- 【アルバム名】
- I TALK WITH THE SPIRITS (LIMELIGHT)
- 【リーダー名】
- ROLAND KIRK (1964/9)
- 【パーソネル】
- ROLAND KIRK (fl,a-fl,african wood fl) BOBBY MOSES (vib) HORACE PARLAN (p)
- WALTER PERKINS (b) MICHEAL FLEMING (b) CRYSTAL JOY ALBERET (vo)
- 【収 録 曲】
- SERENADE TO CUCKOO / WE'LL BE TOGETHER AGAIN ~ PEOPLE /
- A QUOTE FROM CLIFFORD BROWN / TREES / FUGUE'S AND ALLUDIN' /
- THE BUSINESS AIN'T NOTHIN' BUT THE BLUES / I TALK WITH THE SPIRITS /
- RUINED CASTLES / SJANGO / MY SHIP
- 【内 容】
- やほー♪今、あたしは安曇野にいるのー。ヨシリンと一緒なんだよー。さっきね
、わさびソフトクリームを食べながら、仲良く“わさび田”を歩いたのー。これからね
、安曇野スイス村によって、お土産を買うんだよー☆
-
- ということで、昨日は長野に行っておりました。いや、9月に坂城町(さかきま
ち)というところにあるゴミ処理場でエンジンのちょっとした整備があるんですが、そ
の現地調査と打ち合わせと夏の行楽とレジャーとドライブを兼ねて、ちょっと行ってき
たんですけどね。だって、会社にいても暇だしぃ。かくいう今日も朝、会社に行ってみ
るとウチの課の人間が誰もおらず、隣の席のOLさんと2人っきりだったので、ついム
ラムラとしてオフィスLOV・・・いやいや、2人っきりと言っても他の課の人間はち
ゃんといたんですが、どうにもこうにも気詰まりだし、電話はいっぱいかかってくるし
、雑用は押し付けられるし・・・。そこで「某スーパーの発電機の運転情況を視察する
。」という名目で、現場へ飛び出してきたわけなんですけどね。で、やって来たところ
、某スーパーの発電機の運転情況は極めて順調でありまして、視察は約5分で無事に終
了したわけでありますが、これから外気温が高くなるとどうなるのかわからないので、
夕方まで30分に1回の“定期検診”を実施しなければなりません。そののち、現場か
ら車で約5分のおうちに直退する予定なんですが、それはそうと坂城町というのがどこ
にあるのかを説明しておきましょう。東京からでも名古屋からでもどちらからでもいい
んですが、とりあえず中央道に乗って長野方面を目指してください。東京と名古屋のほ
ぼ中間地点、どちらからでも約200キロちょっとの地点に岡谷JCTというのがあり
ます。JCT(ジャンクション)というのは道路の接合点のことなんですが、どうして
も覚えられない人は
-
- ・道路の接合点じゃん くそー
-
- と覚えてくださいね。何が「くそー」なのか、この俳句から彼のココロを推し量る
ことは容易ではありませんが、とにかく岡谷JCTというのは中央道と長野道の接合点
なので、そこから長野のほうに向かって走ってくださいね。地図で言うと“上のほう”
です。長野道をしばらく走ると松本恥頭男、尊師名・浅はかショーコーくんがサリンを
撒かせた松本があり、更に北上すると安曇野の玄関口・豊科なんですが、とりあえず更
に北上を続けてください。麻績(おみ)という難読地名のインターがあって、“婆さん
の心の故郷”姥捨山のPAがあって、その先が更埴です。更科の“さら”に埴輪の“は
に”という字ですが、“さらはに”ではなく、そのまま素直に“こうしょく”と読んで
ください。キャッチフレーズは“すけべの故郷・好色”ではなく、“あんずの故郷・更
埴”ですな。この更埴というところに更埴JCTというのがあって、真っすぐ行っても
、分岐して右手のほうに行っても上信越自動車道なんですが、真っすぐ行くのが北陸道
方面、分岐して右のほうへ行くのが関越道ということになります。そこを「上田・佐久
・軽井沢・関越道」方面へ行きましょう。で、千曲川さかきPAを過ぎてすぐのところ
にあるのが坂城ICでございます。埴科郡という郡でありまして、埴輪の“はに”に更
科の“さら”という字なんですが、“しょくかぐん”と読むのではなく、今度はそのま
ま“はにしなぐん”と読んでくださいね。なんだか「おーい!はに丸」が登場しそうな
ラブリーなネーミングなんですが、問題のゴミ処理施設はインターから車で2分くらい
のところにありました。インターを降りて町並みでも散策すれば、ほぉ、埴科郡坂城町
というのはこういう町であったかぁ。と、しみじみ旅愁にひたることも出来るのでしょ
うが、こうインターから近すぎては旅情もへったくれもありませんな。
- 地元の人には申し訳ないんですが、坂城町というところは“ゴミくさいところ”と
いう印象しか残りませんでした。
-
- さて、現地視察です。査察団のメンバーなんですが、団長は大阪のオケタニ氏で
あります。通称、オケぴょん♪(←勝手に命名。)名古屋からでも大変なのに、大阪か
ら一人で車でやってきた努力と根性のオッサンです。団員は下請け業者・塩サバ物産(
仮名)の社員さばぴょん(32歳)と、孫請け業者・三○発動機の社員ヨシハル君(3
7歳くらい?)、通称ヨシリン(←やっぱり勝手に命名。)この、○重発情期(仮名)
の通称ヨシリンがですね、来る途中、クルマの助手席でボソっと言ったんですよね。「
わざび農場で生わさびが買いたい♪わざびソフトクリームだって食べたい♪」私は内心
、しめた!と思いましたね。私は会社の出張で遠くまで来たときは、できるだけ寄り道
をしてモトをとりたい!と思うタチなんですが、今回はヨシリンと1台の車で行くから
無理かなぁ。。。と思っていたところ、思わぬ「大王わざび農場デート♪」のお誘い。
もぉ、心ウキウキ、気分はルンルン♪で、実はもうひとつプランがありまして、現場の
近くに戸倉・上山田温泉というところがあるので、9月にはヨシリンと3夜くらい共に
過ごすことになる温泉旅館の調査でもしようかと思っていたんですが、視察完了後にオ
ケぴょん団長から「姥捨山PAでの打ち合わせ」の指示があったので、わざわざハニシ
ナくんだりまで来ながら、インターの周囲1キロくらいの範囲しか散策できなかったの
でありました。
-
- んなことで、帰りに大王わざび農場と安曇野スイス村に寄ってきたんですけどね
。2人でわざびソフトクリーム(←わさびの味、まったくせず。。。)を食べながら農
場内を散策していると、ヨシリンがふと言いました。
- 「こういうところは彼女といっしょに来んと。。。」
-
- ということで、懸案となっておりました塩サバ通信・安曇野オフの参加メンバー
、鋭意募集中でぇーす。彼女は無理でも、コビーと・・・。うふ♪
-
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-
- 開催時期:8月のみんなが暇なとき
-
- (1日目)
-
- 12:00に安曇野スイス村「上高地ラーメン」店舗前集合
-
- 1.スイス村でランチバイキング
- 2.スイス村ワイナリー見学、ワイン試飲
- 3.大王わざび農場見学
- 4.道祖神めぐり
- 5.“MINGOS”を訪問し、私を山奥の温泉に連れてって♪と頼む。
- 6.“MINGOS”で夕食、歓談、ザコ寝
-
- (2日目)
-
- 1.半日フリープラン
- 2.スイス村でランチバイキング
- 3.解散
-
- 最小開催人数は、さばぴょんを含めて3名です。養老飼育!
-
- @ さて、ピアノ編はとりえあず前回で終了ということにして、今日からしばら
く「この前、東京で買ってきたCDシリーズ」をお届けしたいと思います。ま、前回の
ロジャー・ケラウェイもその一環だったんですが、昨日、安曇野で生わさびを買ってき
たら、今日の晩飯は予想どおり刺身でありました。鮫皮でおろして食べました。山の幸
であるワサビと、水産系である鮫皮との取り合わせが絶妙でありますが、おもったほど
辛くなくって、何やら青臭いような風味がありました。以前、冬に食べたときに比べて
味が今ひとつだったような気がするんですが、それはそうとローランド・カーク。ライ
ムライト盤の『アイ・トーク・ウィズ・ザ・スピリッツ』というアルバムです。ボール
紙製の、ちょっと変わった2つ折りタイプのCDケースに牽かれて買ってみたんですが
、ケースの後ろのところには英語でこんな解説が書いてありました。
- 「あたし思うんですけど、ローランドって、どっちかっていうとヘビーなフルー
ト・サウンドを聴かせますよね?他の演奏者達はもっと繊細でソフトな感じなんだけど
ぉ。」と、エディス・カークは言います。そして彼女は夫に、他の“繊細な”プレイヤ
ーがやっているような、全曲フルートだけのアルバムを作ったらどうかしら?と提案し
たのでありました。
-
- ま、細かいニュアンスは間違っているかもしれませんが、概ねこんな感じではな
いかと。カークには「泣かないで、美しきエディス」というタイトルの美しいバラード
があるんですが、エディスというのは奥さんの名前だったんですね。
- で、全曲フルートで通したこのアルバムはエディスのサジェスションどおり、カー
クの“叙情的”な面にスポットを当てた、ちょっぴり異色の作品と呼べるでしょう。カ
ークの“大道芸的”なおふざけ路線を快く思っていないスクウェアなファンにも楽しめ
るんじゃないかと思うんですけどね。ただ、後期“ラサーン”路線の愛好者には、ちょ
っぴり物足りないのも事実。ま、とりあえず1曲目から聴いてみましょうね。
-
- 「セレナーデ・トゥ・カッコー」は後年、たびたびライブで取り上げられたカー
クの代表的なオリジナル。綺麗なメロディと“カッコー、カッコー♪”というカッコー
の鳴き声を模したフルートが楽しいナンバーであります。このアルバムでは“cuckoo cl
ock”まで用いているようであります。イントロの“カッコー、カッコー♪”がそうで
すかね?で、テーマ部分で聴かれるのは“アフリカの木製フルート”という楽器みたい
です。普通のフルートに比べ、牧歌的なムードがありますな。アドリブに入ってからは
普通のフルートですな。後年のライブ・バージョンに比べるといかにも「おとなし過ぎ
て、物足りないのぉ。。。」という感じですが、ホレ・パーの趣味のよいピアノ・ソロ
と相俟って、なるほどこれがカークの“叙情路線”だじょー。とハタ坊も言っておりま
したが、羽田さんはこの夏も半袖の“省エネ・スーツ”愛用なんでしょうか?噂では“
長袖でも涼しいネオ省エネ・スーツ”に衣替えしたらしいですけどね。で、テーマの最
後にオバサンの“ぱぱらぱっぱっやー♪”という声が聴けますが、これがクリスタル・
ジョイ・アルバートという人なんでしょうか?
-
- 2曲目は「ウィル・ビー・トゥゲザー・アゲイン」と「ピープル」のメドレーで
す。カークはアルト・フルートを吹いている模様です。普通のフルートよりも奥ゆかし
い貞操な音色がしますな。フルートを“きゃぴきゃぴ・ぎゃる♪”に例えると、アルト
・フルートは30前後の落ち着いた人妻の趣がございます。カークは美しいメロディを
“唸り声&ボーカル”を交えながらリリカルに料理しております。そして演奏はジュー
ル・スタイン作曲の「ピープル」へ。囁くようなボーカルが印象的ですな。あたし、ヨ
シリンにこんなふうに耳元で囁かれたら、もぉ、どおにかなつてしまいさう。。。はい
3曲目。ここからしばらくカークのオリジナルが続きます。「クリフォード・ブラウン
の引用」はクリフォード・ブラウンのプレイを引用したものなんでしょうか?楽器が違
うのでブラ海胆的なムードは全然ありませんが、ま、カーク本人が「クリフォード・ブ
ラウンである。」と思っているのなら、他人がとやかく言う筋合いではありません。演
奏自体はアップ・テンポのスインギーなものでありまして、このアルバムが“叙情派一
辺倒”ではないことが解ります。あ、後半、何やら輪ゴムを弾いたような音色で「バイ
・バイ・ブラックバード」のメロディを弾いたりしておりますな。4曲目、「ツリーズ
」。イントロこそ“むっちゃ意味不明風”で、この先が思いやられるのぉ。。。といっ
た感じなんですが、いざテーマが始まると綺麗な、メロディですな。ちょっぴり変則的
なミディアム・テンポのリズムに乗せて、伸びやかなカークのフルートが堪能できます
。アドリブに入るとかなりスインギーな感じになりますな。
-
- 5曲目の「フーガズ・アンド・アラジン」はフルートとヴァイブのデュオで、と
っても叙情的だねっ♪と思って聴いていると、いきなり話し声と大笑いする声が聞こえ
て、おしまい。わずか41秒の作品でした。6曲目の「ザ・ビジネス・エイント・ナッ
シン・バット・ザ・ブルース」はブルースですね。パーランの弾くピアノのイントロが
とってもブルージー。ストップ・タイムを用いたテーマ部は、カークのダークなトーン
のフルートと相俟って、アーシー・ムード全開バリバリであります。息継ぎなしてロン
グローンを吹き続ける“ノン・ブレス奏法”など、カークの多様な芸が満喫できます。
-
- 7曲目のタイトル曲「アイ・トーク・ウィズ・ザ・スピリッツ」は、フルートと
ヴァイブとよくわからん楽器(←やや中国風の音色)が織りなす、鰻茄子的なミステリ
アスなムードの曲。
- パーランの弾くチェレスタがとってもノスタルジックな8曲目の「ルーンド・キャ
ッスル」は、とっても日本の童謡的な曲ですな。と思ったら「廃墟した城」って、まる
っきり「荒城の月」ぢゃんか。で、9曲目はおなじみの「ジャンゴ」であります。フル
ートで聴く「ジャンゴ」も、実にアジア医深し・・・って、何て無理のある変換なんで
しょう。実に味わい深し、でありますな。パーランはここでもチェレスタ弾いてますね
。濁ったトーンが餅鯵のカークなんですが、ここではとってもクリアな音色で吹いてお
りますね。で、“しみじみバラードの部”と“スインギーな部”の2部構成になってい
る曲だけに、御多分にもれず途中から急に陽気になりますね。ソロが盛り上がるに従っ
てトーンが次第にダークになっていくあたりが微笑ましい限り。パーランも実に“らし
い”ソロで楽しませてくれます。出だしの部分ではスローだった“しみじみバラードの
部”も再現部ではスインギーに演奏され、そして次第にテンポがスローにんっていくエ
ンディングがよろしいです。
-
- はい、ラスト。「マイ・シップ」はミュージカル『レディ・イン・ザ・ダーク』
からのナンバーですね。癖のないフルート吹奏が最後を飾るにふさわしいリラックスし
たムードを醸しております。以上、地味ながら味わい深い、カークの隠れた佳作といっ
たところでしょうか。んなことで、では横濱でお会いしましょう♪
-
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