- 【アルバム名】
- BLOWING IN FROM CHICAGO (BLUE NOTE)
- 【リーダー名】
- CLIFF JORDAN & JOHN GILMORE (1957/3/3)
- 【パーソネル】
- CLIFF JORDAN (ts) JOHN GILMORE (ts) HORACE SILVER (p)
- CURLY RUSSELL (b) ART BLAKEY (ds)
- 【収 録 曲】
- STATUS QUO / BO-TILL / BLUE LIGHTS / BILLIE'S BOUNCE /
- EVIL EYE / EVERYWHERE / LET IT STAND
- 【内 容】
- ちょっと思うところありまして、しばらく「テナーバトル」シリーズにしようか
と思います。いやあ、「ワタシ、サックス苦手なの。」という人には「やんなっちゃう
」企画ですよね、テナーバトル。しかし何事も勉強だ。耐えろ、苦しめ、うりゃうりゃ
。(←ちょっとサド。)今回はクリフ・ジョーダンとジョン・ギルモア。クリフ・ジョ
ーダンはちょっと前に登場しました。多分クリフォード・ジョーダンと同じ人だと思い
ます。顔がアントニオ猪木な人ですね。ところで質問ですが、JR・モンテローズとジ
ャック・モンテローズって別人28号なんですか?至急、連絡コウ。教えてくれた人に
は先着1名にブルーノート・クラブのクーポン券3枚進呈。ジョン・ギルモアはサン・
ラの「アーケストラ」で番頭格だった人。というと、アナタってそういう人だったの、
と思われそうだが、本作でのプレイは結構オーソドックスです。普通のお兄さんってい
う感じ。ジャケットの写真も若い。眼鏡かけてアゴが出てるのがジョーダン、縞模様の
シャツ着てるのがギルモアでしょう。クリフ・ジョーダンとジョン・ギルモアかあ。聴
きわける自信ないなあ。コルトレーンと加山雄三なら区別つくんだけどなあ。なんかの
間違いで競演してたりして。トレーンがヨダレ垂れ流しの必死の形相で神懸かり的ブロ
ーをブチカマし、その後ではエルビンが恍惚とした表情でポリリズムを刻んでいる。そ
こに舞台のソデから加山雄三が颯爽と登場し、絞り出すように魂の歌を歌いだすのだ。
- 「フィジーにおいで…。」
- ジャンルを越えた2人のジャイアントの歴史的な邂逅の瞬間である。そんなわけ
で、この場合のトレーンと雄三の区別はつく。多分ね。けど、ジョーダンとギルモアは
自信ないよなあ。とりあえず聴いてみよう。『ブローイング・イン・フロム・シカゴ』
。日本名『シカゴから来て吹きまくり』。ハードなヘビー・トーンがジョーダン、やや
スムーズなのがギルモアって「完全ブルーノート・ブック」に書いてあります。「ステ
ータス・キュオ」(読みかた不明)がいい。ブレイキーのタイコが派手ですね。これぞ
「テナーバトル」ちゅう感じの熱い演奏です。先ほどの選別法にしたがうとソロのオー
ダーはギルモア→ジョーダンでしょうか。英語のライナーノート見てみましょう。うー
ん、よくわからん。英語苦手やったからなあ。中国語ならなんとか。最初的独奏成偽留
藻阿とか。二番手式士風奏者成冗談。サキソフォンは「式士風」なんですよ、確か。ピ
アノは鋼琴だったかな。
- 「ブルー・ライツ」はジジくさいジジ・グライスの曲。ソロ1番手はギルモアで
すね、多分。ホレス・シルバーのソロの途中でダブルタイムになります。
- 「ビリーズ・バウンス」はパーカー・ナンバー。大阪のミナミは難波。ポルトガ
ルは南蛮。不良少年のうち、異性とあそぶほうに興味をもつものは軟派。ものすごく辞
書的な説明やな。辞書見て書いたんやけど。旺文社国語辞典ね。ザウルスの内臓辞書だ
と「意見や主張の弱い党派」だって。なんかちがーう。ちなみに硬派は旺文社で「暴力
をふるう不良の仲間」だって。いいですねえ、不良の仲間。ビリーがバウンスするよう
な調子のいい曲です。パーカーの曲って聴いてうんぬんと言うより、「こんなんサック
スで自由に吹けまくれたら気持ちええやろなあ。」という曲が多いですよね。この前も
山奥で虚無僧が尺八で「コンファメーション」吹いてるのを聴きました。チャルメラな
ら「パーカーズ・ムード」ですね。あ、そや。ラーメン食べよ。
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