【アルバム名】
NEW GRASS (IMPULSE)
【リーダー名】
ALBERT AYLER (1968/9/5,6)
【パーソネル】
ALBERT AYLER (ts,vo) CALL COBBS (p,el-harpsichord,org)
BILL FOLWELL (el-b) PRETTY PURDIE (ds) BURT COLLINS (tp)
JOE NEWMAN (tp) SELDON POWELL (ts,fl) BUDDY LUCAS (bs)
GARNETT BROWN (tb) & The Soul Singers
【収 録 曲】
MESSAGE FROM ALBERT ~ NEW GRASS / NEW GENERATION / SUN WATCHER /
NEW GHOSTS / HEART LOVE / EVERYBODY'S MOVIN' / FREE AT LAST!
【内   容】
 君は「UFO」に詳しいかな?いやあ、僕ってば「UFO」にはあんまり詳しく ないんだぁ。「UFO」って言えばピンクレディなんだけど、それにしてもピンクレデ ィの「UFO」はひどいよねぇ。まず「地球のオトコに飽きた」っていうのがけしから んし、ピンクレディっていう名前自体もナンだよねぇ。日本語に訳したら「すけべ淑女 」だもんねぇ。そんなわけで僕ってば、ピンクレディ派じゃなくって、キャンディーズ 派なんだ。下着だってスキャンティなんだよっ♪という貴兄にぴったりの本がございま す。学研「ムー」10月号・創刊20周年記念第1弾別冊付録「UFO障子店」、障子 の張り替えなら任せてねっ♪って、そうぢゃなくってぇ。「UFO小事典 〜 これ一冊 でUFOがわかる!」これさえあれば、ソース焼きソバはやっぱりペヤングだねっ♪と いう「ペヤング党」も「UFO党」になっちゃうことうけあい。そういえば昔、「UF O党」という政党がありましたなぁ。私は選挙権を獲得してから今までに一度しか投票 に行ったことはないんですが、そのときに投票したのが参議員比例選挙の「UFO党」 でした。無駄な1票でした。ということで、ではこの小事典を順にながめてみることと 致しましょう。
 
 まず最初のコーナーは「墜落UFO事件ベスト15」ですね。果たして「墜落U FO事件」というのは「ベスト」と呼べるものなのだろうか?おじさんにはむしろ、「 チョッキ」と呼んだほうがピンとくるのではなかろうか?という意見もあるでしょうが 、とりあえずその「ベスト15」というのを見てみましょう。まず最初が「アズテック 事件」。これが1位なのか15位なのかは明記されておりませんが、一番最後に有名な 「ロズウェル事件」が載っているところをみると、おそらくはこっちが15位のほうな んでしょう。で、どういう事件かというと、1948年2月13日にアメリカ、ニュー メキシコ州アズテックの北東約20キロのハート渓谷に円盤が墜落。その円盤の直径は 約30メートルで、エイリアンの遺体が14体回収されたと。うん、所詮は15位だけ あって、たいした事件でもないですなぁ。で、生物学の権威だったデトリーブ・ウルフ ・ブロンク博士の解剖結果によれば、回収されたエイリアンには赤血球も消化器官もな く、高度の遺伝子工学技術で誕生したヒューマノイドではないかということらしいです 。アメリカでは50年も前からきちんとエイリアンを回収して再利用していたらしくっ て、さすがはリサイクル先進国ですなぁ。と感心させられます。日本だったら恐らく、 回収せずにそのまま東シナ海に沈めたりしたことでしょう。ちなみにヒューマノイドと いうのは星飛雄馬が掘ったとされる伝説の井戸「飛雄馬の井戸」のことではなく、人類 に類似した生物のことらしいです。空海じゃないから、そんなに井戸とか掘ったりしな いんだよね、飛雄馬。
 
 続いて第14位は「アルゼンチン空軍UFO撃墜事件」。アルゼンチンというの はアレですね。
 
  アルゼンチンの子供ぉ 子供ぉ 子供ぉ
  アルゼンチンの子供ぉ アルゼンチン子ぉ♪
 
という歌で世界的に有名になった国でございます。この歌には2番もあって、そっ ちのほうは
 
  オマーンの子供ぉ 子供ぉ 子供ぉ
  オマーンの子供ぉ オマーン子ぉ♪
 
という歌詞になっておりました。で、この「アルゼンチン空軍UFO撃墜事件」と いうのは1978年5月8日、近所の住民がアルゼンチンのビラ・メルセデスの上空を 飛行するUFO編隊を目撃。その頃、近く公園では帰宅途中のOLが陰具を露出する変 態を目撃。もぉ、暖かくなってくると変態とかUFOの編隊とかが出てきて、やぁねぇ 。という事件であります。露出狂の変態のほうは駆けつけた警察官に逮捕され、UFO の編隊のほうはアルゼンチン空軍に撃墜され、コトなきを得たようです。
ちなみに目撃したOLは「アルゼンチンの子供並みだったのぉ♪」と証言しており 、その変態は大いに傷ついたとされております。
 
 次。「ウバツーバUFO落下・爆破事件」。これはあれです。1957年9月、 ブラジルの海岸に出現した円盤形UFOが急落下、海面にぶつかる寸前に爆発、大破す るのを僕は確かに見たんだ!その海岸の名前がウバツーバだったんだ!と、ウーパール ーパーが主張したという事件です。でもウーパールーパーはアホやから信用でけへん。 というのが有識者の大方の見解となっております。だって、ウーパールーパーの別名は アホロートルって言うんだモン!
 
 @ さ、アルバート・アイラーですな。『ニュー・グラス』です。その昔、中華 的娘の港楊子が「新的硝子製容器」とかなんとか中国語に訳して、掲示板で「正しくは “新的草”ですな。」とツッコまれていたアルバムであります。ところでみんな、「懸 賞ざくざく」をクリクリしてるかな?塩サバ通信トップページのモブレイの下にあるバ ナーをクリックすると、うまくいけば5000円貰えるんだ。クリックした人は貰えな いんだ。僕が貰えるんだ。ちなみに9月14日00時現在で「塩サバ通信」は見事7位 にランクインしておりますなぁ。みんなのご協力のおかげなのぉ♪もっとも、この中間 発表は前日のクリック数だけをランクしているみたいで、トータルポイントでは全然な んっすけどねー。ということでアルバート・アイラー。またしてもエンジンの調子が悪 くって夜中の12時まで深夜労働してたのぉ♪ということで、ざーっとテキトーに飛ば して書いちゃいましょうね。アイラーといえば並み居るフリー系のジャズマンの中でも 、もっともラジカルなイメージがありますよねぇ。忘年会の時に酔っ払ってふらふらと 川へ散歩に行き、そのまま溺れて死んじゃったという劇的な最期も、日本人のココロに 激しくアピールするものがございます。死体が発見されたのが三島由紀夫が割腹自殺し たのと同じ日だしぃ。ちなみにミシマ君が割腹したときに介錯した「楯の会」(だっけ ?)の会長とやらは、わが海星高校の出身らしいっす。で、そのアイラーは『スピリチ ュアル・ユニティ』始め、フリー系変質的マニアがバイブルと崇める作品を数多く残し たわけなんですが、その作品群の中で最も物議を醸したのがこの『ニュー・グラス』で すな。電気楽器を大胆に取り入れただけでなく、「ザ・ソウル・シンガーズ」などとい うソウルなシンガーズまで参加して、まるっきりのR&Bを繰り広げているわけですん で、「フリー命!」の硬派アイラー・フェチにとっては「もってのほかの軟弱作品」と いうことになるでしょう。その分、一般庶民にとっては、わりとなじみやすいサウンド なんじゃないカナ?ということで、では1曲目から聴いてみましょう。
 
 「メッセージ・フロム・アルバート 〜 ニュー・グラス」。いきなり無伴奏のテ ナーの咆哮が始まり、ステレオの左のほうではエレキベース(?)がテキトーな音を出 しております。なんじゃこりゃ?初めてこの演奏を聴いたとき、私はそう思いました。 ちっともR&B的じゃなくて、モロにフリーだったので、買うアルバムを間違えたのか と思いましたがな。で、そのうちにアイラーの「メッセージ」が始まります。『マイ・ ネーム・イズ・アルバート・アイラー』の冒頭でも自己紹介しとりましたが、アイラー って「危ない兄ちゃん」というイメージと掛けはなれた「極めて真面目な好青年」風の 語りをするんですよね。げに、そのサウンドだけでは人間性など推し量れないものです 。という感慨にしばし耽っていると、始まりました「ニュー・ジェネレーション」。こ れはまるっきりのR&Bですな。アイラーの「あ〜ん、強烈なヴァイブレーションがた まんないのぉ♪」的テナーの咆哮が、これほどまでR&Bに合うとは思いませんでした 。「ザ・ソウル・シンガーズ」のベタなボーカルとコーラスも楽しいなっ♪てきのば、 てきのば♪はい、3曲目。「サン・ウォッチャー」はボーカルなしのインスト・ナンバ ー。ディープなオルガンをバックにしたアイラーの強烈ヴィブラートがよろしいなぁ。 超ベタなリズムをバックに楽しげに吹いております。はい、4曲目。「ニュー・ゴース ト」。アイラーの代表作の「ゴースト」をリズム&ブルース風にしてみたのぉ♪という 演奏です。
あおれろれろれろれおえられらろぉ〜♪な、らりらりボーカルが楽しいです。5曲 目、「ハート・ラブ」。はーと、らぶ♪はーと、らぶ♪はーと、らぶ♪はーと、らぶ♪ という曲です。ザ・ソウル・シンガーズなソウルなソングがとってもソウルフルですな ぁ。はい、あと2曲です。もうちょっとで眠りにつけます。「エブリバディ・ムービン 」。ねえ、ムービン、こっち向いてぇ〜♪それはムーミンですな。ムーミンってカバで したっけ?ベタなメロディのイントロを吹くアイラーがよろしい。ボーカルとコーラス もブラックですなぁ。はいラスト。「フリー・アット・ラスト」。おきざぴーす♪おき ざぴーす♪おきざぴーす♪おきざぴーす♪という歌です。基本的には「おん・きーぷ・ ざ・ぴーす♪」と「ふりー・あっと・らすと♪」という歌詞しか出てきません。わかり やすくってイイですなぁ。
 
ということで、このアルバムは以上です。(時間がなくって、手抜きでゴメンよぉ !)なんかの本に「もしアイラーが突然の死を迎えることがなかったら、ブラック・ミ ュージックのとてつもない大物になっていたかも知れない。」などと書いてありました が、そうかも知れないねっ♪ということを感じさせる1枚でございました。ベタだけど 楽しいのぉ♪


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