THELONIOUS HIMSELF (RIVERSIDE)

 THELONIOUS MONK (1957)

THELONIOUS HIMSELF

【解説】

 さ、新コーナーですね。このコーナーはですね、演奏はいいんだけど、ジャケットを書くのがちょっとなぁ。…といったアルバムがある反面、演奏のほうはちっともタイプじゃないんだけど、ジャケ絵だけはちょっと書いてみたいな。…という気にさせるアルバムのジャケ絵だけを紹介してみようという、そういった企画のコーナーなんですけどね。いや、単なる思い付きで。ただジャケ絵を書くのは面倒なので、恐らく、その他あまたのコーナーと同じく連載3回目くらいでメゲるとは思いますが、とりあえず第1回目は『セロニアス・ヒムセルフ』です。有名なアルバムですが、演奏のほうはダメです。個人的にピアノの無伴奏ソロというのは苦行以外の何物でもありませんで、ま、黒豆の煮たのを飲むよりはマシか?…という気はするんですけどね。いや、11月のはじめに風邪をひいて40度近い熱が出て以来、どういうわけだか未だに咳が止まりません。で、おかんが心配して、ありとあらゆる民間療法の人体実験が行われている昨今でありますが、例えば水アメにダイコンを漬け込んだのを飲めとか。ま、これは多少ダイコン臭いだけで、さほど問題はないんですが、先日は「黒豆の煮汁がいい!」とか言い出して、無理矢理に飲まされました。何と表現すればいいのか、ま、簡潔に言えば「まずい。」の一言なんですが、あれ以来、すこし咳がラクになったような気がするのが、何となく癪でありますなぁ。。。

 で、モンク。彼のアルバムのジャケットにはなかなか秀逸なものが多く、例えば“ジャケコレ(オリジナル版)”で紹介した『ミステリオーソ』あたりが僕の好みであるわけですが、モンクが5人、輪になって並んでる『ブリリアント・コーナーズ』もいいですよね。が、単なる思い付きでジャケ絵を書くにはあまりにも荷が重く、わりと簡単そうな『セロニアス・ヒムセルフ』で妥協してみました。これも悪くないですよね。サングラスで目が隠れているのと、背景が暗くて顔が半分見えなくなっている。…というのがポイント高いです。どちらかというとシャドウ系のイラストレーターですからね、僕って。陰のある作品を書かせれば、まだ見れる。…というのが僕に対する世評でありますが、いや、自分ではそう思ってるんですけどね。で、実際に書いてみた結果、若干、鈴木雅之が入ってるかな?…という気がしないでもないんですが、けっこう好きだったんですよね、「ランナウェイ」とか。で、カラオケでデュエットするなら絶対「ロンリー・チャップリン」だよな?…と心に決めている次第でありますが、誰も相手にしてくれず、今日もひとり寂しく「悲しい色やね」を歌う “ロンリー・さばぴょん(34歳)” なのでありました。


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