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  廃止された岐阜地区600V鉄軌道線の復活再生への私案
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  岐阜地区の名鉄600V鉄軌道線は廃止されてしまいました
 美濃町線・田神線・岐阜市内線、揖斐線は、名古屋鉄道(名鉄)によって運行されていた、岐阜地区の600V鉄軌道線でした。
 部分低床車の登場や冷房化などが行われ、LRT化が進むものと思われました。
i揖斐線に高性能車投入と市内線-揖斐線の乗り入れ強化
美濃町線に部分低床車投入
870形の複電圧化と扉増設
590形の冷房化
…等々が実施されたが、この他にも570形の冷房化が予定されていたと記憶する。
 また憶測だが、美濃町線の減便化後に登場した部分低床車800形の行先表示幕には、「急行」「ワンマン/急行」幕が用意されていた。 これらから、準備出来次第に、「増発・急行登場」とするつもりだったのではないだろうか?。
 しかし、ある日突然名鉄から、「岐阜地区の600V鉄軌道線(鉄道線の揖斐線も含む)から撤退します」と発表されました。
ショックでした。  しかし、名鉄さんを責めることは出来ません。  行政が安全島の設置や、軌道敷への自動車乗り入れ禁止処置をとっていれば、条件は変わっていたかもしれません。  名鉄さんには、「今までありがとうございました」とお礼申し上げたいとおもいます。
 なお、名鉄発表のコメントは、「廃止ではなく、撤退です。 どこか引き継いで頂ければお譲りします」・・・との事でした。  そして、岐阜市から存続案が出され、社会実験まで行われました。  が、これは「存続を断念します」との結論になってしまいました。  岐阜市の断念後も、民間から(なんと、フランスの公共交通運営会社からも)も提案が出されました。
 ○ 岐阜市の対応
岐阜市は当初、引き継ぎに乗り気で、岡山電気軌道の協力を養成したり、トランジットモールや一部での軌道敷内の自動車乗り入れ禁止区間を作ったり、安全島(ホーム)を造ったりとかの社会実験を行った。
しかし、その内容は完全とはいかない、中途半端なものだった(警察を含む)周りからの反対にあったために。
その後 岐阜市では産業廃棄物不法投棄問題が勃発、それを境に岐阜市がトーンダウンしてしまい、ついには白紙化(平成の大合併で予定していた合併話が、産廃問題により1町を除いてキャンセルされてしまった為に国からの合併補助金がなくなり、予算的にも無理がでたからかな?とも想像=個人的ですが=できる。なお、他1町は存続を期待して合併するつもりであったが、岐阜市の計画白紙化表明がでてからキャンセルされたと言われている)。
 
 ○ 美濃再生(ルネッサンス)鉄道構想
岐阜市の断念後、市民有志により、市民鉄道「みの再生(ルネッサンス)鉄道」構想を発表。 沿線市民など有志で資金を出し合い、名古屋鉄道 から施設や車両等を買い取り、運行を開始する案であった。
その後、「岐阜ライトレール」を起業する人が現れ、再生鉄道はそちらを協力する事となり、発展的消滅
 
 ○ 岐阜ライトレール構想
「岐阜ライトレール」を起業する人が現れ、再生鉄道もそちらを協力する方向になっていった?。
岐阜ライトレールは、名古屋鉄道に軌道・用地等を譲ってもらえるように申し出たが、この頃から名古屋鉄道の「行政の申し込みでなければ・・・」と態度が変わったと覚えている。
その後の岐阜ライトレールの計画を見ると、JR北海道 が開発・試験中の「DMV]での運行を予定。 これでは輸送力不足は目に見えていると反発もあった。 それでかどうかはわからないが、岐阜ライトレール の話は消えていった。
 
 ○ コネックス社構想
そして一番驚いたのが、フランスの交通事業請負会社「コネックス社(現 ヴェオリア交通)」の登場でした。
日本に新会社をつくり、フランスから車両を持ってくるとか、いろいろな話がでてきた。 が、こちらも岐阜市は非協力的であったし、名古屋鉄道への申し出も岐阜ライトレールの場合と同様、良い返事は聞かれなかった。
その後、運営方法についての問題から、岐阜市などの協力が得られず、話は消えていった。
 
 ○ 岐阜地区新鉄道構想
岐阜県関市でショッピングセンター「マーゴ」を運営する「サンストラッセ社」は、「岐阜地区新鉄道設立準備室」を開設し、国土交通省中部運輸局への申請もおこなっていた。 運転業務は、岡山電気軌道の協力話がついていたようだ。
当時発表されたパンフレットより
(その後、中部運輸局から「行政の協力を・・・」とのアドバイスにより、一旦申請を取り下げている。)
最近あまり話題になっていませんが、まだ諦めていないようです。  陰ながら応援しています。
 
 ○ その他
この他、市民団体の活動として、「岐阜トラスト運動」と「路面電車エンジェル基金」があった。
しかし、名鉄が軌道や駅などの資産譲与を拒否した為、話が進みませんでした。
当初は「引き継いでいただけるところがあればお譲りします」のはずが、実際は「行政にしか譲らない」と変わっており、民間からの申し出を拒否したからです。  「引き継いで頂ければお譲りします」・・・の言葉はなんだったのだろうか?。
また、行政の対応も冷たいように感じられます。
廃止時にイギリスの情報誌に、「時代に逆行した町 岐阜 」と掲載されたとの事。 岐阜県や岐阜市は知っているのだろうか?。
南海電鉄や近畿日本鉄道は、なんて協力的なんだろう。 和歌山電鐵や養老鉄道が羨ましいです。
存続の願いも叶わず、2005年3月末に、岐阜地区の600V鉄軌道線は廃止されました。
岐阜市内線 岐阜駅前−忠節 600V 軌道線
美濃町線 徹明町−関 600V 軌道線
田神線 田神−競輪場前 600V/1500V 軌道線
揖斐線 忠節−黒野 600V 鉄道線
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  あくまでも個人的提案=私案です。 実際に実行されるものではありません.。また、路線名や停車場名は仮称です
  岐阜地区新鉄道(仮称)設立準備室様のご厚意により、画像を使わせて頂きました
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