【アルバム名】
PERCEPTION (ARGO)
【リーダー名】
ART FARMER (1961/10/25,26,27) 
【パーソネル】
ART FARMER (flh) HAROLD MABERN (p) TOMMY WILLIAMS (b) ROY McCUDY (ds)
【収 録 曲】
PUNSU / THE DAY AFTER / LULLABY OF THE LEAVES / KAYIN' / TONK / BLUE ROOM /
CHANGE PARTNERS / NOBODY'S HEART /
【内   容】
 いやあ、更新が遅くなりました。んもぉ、待ちくたびれてすっかり乾いちゃった わよぉ!などと嫌味のひとつも言われかねない状況ですが、というのは昆布青年の俳句 投票メールにあったフレーズですが、あ、『横濱黄昏禍苦輝(かくてる)俳句・投票結 果(その2)』のUPも、あとしばらくお待ちくださいね。なんせ今週は日曜日から水 曜日までが長野のゴミ処理場で、そのあと木、金とダイヤビルというところでお仕事が ございまして、めずらしく多忙な日々を送っております。ちゃちゃっちゃ、ちゃららち ゃっちゃちゃ、あ〜ん、あ〜ん♪って、それは「タブー」。イクラちゃん?それは「バ ブー」。ということで本日は“さばぴょん、シシカバブーを食べる”というテーマでお 届けしたいと思うんですが、ゴメンな、つまんないネタで。
 
 えーと、日曜日はですね、テレビでオリンピックの“ぎゃる・まらそん”を見て たらですね、“ぎゃる”なのに“マラそん”というのはおかしいのではないか?という 疑問が沸き上がってきたんですけどね、あ、でも“マラ損”だからイイのかぁ。と、ひ とりで納得しているうちに高橋尚子が金メダルをとってしまい、“ぎゃる”なのに“き ん”というのはおかしいのではないか?という新たな疑問が沸き上がってきたんですけ どね、あ、でも“たま”じゃなくて“きん”だからイイのかぁ。と、ひとりで納得して しまいました。そんなこんなで、しのぶちゃんと桑名駅前で11時に待ち合わせて、さ 、長野へと出発です。えーと、今回の“長野ゴミ処理場ツアー 〜 ダイオキシンの薫り をあなたと”の参加メンバーはですね、
 
  ゆうじくん  よしはるくん  きくよしくん  しのぶちゃん  ちあきち ゃん
 
の計5名でありまして、このように書くと「ペヤングが2組で、1人あまっちゃう から、とりあえず3Pシステムだねっ♪」という構成のように思われますが、残念なが らしのぶちゃん、ちあきちゃんとも“ぎゃる”ではありませんで、要するに“ホモ乱交 ツアー”にしかなりようのないメンバー構成なんですけどね。で、しのぶちゃんという のは塩サバ物産(仮名)の新入社員でありまして、残る3人は美恵発情期(仮名)とい う三重県にある発動機のメンテ会社の社員であるので、二手に別れて現地入りすること になったんですけどね。で、その日は“とりあえず夜までにホテルに到着すればいい日 ”だったので、ま、昼過ぎに出れば余裕かな。という感じだったんですが、そこはほれ 、今回は新入社員のしのぶちゃんが一緒なわけです。「後輩には優しく」がモットーで ある僕としてはですね、後背位でもっとぉ♪って、そんなことはどうでもよくって、コ ンセプトは“3チョー&1ピョーからの解放”、これを目指そうと思ったわけでありま して。僕たちは常日頃、名古屋の丸の内という官庁(カンチョー)街にあるオフィスで 緊張(キンチョー)に溢れた激務をこなしているか、あるいは隣でエンジンが回ってい て、やかましくて難聴(ナンチョー)になりそうな環境の中、スーパーで買ってきた干 瓢(カンピョー)巻きをカジったりしているわけですが、後輩のしのぶちゃんにも出張 のときぐらいは“3チョー&1ピョー”から解放された、のんびりとした悠久の時を過 ごしてもらおうではないかと、そう思ったわけでありまして。ま、はやい話が、どうせ 交通費も宿泊費も会社持ちなんだから、出張ついでに遊んでこようではないかと、そう いうわけなんですけどね。“遊び”といっても「覗き部屋」を覗いてみたり、「横浜い ってミルク」に行ってみたり、夏の夜の破廉恥風呂を楽しんでみたりというようなもの ではなくて、僕の場合は次の3パターンに限られているんですけどね。
 
(1)海を見る。
(2)山を見る。
(3)温泉につかる。
 
健全そのものなのでありまして。冬になるとこれに
 
(4)スキーをする。
 
というのが追加されるわけですが、今回のゴミ処理場は菅平の近くだったので、9 月というのはちょっと残念だったんですけどね。
で今回、上田へ行くにあたって“寄り道ルート”として次の2つのパターンを考え ておりました。
 
(1)中央道を諏訪ICで降り、白樺湖を愛でつつビーナスラインを走り、美ヶ原 で鐘をうち鳴らし、コスモス街道を走って佐久に抜けて、上田に戻る。
 
うん、いかにも“ぎゃるウケ”しそうな素晴らしい企画でありますなぁ。ひなのち ゃんも「“自慰茄子らいん”って、とっても興味があるのぉ♪」と言っておりましたし 、狩人ファンとしては“から松林”と“日よけの下りた白いレストラン”と“なぜか目 を伏せて歩く人”の3点セットは見逃せませんよね。で、もうひとつのパターンという のは
 
(2)高山経由で“新穂高の湯”に浸かり、乗鞍スカイラインを通って松本に抜け 、上田に至る。
 
高山と“新穂高の湯”って、先々週に行ったばっかりやん!という気もしますが、 今ひとつ天気が悪くって残念だったのと、なんといっても“しい子ちゃん&てき子ちゃ ん”の水着の上の巻きバスタオル姿が今もまだ瞼の裏に鮮烈に残っておりまして。で、 しばし悩んだ結果、さしもの狩人も混浴露天風呂の魅力には勝てず、ていうか、勝負す る前から25対0のコールド負けという感じで、再び“新穂高の湯”に行ってきたんで すけどね。今度はちゃんと腰に巻ける大きさのスポーツタオルも用意したし、川に降り るのも慎重に慎重を期したので、再び“すべり岩”でコケて恥をかく事態だけは避けら れました。で、問題の“ぎゃる情況”でありますが、おお、ぺやんぐの片割れのぎゃる (けっこうカワイイ)が1名♪バスタオルをきっちり巻いていて、その下に水着を着用 しているかどうかは不明なんですが、肩紐が見えていないので“混浴ムード”はかなり 高めでございます。うーん、狩人ヤメて大正解でしたなぁ。で、新入社員のしのぶちゃ んも露天風呂にはそれなりに満足してたようなんですが、問題はそのあとです。近くの Aコープに痔ビール、ぢゃなくて地ビールの“飛騨高山ビール”というのを売っていた のを思い出し、お土産に買うついでにビール好きのしのぶちゃんに1本奢ってあげたん ですけどね。僕はクルマの運転があるからグッと我慢して、しのぶちゃんには先輩らし く「飲んでってもエエで。」てなことを申し述べたわけでありますが、横でゴクゴクと 喉を鳴らして飲んでいるのを横目に「どう?うまい?」と聞くと、彼は一言、
「ヘンな味っす。アサヒのほうがうまいっす。」
 
  結論:最近の若いモンは、つまらん。
 
 @ ということでアート・ファーマーなんですが、僕の好きなタイプとして
 
(1)純情派
(2)あ〜ん、カボチャが焦げちゃったぁ。。。
 
のほかに
 
(3)あ〜ん、この地ビール、おいしいのぉ♪
 
というのを付け加えたいと思います。あ、シシカバブーが出てきませんでしたが、 また次回にでも。で、アート・ファーマーなんですが、アーゴ盤の『パーセプション』 というのを選んでみたんですけどね。ファーマーのアーゴ盤と言えば『アート』という のが引っ越しセンター的に有名なんですが、本作はそれに続く作品でありまして、同じ ワン・ホーン編成ながら全曲でフリューゲルホーンを吹いているのが特徴となっており ます。“ブラウニー直系のハードバッパー”から“フリューゲルで渋くバラードを吹く 趣味のよいおじさん”への転換点と言える作品でありまして、『スウェーデンに愛を込 めて』あたりのファーマーが好きな人なら確実に楽しめるのではなかろうかと。メンバ ー的には『アート』のピアノがトミ・フラだったのに対し、こちらはハロルド・メイバ ーンとなっております。ジュニアがついてないところを見ると、もしかしてオトーサン のほうなのかも知れませんが、よくはわかりません。で、ベースは2作ともトミー・ウ ィリアムスというトニー・ウィリアムスの“ぱちもん”みたいな人が担当していて、ド ラムスは前者がアルバート・ヒースで、後者がロイ・マッカーディという人であります 。サイドが全体的に地味なのが地名度の点で『アート』に負けてる所以ではないかと思 われますが、地味だからと言って馬鹿にしてはいけませんぜ、大西順子。いや、ピアニ ストじゃなくて“ぎゃる水泳400メートルメドレー”のバタフライの選手。バサロ鈴 木にも「ちょっと地味ですけど」とか言われておりましたが、銅メダルは彼女の貢献度 が大だったと思います。
で、1曲目の「パンスー」はファーマーのオリジナルなんですが、どういう意味な んでしょうね?ぱんつがぶかぶかで、すーすーするのぉ。。。の略?いや、蒸れなさそ うでイイんですが、海綿体収納機能としては今ひとつではないかと。…と思いつつCD のプレイボタンを押すと、ハロルド・メイバーンの綺麗なタッチのイントロに続いて、 歌モノっぽい、いかにもファーマーらしいメロディが聞こえてまいりました。テンポは ミディアムで、フリューゲルの中音域を活かしたプレイが美しいですね。…と、ありき たりなことを書いておいて、ま、何と言うか“モデラートの美学”とでも申しましょう かね?センスのいい扇子というか、あ、さみを様、ジョージ・オフでは扇子のお土産、 どうもありがとうございました。とか書いてるうちにピアノのソロが始まってますがハ ロルド・メイバーン、悪くないっす。ケニー・ドリューをさらっとさせた感じとでも申 しましょうか、わりと癖のないタッチですけどね。続いてトミー・ウィリアムスのベー ス・ソロがあって、テーマがあって、エンディング。以上、アルバムの冒頭を飾るにふ さわしいリラッキシしたナンバーでした。
 
 2曲目の「ザ・デイ・アフター」はトム・マッキントッシュの曲です。このマッ キントッシュという人はトロンボーン奏者兼アレンジャーとして知られ、「ウィズ・マ リス・タワーズ・ノン」とか「キットカット」とかを作った人ではないかと思われます が、炎天下で食べると手がべたべたになるんですよね、マッキントッシュのキットカッ ト。で、「ザ・デイ・アフター」はスウェーデン民謡として『スウェーデンに愛を込め て』に収録されていても何の違和感もないような綺麗なメロディーのバラードでありま して、“必要最低限の音で最高の効果を出す”という、マイルスの方法論と発想は同じ ながら、よりウォームなファーマーの独特の世界が展開されます。…と、もっともらし いことを書いておいて、3曲目の「木の葉の子守歌」。ベースとのデュオで演奏される テーマ部の処理が秀逸ですなあ。サビの部分でタイコが入るんですが、再びベースとフ リューゲルのデュオに戻り、そして今度はリズムをバックにしたベースのピチカート・ ソロであります。ベース・ソロの後半にはフリューゲルが絡んできて、そしてそのまま ファーマーのソロへと移行していくわけですが、このへんのアレンジは見事の一言でご ざいます。…と、ここまで書いたところで猛烈な睡魔に襲われて1時間近く眠りに落ち てしまいました。さすがは子守歌ですなぁ。と、小森ウタ(83歳)もびっくりといっ たところでございますが、いや演奏自体はどちらかというとスインギーなんですけどね 。ミニスカートの女王?って、それはツィッギーですね。はい4曲目。「鶏淫」はファ ーマーのオリジナルで、メロディアスでスインギーなナンバーです。明るい茶の間の笑 い声のミニスカートの女王?って、それはビオジアスなツィッギーですね。はい5曲目 。「豚苦」はレイ・ブライアントのオリジナルで、親しみやすいメロディのナンバーで す。絞殺するのが簡単なナンバーワン?って、それは首絞めやすいコメディですな。は い6曲目。今日は眠いのでどんどん先に進みます。「ブルー・ルーム」はロジャースと ハートの曲みたいです。しみじみとしたバラードで、ベースと腐溜下痢のデュオで始ま る導入部はとっても地味です。眠さが倍増しますなぁ。。。
 
 7曲目、「チェンジ・パートナーズ」。ラリー・コールマンとジョス・ダリオン という人の作品みたいですが、スインギーなナンバーなのでちょっぴり目が覚めますな あ。完全なる覚醒には覚醒剤が有効なんですが、あれは“力の前借り”みたいなものな ので、後でどっと商工ローン並みの“力の返済”を求められるんですよねー。眠いとき にはやっぱりラリハイでラリラリだねっ♪というのが健康的な生活ではないかと思われ ますが、はいラスト。「ノーバディズ・ハート」はロジャースとハートの曲みたいです 。ベースの弓弾きとピアノのイントロで始まり、腐溜下痢の無伴奏ソロになって、そし てすーっとリズムが入ってくるんですが、その瞬間が背筋ゾクゾク的によろしいですな ぁ。そしていかにもファーマーらしいバラード・プレイが堪能できます。以上です。


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