水疱症

作成 たらお皮膚科

尋常性天疱瘡 尋常性天疱瘡 水疱性類天疱瘡
ヘイリーヘイリー病(家族性良性慢性天疱瘡) ヘイリーヘイリー病(家族性良性慢性天疱瘡) ヘイリーヘイリー病(家族性良性慢性天疱瘡)


尋常性天疱瘡は、皮膚および粘膜に発現しているカドヘリン型の細胞接着分子であるデスモグレイン1および3に対する自己抗体を有する後天性自己免疫性水疱症と考えられます。時に生命をおびやかす疾患です。通常はステロイドの内服も必要です。必要最低限はやむを得ないかと思います。副作用が出ない様、慎重に治療する必要があります。口腔内に初発することが多い様です。また水疱症は時に内臓悪性腫瘍を伴います。

水疱性類天疱瘡はステロイドの内服が一般的ですが、ステロイド外用療法のみでも治療が可能のことも多く、細菌感染にも気をつけながら治療する必要があります。

ヘイリーヘイリー病(家族性良性慢性天疱瘡)は家族性に主に夏季に発病し、冬期軽快するのを繰り返します。細菌感染に気をつけ、患部の清潔と摩擦をさける様にすれば、必ずしもステロイドは必要ありません。