハマースタインが書いたものと思われるナンバーです。 ミディアム・テンポのいかにも歌物らしい小唄小唄した仕上がりなんですが、こういうのを聴くと、見た目はめっちゃ怖そうなオッサンなんだけど、根はシャイな綺麗なジャイアン。 そんな感じのキャラなんだろうなという気がしますな。 何か、歌声というか、酔っ払いの声というか、そんなのが聞こえてきたりするんですが、何ともご機嫌で、何より。

 と、ここでちょっと気分を変えて、ニコワン試写状況 (その2) をお届けしたいと思うんですが、どうせ今日も後半はあまり書くことがないと踏んで、温存しておきました。 今回の工事現場は2ヶ所あって、そのうちのひとつは 中池公園 の中だったりするんですが、関市にこんなところがあったんですな。ちっとも知りませんでした。池そのものは何だか干上がっていて、干し物系が好きではない僕としては、ぜんぜんイケてない池だと言わずにはいられませんが、そんな状況であるにも関わらず、白い鳥が棲息していたりするんですよね。 僕は鳥にはまったくもって疎いので、この白い鳥が何という鳥なのかよく分からなかったりするんですが、申請手続きに疎い電気屋さんの部下のオッサンが 「ありゃ白鳥やろ?アヒルとはちゃうやろ?」 と言ってたので、あるいはそうなのかも知れません。 いずれにしろ、鳥というのは望遠系の実力を試すには絶好の被写体なので、早速、鳥撮りにチャレンジしてみることにしました。 と言っても、いつも岸のすぐ近くに2羽の白い鳥がウロウロしているので、難易度的には極めて低レベルだったりするんですけど。


< 中池の白い鳥 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 こうしてみるとやっぱり白鳥なんすかね、コイツら。 今まで白鳥というのをあまりアップで見たことが無かったんですが、鼻の上にコブのようなものがあって、意外と不細工な鳥なんですなー。 何だかダチョウっぽい顔だったりしますよね。 調べてみたらどうやらコイツらは “コブハクチョウ” という種類みたいなんですが、所詮、関の中池ごときに棲息しているのは、そういうバッタ系だったりするんですな。何だかちょっと安心しました。 今まで白鳥に対して持っていた “深窓の令嬢” っぽいイメージが崩れちゃうところでしたが、こぶ平なら仕方がありません。 で、コイツらは中池の汚い水に首を突っ込んでばかりいるので、写真もそんなシーンが多くなってしまうんですが、水滴が垂れる瞬間とか、けっこう撮れちゃうものなんですなー。 何だか口からヨダレを垂らしているみたいで、決してお上品とは言い難いんすが、カメラの実力の程はしっかり感じ取ることが出来たので、なかなか有意義な試写会ではありました。 次回は是非、コブ付きでない可愛い白鳥を撮ってみたいものでありますが、とまあそんなことで、4曲目です。 「リフタイド」 。 コールマン・ホーキンスのオリジナルのようで、マンホール工事のBGMにぴったりではないかという気がするんですが、アップ・テンポのビ・バップ風のナンバーで、これなら仕事も捗りそうな気がしますな。 ほら、しっかり働けよ、職人の諸君! 監督は鳥撮りに忙しくて、それどころじゃないんですけど。 で、演奏のほうはというと、ホルムズくんの弾きっぷりが相変わらず愛川欽也で、とってもキンキンしていて、圧巻です。 ギターの何とかという人も頑張ってます。 で、終盤はタイコも絡んで3人で暴れまくって盛り上がって、もって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。  「ジス・ヒア」 。 ティモンズの曲、好きっすねー。 で、次。  「ニカズ・ドリーム」 。 今度はホレス・シルバーっすか。選曲のセンス、悪くないっすなー。せんとくん扇子 と同じくらいセンスがいいと思います。 ということで、ラスト。  「ナイト・トレイン」 。 これも悪くないっすね。少なくとも、 「内藤霊園」 よりは生き生きしていると思います。 で、演奏のほうはというと、グルーヴ感が半端では無いホルムズといった感じで、イランのアフマディネジャド大統領も思わずホルムズ海峡を封鎖したくなっちゃうこと、請け合い。 とまあそんなことで、今日は以上です。

【総合評価】

 いやあ、思った以上に熱い仕上がりでありましたな。 曲解説は手抜きの極みになっちゃいましたが、 「リフタイド」 は半端なく盛り上がっておりました。 「ニカの夢」 も、めっちゃいい感じ。 で、こうなってくると 『リヴィング・ソウル』 のほうも聴きたくなっちゃいますよね。 「イパネマの娘」「虹の彼方に」 といった選曲も、実に気になる商品でありますなぁ。物欲との格闘。 おっ、中古品の最安値が1,200円て、お手頃価格やーん♪ 迷わず購入。ポチっ。イヤッッホォォォオオォオウ!


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