銀河高原ビール

東日本ハウスのグループ会社の銀河高原ビール(東京、中村功社長)。稼働1997年6〜7月予定で工場とレストランを建設。ヴァイツェン、ピルスナー、スタウトの3種類。業務用として20リットル樽を全国に販売。年間生産量1万kl、初年度売り上げ30〜40億円目標。

ホームページ:http://www.gingakogenbeer.com/index.html
岩手:盛岡市駅前通1-48

東京:東京都中央区銀座2-8-12

岐阜:岐阜県高山市新宮町3369

熊本:熊本県阿蘇郡白水村一関1366

日経97-10-31。11月1日より瓶ビールを発売。酵母が生きたままのビールを全国発売するのは同社が初めて。百貨店やスーパー、コンビニで販売。これまでは業務用に樽詰めビールを販売してきたが一般に流通させることで販路を拡大する。銘柄は主力商品の「ヴァイツェン」。500ml入り495円。近鉄デパートで購入。麦芽、ホップ、酵母。アルコール分約5%。さらりとした味でした。

缶ビールスタイル。注目すべきはアルミ缶でなく、タルク缶と呼ばれるスチール缶であることです。 これまでのスチール缶は内部はコーティングが施されていましたが、タルク缶はPETボトルと同じような組成のフイルムが張り合わされています。これによって環境にやさしく、また内容物の風味も損なわないようになると言われています。缶の外側にもフイルムが張られていますので、写真の様に缶の底も白くなっていますので、区別がつきます。アルミ缶に比べるとまだ少し重い感じがします。既に大手ビール会社でもテストに入っています。関連記事はこちら(サッポロビール)


小麦のビール

1999年発売。麦芽(小麦約55%、大麦約45%)・ホップ。アルコール約5%。酵母入り無ろ過。「小麦を贅沢につかって天然水で仕立てたこくと香りのビール」。缶は表面にエンボス加工しており、瓶はラベルに和紙を使用しておりなかなか凝っている。全国に展開している模様。コンビニでも見かける。瓶入りの方が香りがよくおいしいように感じました。


苦みのピルス

麦芽100%、ホップ。アルコール分約5%。ホップの苦みと香りが活きているドイツ伝統のピルスナービール。那須高原醸造所(栃木県那須町)に生産ラインを設け、地下200mからくみ上げたミネラル成分が豊富な天然水で仕込んだ。350ml缶248円と大手メーカーより約30円高く設定。主要コンビニで展開。99-7月に飲みました。名前の通り苦みが効いていますが、すっきりした味。和食にあうかも。

千年麦酒
麦芽100%、ホップ。アルコール度約5%。1999-11〜2000-2月までの期間限定発売。西暦2000年記念ビール。ドイツ人のビール醸造責任者(ブラウマイスター)を起用、ローストの異なる麦芽をブレンドしたほどよい香りの褐色ビール。ミネラルを豊富に含んだ天然水を使い、高級ビールとして売り込む。 缶には鳳凰をデザイン(写真ではわかりにくいですが、「千年麦酒」の文字の背景の白い部分に描かれています)。350ml缶で248円。缶の表面のエンボス加工はここの特徴ですが、手触りがよくていいですね。

天然麦酒 香りのビール
2000年7月11日から発売。アルコール度 約5%。ドイツ産の大麦麦芽100%、ザーツ種のホップ、ナチュラルミネラルウォーターで製造したビール。 ピルスナータイプ。「アロマ豊かなホップの香り 麦芽100%のふくよかな味わい 上質な麦芽とホップを高原のミネラル豊かな天然水で仕込みました」とか。ドイツ人の醸造技術者を起用して作った。同社はこれまで、大手メーカーの商品より30円程度高い価格設定した高級ビールを販売していたが、この商品は218円(350ml缶)と他社とほぼ同じ価格設定で、競争力を強める。全国のコンビニ、スーパー、百貨店、酒販店で販売。・・・おいしい!

ブラウンビール ドイツ・クラシック
麦芽100%。アルコール度約5.5%。

天然水仕立て 高原のビール
2001年3月27日から発売のピルスナー。麦芽、ホップ。アルコール度 約5%。地下250mからくみ上げた天然水とドイツ産大麦麦芽100%を使い、ドイツのブラウマイスター(醸造責任者)を起用して醸造。ドイツ産とチェコ産の高級ホップをブレンド、キレのある苦みが特徴。缶には絵本作家の葉祥明氏のイラストを採用。・・・香りが良く、苦みも適度。すっきりしているがコクもありおすすめです。

銀河高原ビール事業縮小へ
日経産業2001年9月7日付け。銀河高原ビール(東京・中央、中村功社長)は、事業を縮小する。過剰設備を解消するため、国内3つの工場のうち、阿蘇工場(熊本県、年間生産能力1万kl)と高山工場(岐阜県、同)を売却、那須工場(栃木県、同2万kl)に集約する。12月をメドにビール事業を継承する新会社と負債を抱えて清算する会社に分割する。借入金などについては東日本ハウスが全額保証履行する。
銀河高原ビールは96年に設立、2001年6月期の売上高は、約47億円で経常赤字は約27億円。年間販売量は約6千klで過剰設備が経営を圧迫していた。

ドイツ・クラシック ピルスナー
2001年9月25日発売。麦芽、ホップ。アルコール度 約5%。ドイツで修行したブラウマイスター(醸造責任者)を起用して醸造。ホップもドイツ産とチェコ産をブレンドして、切れのよい苦みと上質の香りを出した。地下250mからくみ上げた天然水を使用。350ml入り缶で218円。全国主要百貨店、コンビニ、酒販店で取り扱い。・・・苦みのバランスがまずまずです。おすすめ。

パオパオビール
2003年7月22日発売。有機麦芽100%、有機ホップ。アルコール分約5%。パオパオビールは、7月に公開された映画「茄子子 アンダルシアの夏」(高坂希太郎監督)に出てくる架空のビール会社。映画ではこのビール会社が、主人公の自転車レーサーが所属するチームのスポンサーという設定。6月の試写会で映画を見た観客から「飲んでみたい」という要望があったため、映画製作会社がビールの商品化を決定。映画の舞台であるスペインに合わせて、欧州風のビール製法にこだわりを持つ銀河高原ビールに商品化を依頼、ローソンで全国発売した。有機栽培した麦芽、ホップを使用したピルスナータイプ。・・・苦みは薄く、ジュースのような飲みやすい味に仕上げていました。

おやすみビール
2004年7月3日発売。麦芽100%(大麦、小麦)、ホップ。アルコール分約5%。内容量160ml。同社のイメージキャラクターのみのもんたさんの顔をデザインした、ちょっと小さめの缶入り。小麦麦芽使用でほのかな甘い香りを出すことで、ワイン感覚でちょっとちょっと一口味わうビールとして提案。・・・みのもんたさんの顔をみながら眠りにつくのはちょっと抵抗ありますが、ビールの飲み方としての提案はおもしろいかも。



H18年(2006年)銀河高原ビール事業譲渡

東日本沢内総合開発株式会社
社長 横川一雄 氏 岩手県和賀郡西和賀町沢内貝沢3-647-1
電話 0197-85-5321

ペールエール
麦芽、ホップ。アルコール分5%。「フルーティで華やかなアロマモルトの甘みとやさしい苦み。 イギリス発祥の琥珀色ビール」。・・・甘みも苦みも優しく仕上げており、飲みやすいビールでした。 09-7月取材。


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