特集シリーズ                                          

 
 
あなたはピリピリ?&うじうじタイプ?めに活用できます

1 究極のサンタク

これから紹介するものは、これまで全く聴いたことがないものだと言え
るでしょう。性格タイプを理解するうえで、とても役立つツールになると
考えられます。

 さて質問です。あなたは自分をピリピリタイプだと思いますか? そ
れとも、うじうじタイプだと思いますか?  どちらとも言えないのです
か? あまり考えないで感覚的に選択してください。そのほうが当ります。
これは究極の「サンタク」です。


A自分はピリピリタイプ
(1w9・7w6・5w4・8w7・2w1・4w3
  だと思う人は  
・9w1・3w4・6w7の、9つのうちのどれかです)

B自分はうじうじタイプ
(1w2・7w8・5w6・8w9・2w3・4w5
だと思う人は    ・9w・3w2・6w5の、9つのうちのどれかです)

C自分はどちらとも、 
(1w1・2w2・3w3・4w4・5w5・6w6
   言えない人は 
・7w7・8w8・9w9の、9つのうちのどれかです)


2 ピリピリとうじうじの意味

ところで、「ピリピリタイプ」か「うじうじタイプ」かと尋ねられても、
何を指しているのか、ピンと来ないでしょう。
 しかしながら、私たちは他人を見るとき、ピリピリマンか、うじうじ
マンか、よく分かることがあります。例えば、ピリピリ度の強い同僚が
いて、仕事上の少しの間違いにも、すぐに怒り出すので、困った経験を
した人は少なくないでしょう。また、友人に対して「あのうじうじマン
には困っている!」と嘆き、態度決定が煮え切らず、イライラさせられ
た経験はありませんか。

 日常的によく使われている言葉ですが、実際には何を意味しているの
か、あいまいで分かりにくいものです。そこで、その意味をはっきりさ
せる必要があるので、説明を加えましょう。

 「ピリピリタイプ」という性格は、文字通り神経を“ピリピリ”させ
て、反応が早いタイプです。また、その都度、コロコロと行動や考え方
が変わります。自分の内面では意志決定がはっきりしており、すぐに結
論を変えて、瞬時にヒンパンに変化していく傾向がある人を指します。

 「うじうじタイプ」という性格は、文字通り“うじうじ”として、反
応が遅く、はっきりしないあいまい性があります。また、自分の内面で
は意志決定していても、延々と葛藤を続ける傾向があります。さらに、
決定したり行動した後でも、どこか釈然とせず、気持ちが定まらず、尾
を引く傾向がある人を指します。 
                
 また、別の表現をするなら、「ピリピリタイプ」はアウトプットが早
く、デジタル的でドライであるとも言えます。そして、「うじうじタイ
プ」はアウトプットが遅く、アナログ的でウェットとも言えるでしょう。
 なお、これは、自分の基本タイプは分かっているが、ウイングが見つ
からない場合に、役立つツールと考えてください。

       

 
3   ウイングの見つからない人のために

 
なお、ここでの「ピリピリ」「うじうじ」は、例えば、基本タイプ
が6で、ウイングが分からない場合に、あなたのウイングを捜すため
の、一つの簡単な目安に過ぎません。もう一つは例えば自分が4w5
か5w4なのかわからないとか、自分は1w2か2w1なのか、どち
らか判別できない場合に役立つツールかもしれません。


例@ タイプ3w2であれば本質的にもうじうじとしていて、かつ表
   面に出ている反応もあいまいで遅いので、まさに「うじうじタ
   イプ」と呼べ、自分の属するウインクをすぐに見つけられるこ
   とでしょう。しかし、同じタイプ3でも、3w4の人と比べて
   見ると、3w2の方がうじうじであることが認められます。       
                                
例A タイプ9は、態度決定の遅いタイプです。しかし、9w1の人
   は9w8の人よりピリピリと素早い反応をします。反対に9w
   8の人は、9w1の人に比べて、うじうじとして反応が遅いこ
   とが認められます。                 
           
例B タイプ7はウイングが異なっても、基本的にはピリピリとした
   性格です。神経質な傾向があります。しかし、ウイングで比べ
   てみると、7w6の人は、7w8の人より、ずっとピリピリと
   敏速な反応をします。そして、7w8の人はタイプ7w6の人
   に比べて、うじうじとして逡巡することが多く、反応が遅いこ
   とが認められます。

例C タイプ5は決断力があるタイプですから、迷うことなく自分の
   態度を示します。しかし、5w4と5w6の二つのタイプをグ
   ループとして分けて見ていくと、明らかに5w4がピリピリと
   した反応があり、怖くて緊張させられることがあります。一方
   の、5w6はどこかおっとりとして謎めいており、一見すると、
   穏やかなタイプ9と見間違う傾向があります。そして、うじう
   じとして何も言わないままでいることがあります。

例D タイプ1w2と2w1なのか分からず迷っているならば、自分
   はうじうじタイプと選択した場合、タイプ1w2になります。
   ピリピリタイプだと思ったならば、2w1と判定できます。


 このように、基本タイプが同じでも、ウイングが異なると、アウト
プットが早いタイプと、アウトプットが遅いタイプとに、別けること
できます。
 そして、タイプ9w9とかタイプ2w2の人は、ピリピリでもなく、
うじうじでもなく、どちらとも言えません。ですから。自分がどちら
に属するのか分からないことになります。従って、この人たちは、や
はりウイングが見つからないので、9w9・2w2と判定します。
 逆に、ウイングの重い人は、「ピリピリ度」や「うじうじ度」も強
くなるので、はっきりと自分のウイングが掴めるでしょう。


4  ピリピリ度、うじうじ度  


        


 「ピリピリ」「うじうじ」という表現はあいまいさがあります。しか
し、性格について記述する場合、厳密すぎると、かえって誤解したり間
違いを侵す可能性があります。
 これまで記載されているものにも、あいまいな表現が幾つも出てきま
す。例えば、「……という傾向があります」「……というところもあり
ます」「……も少なくありません」「……が多々あると言えます」等々
です。

 このように、当会で性格を記述するときは、あいまいな表現法を取っ
ています。それは、「あいまいな記述の方が、より正しい表現である」
と考えているからです。しかしながら、あいまいさも集積されると、次
第に、ある人物の全体像として浮き彫りになります。
 また、あいまいであるとしても、「その傾向」が幾つも重なり、交差
する部分が増えると、確かに「そのタイプ」だと分かり、タイプ判定も
確実となります。   
 
 そして、「あなたはピリピリ派の方ですか、うじうじ派の方ですか?」
と聞けば、大抵の人が、どちらか答えることができます。ウイングの見
つからない人だけが答えられないだけで、多くの人がピリピリなのかうじ
うじなのか分かります。

 つまり、あいまい性が強いにも関わらず、イメージしたり、選択しやす
いと言えます。従って、このイメージ性の強い言葉で、あなたのウイング
を正確に見つけ出せると考えられます。

 また、最初に立っている地点が、「ピリピリタイプ」なら、成長して一
段階進んだとしても、たとえ後退したとしても、やはりピリピリのままで
す。生まれ持った気質ですから、その傾向は変わらず、ピリピリな気質の
人ならば、終生にわたりピリピリで、うじうじタイプに変わることはあり
ません。 
  
                   
5  人は自分の性格から、相手の性格を推し量る
 
 
さて、反応の早い「ピリピリタイプ」からすると、「うじうじタイプ」
は反応が遅すぎて、ウスノロの鈍感な人間に見えて、イライラすることが
多いようです。
 たとえば、タイプ9w1はのんびりや、温厚な人柄に見えますから、ピ
リピリタイプであることが見つけにくいようです。しかし、家族など内輪
の人たちは、ピリピリしたところがあることを知っていることでしょう。

 一方、「うじうじタイプ」からすると、「ピリピリタイプ」の過敏な反
応は、余裕のなさや狭量さを感じさせるようです。そして、全タイプで最
もピリピリ度が強い気質を持つのは、タイプ7です。

 従って、タイプ7から、タイプ9の人を見るとイライラすることがある
ようです。特に、ピリピリ度の強い7w6から、うじうじ度が強く、どっ
しり型の9w8を見ると、頭の回転が遅すぎるように見えるみたいです。

 また、某タイプ9の人が話し出すと、某タイプ7の人が大きな声で、
「テープの早まわしをして欲しい!」と叫んだことがあります。タイプ4
の中にも、そんなことを言われる人がいます。  
 タイプ4w5も、うじうじ度の強い人が多いのですが、このタイプから、
タイプ7w6を見ると、あまりにも早く、物事を即決しているように見え
ます。ですから、熟慮しない軽薄な感じの人に見えているかもしれません。

 私たちは自分の性格から、相手の性格を推し量っているために、人を見
る目が片寄っていることを、ここから理解できると考えます。
 

補足として 
   
 
なお、この理論は、当会の理論を基準として、タイプ判定した場合に、
はっきりとした傾向として、出るものです。ですから、既に、他の会で、
自分のタイプを確定していたとすると、こうした傾向は、全く見られない
でしょう。
 例えば、当会でタイプ1w2と判定された人は、自分の中に、うじうじ
とした性質を指摘されたと思うでしょう。当会で、2w1と判定された方
は、ピリピリか、うじうじかと聞かれたら、明らかに、ピリピリの方であ
ると、納得できるはずです。

 また、4w5と判定されていたとすると、うじうじした性質があること
を自覚しています。また、7w6がピリピリとした性格であるのかは、身
近の家族に、7w6の人がいたら、いかにもピリピリとしていると納得で
きるのではないでしょうか。

 エニアグラム図は、性格に関することは、全て網羅しているのではと
当会では見ています。ですから、エニアグラム図形をどのように読むか
で、性格分析が違ってきます。 

 当会では、全ての性格を、エニアグラム図から読み取ろうと日夜、研究
しています。 また、エニアグラム図には、上のタイプと下に位置するタ
イプとは、ある傾向が際立って違うことも発見しています。(これに関
しては゛「タイプ4とネオテニー的な形質」を読んでください。以下です) 

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-209.htm