【アルバム名】
ELVIN! (RIVERSIDE)
【リーダー名】
ELVIN JONES (1961/7/11,12/27,1962/1/3)
【パーソネル】
THAD JONES (cor) FRANK FOSTER (ts) FRANK WESS (fl) HANK JONES (p)
ART DAVIS (b) ELVIN JONES (ds)
【収 録 曲】
LADY LUCK / BUZZ-AT / SHADOWLAND / PRETTY BROWN / RAY-EL / FOUR AND SIX /
YOU ARE TOO BEAUTIFUL
【内   容】
 あまりにも書くことがなく、風邪をひいたことにして更新をサボっちゃおうカナ ?などと考えていると、いや、先週はホントに風邪ひいてたんですけどね。下を向いて いると、なんとなく栗栖たる名、あ、なんという変換。下を向いていると、なんとなく クリスタルな鼻水が重力による滴下を余儀なくされ、それほどの低粘度でありながらも きちんと鼻詰まりを生じるところが鼻水の底知れぬパワーなんですが、とにかくまあそ ういう状態でありまして。鼻詰まりくらい何よっ!私なんか、糞詰まりよっ!と、富津 真理さん(千葉県富津市出身・23歳OL)あたりからお叱りを受けそうですが、透明 な鼻水による鼻詰まりというのは、あれでなかなか苦しいものでございますな。よく、 “拷問ぷれい”の一環として鼻の穴に水を流し込むというお遊戯がありますが、アレに 似て“ある一線を越えちゃうと快感になっちゃいそう♪”的な肉体的苦痛を伴うもので ございます。そんなわけで「黄色いどろどろの鼻水を称える一文」という、実にしょう もない企画で急場を凌いだわけなんですが、「どろどろって、よくないカモ?」という ことを考えさせられる出来事がございました。ことの顛末はこうです。
 夏の寝苦しい夜、暑苦しさのあまり思わず布団から飛び出してしまう若妻の太モ モのようにって、なぜこのクソ暑いのに布団なんかかぶって寝ているのだ、この若妻? って感じなんですが、これにはちゃんとした理由(わけ)がございまして。何を隠そう この若妻の夫というのが、これまた熱心な“布団から飛び出した太股フェチ”でありま して。で、布団から飛び出した太股を見たいがために、若妻が寝静まるのを待ち、押し 入れの奥から冬用の掛け布団を取り出してくると、そっと若妻の上からかけたと、まあ 、そういうわけでございます。で、暑苦しくなった若妻が「う〜ん…」と唸ってガバっ と脚を出す様を鑑賞して、独り悦に入っているというわけですな。ま、わざわざ布団圧 縮袋で綺麗に3分の1に圧縮されていた冬用掛け布団をわざわざ持ち出してきた努力と 熱意は買いますが、それにしてもマニアな夫を持つと、なにかと気苦労が絶えませんね 、若妻・和加子(43歳)。って、どこが若妻やねん!って感じなんですが、何を隠そ う、この“布団から飛び出した太股フェチ”の夫・泰造は今年で御歳もって61歳。彼 からしてみれば、18歳年下の和加子は必要十分に“若妻”の範疇に属していると言え るのでありました。ま、本人がそう思っているわけだから他人がとやかく言う筋合いは ないんですが、それにしても、もう還暦を越えてるんだから、いい加減そういう大人気 ない行為はやめて欲しいものですな、泰造(62歳)。いつのまにか1歳増えてるしぃ 。
 ということで、ある日、私がまだ雪の残る一宮から名古屋に向けて車を走らせて いると、携帯電話が鳴りまして。聞けば「夏の寝苦しい夜、暑苦しさのあまり思わず布 団から飛び出してしまう若妻の太モモのようによく足を出すことで知られる某M菱重工 製のエンジンを搭載した発電機が“重故障”で自動停止した。」とのこと。思わず「ま たかいっ!インキンは股痒ぃ♪」と思ってしまいましたが(←いつものことなので慣れ っこになっていて、ココロに余裕あり。)現場に急行しようと思ったら雪の影響が残っ ていてむちゃくちゃ混んでいて、やっとの思いで現場に到着したと思ったらエンジン側 はなんともなく、電気的なトラブルが発生しておりました。「ウチちゃうやん!」と元 請けの電気関係会社に連絡して事無きを得たわけなんですが、翌日、また携帯に電話が かかってまいりました。「ウチだけちゃうやん!エンジンもアカンやん!」ということ で、さっそく現場に急行すると(←雪の影響なくなった。)エンジンの燃料に使用して いるA重油が寒さのあまりどろどろになって(←蝋分が凝集する)、配管のゴミ取り網 にべっとりとへばりついて“脳梗塞状態”となっておりました。世の中、どろどろがイ イとは限らないんだねっ。
さらさらじゃなきゃ駄目ぇ♪ということもあるんだねっ。透明な低粘度の鼻水よ、 馬鹿にしてごみんね?そう心の中で詫びて、現場を後にしたのでありました。そんだけ 。
 @ はい、えるびんです。えるびんはこの「ぢぇい・ぢぃ」("jazz giant"の略 )ではよく前半部分のぜんぜん関係ないところの“ねた”がなくなると登場しますが、 正規にあるばむを紹介するのはこれが3回目ぢゃないカナ?今日はそんなえるびんの『 えるびん!』っていうあるばむを紹介するのぉ♪長崎のみんな、見てるぅ?ぼくは夜逃 げしたあともゲンキだよぉ♪ということで、エルビンにはめずらしいリバーサイド盤で すな。パーソネルを見ると、ハンク、サド、エルビンの“ジョーンズ3兄弟”が仲良く 顔を揃えてますね。あとはフォスター、ウエスの“W・フォスター”に、ベースがアー ト・デイビスですかぁ。ちなみにW・フォスターとサドのジョーンズは、スカトロ軽蔑 主義者の団体である『可ウンコ蔑視楽団』で同じカマの釜飯を食った仲でしたっけ?
  ・「ウンコ可」は 軽蔑しちゃうわ  可ウンコ蔑視
  > 差別はいけません。
で、このメンツからするとおそらく、アレンジ重視のカバヤのジューCといった演 奏が繰り広げられるのではなかろうか?と想像しつつ、では1曲目から聴いてみましょ う。
 カバっ気ぃ?いや、ここまで原稿を書き進めたところで、左斜め前に座っている おじさんの「そんなことしたら、ウチの場合“カバッキ”になっちゃう。」という趣旨 の発言がございまして。何なんでしょうね、カバッキ。“ホモっ気”の類語で「カバに 気がある」とかいう意味ぃ?とか思いながら話の続きを聞いてると、どうやら「過抜気 」のことらしいです。どーでもいい話でしたね。で、1曲目の「レディ・ラック」。あ 、
  ・赤ウンコ 蔑視しちゃ駄目! そりゃ血便
  > 要検査。
のほうがよかったですかね?さっきのカウント・ベイシー俳句。んなもん、どっち でもいいですね。レッドうんこ、かもーん!ということで、1曲目の「レディ・ラック 」。宿便に苦しむレディ、富津真理ちゃんにはピンクの小粒「コーラック」がオススメ なんですが、ネーミングの秀逸さでは「スルーラック」のほうが一枚上手ですな。で、 「レディ・ラック」。エルビンとフランク・ウエスの共作のようですが、今ひとつ印象 薄な曲ですな。ハンクの、玉を舌の上で転がすようなタッチと、キレのいいエルビンの ドラミングはさすがですけどね。ソロはフランク・ウエス、サド・ジョーンズ、フラン ク・フォスターの順で、いずれもそこそこの出来。アルバム冒頭を飾るにしてはいかに も地味でありますが「地味なだけが取柄」という感じのこのフロント陣では、こんなも んかもね?で、2曲目の「バズ・アット」はサドの曲。これまた、あんまり印象に残ら ん曲ですね。ソロ先発はフランク・フォスターで、これはまずまずの出来栄えです。結 構ハードにスイングしちょります。続いてサドとウエスの8小節交歓会が厳かに挙行さ れ、ちょっとサドが長めのソロをとったな?と思ったらまた8バースになって、で、今 度はウエスの長めのソロになります。続いてエルビンの短いソロを挟んで、ハンクとア ート・デイビスの8バース。このあたりのアレンジはちょっと変わってますな。続いて エルビンがドンドンドン、ドコドコドコドコとソロをとって、おしまい。ふーん。とい った感じの演奏でした。
 もしかしてこのアルバム、今ひとつなのでは?と心配になってきましたが、すで にジャケ絵は先行して書いちゃっているので、今さらやめるわけにはまいりません。3 曲目以降に期待しましょう。で、3曲目の「車道乱土」は皿貸せぇとかいう人の曲です な。あ〜ん、アート・デイビスのピチカートにハンクのピアノが静かに絡み、フランク ・ウエスのフルートを中心としたアンサンブルがとっても綺麗なメロディが奏でるのぉ ♪で、ウエスがフルートで美しいフレーズを吹いたあと、ハンクの玉転がしソロが。あ 〜ん、タマんない〜♪となったところで、後テーマになります。なにげない小品ながら 、知性とインテリジェンスを感じさせる1品でありました。一緒ですけどね、知性とイ ンテリジェンス。4曲目の「プリティ・ブラウン」はピアノ・トリオによる演奏です。 フィリー・ジョーに範を得たとされるエルビンのブラッシュ・ワークが光ります。
ハンクのお上品なピアノもよろしおますなぁ。ミディアム・ファーストで軽快にス イングする小品でございます。3曲目以降、ちょっぴり持ち直してきましたな。コルト レーン・カルテットのエルビンのような凄みはないものの、こういう“何気な”エルビ ンというのも、たまにはよろしかろう。5曲目の「ライ・エル」はサドの曲。8分を越 える長い演奏なので、さぞや立派な演奏が繰り広げられることでありましょう。期待で 胸はワクワク♪田んぼを耕すのはクワクワ♪あ、エルビンの軽快なドラミングに導かれ て始まったテーマは、ファンキー・ムードのなかなかの佳曲ですな。でかしたぞ、サド ぉ!で、ソロ先発はフランク・フォスターなんすが、かなりモーダルなプレイを披露し ておりますな。2番手のサドはミュートで地味に迫っております。地味ながらも歌心に 溢れております。続くフランク・ウエスのソロは、ミルト・ジャクソンの『オパス・デ ・おます』でのプレイを想起させます。次のハンクのソロも以下同文。んで、エルビン のソロがあって、後テーマがあって、おしまい。うん、わりとよかったんじゃないかな ?演奏時間の長さを感じさせないのはよい演奏の証拠。祥子、頑張ったね♪
 アート・デイビスの重厚なピチカートで始まる「フォ・アンド・シックス」はト リオによる演奏です。どっかで聴いたことある曲だと思ったらオリバー・ネルソンの曲 なんですね。『ブルースの真実』にでも入ってましたかね?面倒だから調べるのをやめ たいところですが、“情報満載の優良サイト”である塩サバ通信様としてはちょっぴり 気がひけるので、一応は調べてみました。『ブルースの真実』には入っとりません。ド ルフィー入りの『ストレート・アヘッド』というアルバムに入っておりました。モーダ ルなブルースといった感じのナンバーで、ハンクのピアノがちょっぴりマッコイ的な展 開をみせるところが面白いです。全体的にはアート・デイビスをフィーチャーした演奏 となっております。はい、ラスト。スタンダードの「君は美しすぎる」。あ〜ん、私の ことカナ?と、ひなのちゃんがのたまっておりましたが、ユー・アー・トゥ・シモニー タ。で、ハンクのピアノとウエスのフルートが、まさしく“TOO BEAUTIFUL”にテーマ を奏で、そこにサドのコルネットがやさしく絡んでまいります。サド君ってとっても暴 虐に見えるけど、ホントは優しい人だったんだぁ♪ということがよくわかる名バラード でございます。鞭打ちは愛の裏返し。ということで、今日はおしまい。あ〜ん、明日も まったくネタがないのぉ。。。ということで、あんまり期待しないでねっ♪


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