上級者理論                         

改訂版2007/01/20
   
     
9つのタイプは年齢差がある!?

 
当会には、「9つのタイプの家族名」という理論があります。以下で 
す。ここと併せて
読んで頂けたらと思います。

 
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-215.htm


 さて、
「タイプ9の人たち」と聞いただけではどんな人物なのか全
く分からないと思われます。ところが、初めてエニアグラムに接する
人でも、「おばあさん気質の人たち」と聞いたならば、なんとなく理解
できるのではないでしょうか。イメージも豊かに膨らんで来るのでは
と思います。

 さて、今回は、各タイプの家族名を知ると、どうも年齢的な違いが
あるのではないかと気づくのではないでしょうか。そして、実際、私た
ちは身近な人たちの中に、子どものくせに何故だか年寄りくさい子
がいることを知っています。実年齢では40代のおじさんなのに、どこ
か少年っぽいとか、ウブな高校生みたいに見える人たちもいます。

 一方、幼稚園児なのに、同年齢の子どもに対して、母親のような
口のきき方をする子もいます。それどころか実の母親に対して、そ
の母親であるかのような諌め方をする子さえいます。

 人は成長するにつれ、子どもらしかった子が少年少女らしくなり、
やがて青年らしくなり、ついには年寄りらしく見えて来ると、誰もが
思っていたのではないでしょうか。しかし、現実にいる人たちを見る
と、そのような成長のパターンに当て嵌まらない人がいます。

 しかしながら、それが、どこから来たのか、私たちはずっと分から
ずにいました。当会だけが持つ
「9タイプの家族名」という理論を知
れば、なるほどと納得できるのではないでしょうか。


☆年齢順
  おばあさん→おじいさん→お父さん→お母さん→長女→長男→
  次女→次男→末っ子

      



1 おばあさんが一番に高年齢 

 
当会ではタイプ9のことを「原型タイプ」とも呼びます。原型
なのですから、いわば性格タイプとしての本家に当ります。そうな
ると、その他のタイプは分家となります。従って、本家が古い家柄
なのですから、年代的には一番古く、年齢も年上になります。

 なかでも、最もおっとりとして穏やかで腰が重い人たちが9w9
です。 エニアグラム図でみると、頂点に立っている人たちです。大
抵のことで、他人に譲れるほうで、争いにも巻き込まれにくい人た
ちです。全てのことで「よきに計らえ」と言っているように見えます。
何事においても反応が遅くて、ちょっとばかり鈍くなる傾向がありま
す。男性ならば、お殿様然としていたり、女性なら、上品で高貴な
出の女性ではないかと思わされます。 
 
 現実を受け入れて、現在だけに生きており、あまり先のことを考
えたり想像したりしません。関心は、人並みのキチンとした生活を
することで、家族や他人の心配をそれほど気にしているようには
見えません。周囲の人たちと、穏やかにつきあえたならば、それで
充足しやすく、大抵のことで辛抱強い人たちです。

 人に対するサービス精神があり、適度な気遣いをして、誰からも
嫌われにくい人たちです。遊びや楽しみもちょっとだけで満足でき、
欲望も強くないので、まさに、おばあさんみたいな雰囲気のある人
たちです。まさしく穏やかな人生を送りやすい、シンプルではある
が頑丈で、かなりの安定型タイプです。
 


2 おじいさんは高見で見物する?

 原型タイプ(タイプ9)は、家族や仲間たちと一緒にいたいほうで、
全体の中での自分の位置とか役割を無意識的に感じ取っていま
す。それゆえ、ヒトとしての基本形行動パターンが全て備わってお
り、他のどのタイプよりも、特長の少ない、突出したところのない
人、また、自然体で生きている人たちと言えるでしょう。

 おばあさん気質の人たちに年齢が近いのは、当然ながら「おじい
さん気質」の人ですから、タイプ5となります。タイプ5は、集団
行動が不得意で、個を主張して、他人に合わせる気質ではありませ
ん。現実に批判的で、過去の事象は記憶して忘れないようにしてい
るが、いつも未来のことを考えています。

 つまり、集団行動が取れて、全体主義的で、今現在だけを生き
ているタイプ9よりも、集団行動が取れにくく個を主張して、未来
志向のあるタイプ5のほうが、年齢的には若い気質であると考えら
れます。

 普段は穏やかで地味で目立ちませんが、タイプ5は、いざとなる
と血沸き肉踊るかもしれません。それは危機が訪れた時で、日頃か
ら収集していた情報や知識が役立つ時なのです。そのためには賢く
なくてはならず、その智慧で周囲の人たちに指示を与えるという
役目を担っている人たちです。

 それゆえ、子どもの頃から落ち着きがあり、どこか年寄りじみた
ところが見えます。はしゃいだり遊びたわむれることもなく、一人
静かに読書しているかもしれません。たまに面白いことは言うかも
しれませんが、普段は人と関わりあいたがらず、秘密主義的で、
人を寄せ付けません。また、シンプルで頑丈、しぶとくて、タイプ
9と同様に安定型のタイプです。


3 お父さんは指導者になりたがる!

 
おじいさん気質の人たちに年齢が近いのは、お父さん気質(タイ
プ8)です。タイプ8もタイプ5と同様に、集団行動は取れにくい
タイプですが、集団を率いる指導者タイプです。誰よりも強くなけ
れば、自分に誇りが持てない人たちです。贅沢好みでかなり欲望が
強くて、自分の思い通りにしたがります。

 子どもの頃はかなりピチピチとしてイキが良くて、腕白とかお転
婆になるかもしれません。親や教師の言うこともあまり聞き入れ
る様子はなく、さながら、生まれながらの指導者であると思い込ん
でいるような様子を示します。自分より年上の人であっても、平然
と指図するほうで、「みんなのお父さん役」をしていると考えたな
らば、その行動の仕方が理解できます。

 タイプ5と較べると格段に活動的であり、欲望も強くて、子ども
の頃はよく遊びよく学びます。そして、長じると精力的でよく働く
人たちです。タイプ5よりはずっと年齢的にも若いためだと考えた
ならば、よく理解できるでしょう。また、タイプ5は危機時に指示
したがるタイプですが、タイプ8は日頃から指図したがる人たちで
す。逆に、誰からも指図されたがりません。好奇心も強くて、新し
いもの珍奇なものに引かれて、探索します。おじいさんよりも、ず
っと気が若いからだと言えます。
 


4 
お母さんはお父さんの補佐をしたがる!

 
お父さん気質の人たちに年齢が近いのは、当然ながら、お母さ
ん気質(タイプ2)の人たちです。タイプ2はボスや指導者にな
りたがらず、どちらかというと、トップの人を補佐する役目をし
たがる人たちです。それは「お父さん」を補佐する「お母さん」
の役割にほかなりません。ボスの次に控えて、ボスを助けるので
すから、年齢的には年下のほうがうまく行き、お父さんと釣り合
いが取れます。

 タイプ2は、子どもの頃はおとなしく手のかからない子が多い
のですが、ふざけたりイタズラをしたり、人にちょっかいをだす
など元気一杯の子もいます。大人になっても、子どもと一緒に戯
れ遊び、はしゃいだりもします。

 しかし、タイプ8が成人すると、子ども相手に戯れ遊ぶほうで
はありません。将来の不測の事態に備えるために、指導したり説
教するだけで、いつも大人然としている人たちです。子どもたち
が活発に遊ぶ姿を満足気に、高見から観ているという存在です。

 両グループを比較してみると、タイプ8がクールで落ち着き払
っており、タイプ2のほうが、粗忽で軽率、腰も軽くて、若やい
だ雰囲気を漂わせています。また、タイプ8が威圧的で、大人物
の風格があるとしたら、タイプ2は庶民的で親しみの持てる人た
ちが多い傾向があります。


5 長女は社会人1年生?

 タイプ8(お父さん気質)とタイプ2(お母さん気質)は、親的な気
質が色濃くあり、子どもたちだけでなく、大人にも指導したり、保
護したりするほうです。面倒見が良くて、頼られると気力が増して
くる傾向もあります。

 おおまかには大人タイプと子どもタイプとに分けられますが、長
女気質(タイプ1)の人たちからは、親的な気質は無いように見受
けられます。しかしながら、必死に親の勤めを果たそうと努力する
人も当然のことながらいます。懸命になる人もいますが、とかく子
育てが重荷になりやすいタイプとは言えます。

 従って、他人の面倒をみたり指導もしますが、あまり得意とは言
えず、指図するくらいならば、自分でやってしまうほうが楽にもな
ります。また叱る場合も、厳しくなり過ぎたり、過剰に干渉したり、
別の時は無関心などにもなり、バランスが悪くなる傾向があります。
つまり、親的な資質が少なければ、親らしい接し方が不得意になる
のは、納得できることではないでしょうか。

 さて、タイプ8とタイプ2は、ともに自分でやるべきことを見つけ
出す人ですが、タイプ1は、指示されないと何もできないという傾向
が見えます。指示されると、指示通りに動き、指示されたことしかし
ない傾向を色濃く持っています。このようなところから、タイプ1の
ほうが、タイプ2よりもずっと年下であると認められます。
 
 タイプ1は風貌においても、青年っぽく見える人たちが少なくあり
ません。実年齢が中年以降になっても、おじさんふうとか、おじいさ
んふうにはなりにくいようです。いつも礼儀正しい振舞い方をしてお
り、自分を抑制している様子が見えるので、一見、しっかり者に見
えます。しかし、会話すると大学生のような雰囲気があり、世帯や
つれして見える人は少ないようです。


 
なお、「世帯やつれ」して見えるのは、タイプ9とタイプ2に多い
ようですが、それも「おばあさん気質」「お母さん気質」であるから
だと考えたなら納得できるでしょう。糠みそくさい匂いがするのも、
この2つのタイプです。愚痴が多いのも共通しています。

 タイプ5とタイプ8は、「おじいさん気質」「お父さん気質」であ
るためか、家庭問題で悩む傾向は少なく、社会問題のほうに興味
と関心が行っています。そのゆえか、「世帯やつれ」とか「糠みそ
くさい人」には、なりにくいのではないでしょうか。そして、「愚痴」と
いうよりも、いつも社会批判しているとか、非難しているというイメー
ジのほうが合っています。

 
少し話がズレてしまいましたが、さて、タイプ
1は長女なのですか
ら、世帯を背負ってはいません。というよりも、社会に出て働き出し
たばかりの新人のような雰囲気を漂わせています。上司から与えら
れた仕事に必死に取り組み、間違えたら大変だとばかり、懸命に
まだ慣れていないので緊張している人たちというイメージです。手
馴れた感じで仕事に携わっている人には見えません。

 そして、第一子なので、弟や妹の世話を親たちに頼まれるような
立場ですから、面倒見の良いところはあり、自分一人の楽しみを追
うことはありません。いつも何かをしており、怠けることを知らず、
何かの用事をこなしている人たちです。母親の代用をしますから、
家事をそつなく嫌がらず、よく気づいてこなすことができます。
倹約家で、自分のために使うよりは、みんなのために使う人です。


6 長男はよく遊びよく学ぶ!

 長女気質(タイプ1)の人たちが、社会人一年生だとしたら、タイ
プ7は大学生から高校生くらいの雰囲気をかもし出している人たち
です。年齢に幅があるのは、個人差で、あるタイプ7は苦労し育っ
たためか、社会人一年生みたいな様相ですが、あるタイプ7は高
校一年生だと言ったほうがよく当たっています。
 
 中年になっても、遊びたい盛り、生意気盛りの子どものような振
る舞い方をする人も少なくありません。また、中学生くらいな精神
年齢だと思われるような人も存在します。

 ところで、この長男気質のタイプ7から、末っ子気質のタイプ4
までの4つのタイプ(7・6・3・4)は、モラトリアム的になりやすい
人たちと言えるかもしれません。

 (ちなみに、「モラトリアム人間」とは、働かなければならない
年齢になっても、勉強したがり、社会人にはなりたがらず、いつま
でも学校にいたがるような人のことです)

 それは、特にタイプ7と4によくある傾向で、「優等生気質」ゆ
え、学校で一番になりたがる人です。タイプ1にも一番志向は強
いが、「長女気質」で、子どもタイプの中では年長さんであり、自
立しなければならないという気持ちが強いからと考えられます。

 実際、大学は出たが、別の大学に行きたがり、働くよりはずっと
学校にいたがる人たちが少なくありません。むろん、学業成績が優
秀でなければ学校にとどまりたいという気持ちにはならないでしょ
う。当然のことながら、全ての人たちがそうとはなりません。

 タイプ7は人生を楽しみたいという願望が強くて、実社会に出る
と遊べないかもしれないと予想します。また、社会とは厳しいとこ
ろであるというイメージを持ちやすいようです。「世界は否定的」
だと思い込んでいるのですから当然の帰結です。

 しかし、遊ぶためには小遣いが要ります。そこで、バイトをしたり、
自分の趣味を活かして稼げるものを探します。よく遊びよく学びま
すが、そのために金稼ぎもしなければと考えている人たちです。
しかし、親に甘えてねだったりもして、機敏で要領の良いところが
あります。

 タイプ1は親にお小遣いをねだるという発想はなく、勉強はした
がるが、遊びたがる傾向が少ないとしたら、やはり、タイプ7のほ
うが年下であると考えられます。タイプ7は、周囲の人たちが働い
ていても、さっさと自分一人は帰宅して、残業なども極力したがら
ない傾向があります。

 一方、タイプ1は他の人たちより先に仕事を終えても、帰ること
ができにくい人たちです。また帰宅してからも、翌日の仕事のこと
を考えて、早めに就寝するなど、仕事や学業を生活の中心に据
える人たちです。

 しかし、タイプ7はアフターファィプが大切なようで、休日の計
画を立て、ゲームに興じて夜更かしなどもしてしまうかもしれませ
ん。楽しいことを探して、よく遊びますが、遊びをリードする傾向
があります。しかし、困っている人たちを見ると、助けしたり世話
焼きなどもすることがあり、親切心のある人たちです。

7 次女は、いつもみんなといたがる!

 
タイプ7が大学生か高校生であるとしたら、タイプ6は高校生か、
または中学生のような雰囲気をかもし出している人たちです。同
じタイプ6だとはいっても、個人差があります。

 長女気質のタイプ1がしっかり者だとすると、次女気質のタイプ
6はしっかりしているというよりは、愛想の良さや愛らしさがあり
ます。また、心配性で、家族の輪のなかや、友だちに取り囲まれて
いないと、とたんに不安になるようです。

 家族のために、何か役立つものを手作りすることを好み、お母さ
んをちょっとばかり助けてお料理もします。味覚が敏感で、味見な
どを任せられたり、ちょっとした心使いのうまい人たちです。 

 お父さんやお兄さんが大好きで、慕って後追いをします。年下の
子と遊ぶより年上の人たちといたがります。遊びをリードすること
はなく、みんなのしたいことに従って、仲良く遊べば満足できるほ
うです。
 タイプ7が一人でさっさと遊びに出かけたり、仲間をリードして
いるとしたら、タイプ6は一人でいられず、あまり指導力はありま
せん。当然に年齢的には下になるでしょう。 
 


8 次男はこっそりと楽しみに浸る!
 
 
タイプ3とタイプ6は、それほど年齢差が感じられません。どち
らも、高校生から中学生くらいの幅があるように見受けられます。
しかし、小学生みたいな子どもっぽさが見える人たちも結構存在し
ます。

 タイプ3とタイプ6はとてもよく似ていて、家族のために、ちょ
っとした役立つものを手作りしたがります。みんなの好き嫌いをよ
く知っていて、気を利かして小用をかって出たりなどもします。


 タイプ7という長男がいるので、タイプ3(次男気質)は少し控え
目にしています。しかし、それでは自分の存在は霞んでしまうので、
脚光を浴びるために何かを探し出さねばなりません。競争者のい
ない分野を探して、自分の存在をアッピールすることを考えざるを
得ません。しかし、慎重すぎるので結局、目立たないおとなしい人
物に見られがちです。

 お母さんやお姉さんが大好きで、年下の子よりは、年上の人た
ちといたがります。また、タイプ6とは違い、大勢の仲間の輪の
中にいたいのではなく、なるべく少人数で、気の合う人や気の置
けない人たちとつきあいたがり、つきあいを限定する傾向がありま
す。
 また、タイプ7とは違い、細やかに周囲をよく観察しており、や
っかいなことに出会わないようにしています。できるだけ、穏やか
で受容的な人たちと、安心して暮したがります。人との関係では、
ちょっと遠慮がちになるほうです。

 夢やロマンを追い求めるところなどは、「末っ子気質」のタイプ
4と共通したところです。自分のことを話したいばっかりで、他人
のことにあまり関心を持たないのも共通しているかもしれません。

 なお、タイプ7は下の子たちをリードしながら遊び、世話焼きも
します。またタイプ6も周囲の人たちによく気遣うほうですが、タ
イプ3はリードしたがらず、というよりも指導力はないと考えられ
ます。世話焼きもあまりしないほうです。

 自分のことばかり気にして、自分だけが大切みたいで、他人の
ことは関係ないと考えがちです。タイプ6は、自分だけでなく、友だ
ちのことも同様に大切にして関心を持つほうですから、タイプ3の
ほうが少しばかり年下と考えられるところです。 


9 末っ子は天真爛漫?

 
タイプ3が中学生から小学生くらいまでの幅があるとしたら、タ
イプ4は中学生から、下は、小学生、あるいは幼稚園児くらいまで
と考えられます。

 「永遠の少年少女」というイメージと言えば良く理解できるかも
しれません。14歳くらいの少女を感じさせる人もいますが、8歳
くらいの天真爛漫で無邪気な男児みたいな振舞い方をする人も
います。たまに5歳くらいな幼稚園児のような天真爛漫な愛らしさ
を見せる人たちも結構います。

 実年齢が中年になっても、夢を見ている少年とか、少年の心を
持った大人だと言われているかもしれません。タイプ4が最も年
齢不詳に見える人たちが多く、純真さやウブさなどもよく感じさ
せられます。夢を追いかけるロマンチィストです。

 謙虚な人たちですが、それは全ての人たちが自分より年上であ
り、年長者に対しては、教えてあげるとか説教するなどが不得意
となります。他人に説教するなど、なんだか僭越に感じたりもし
ます。また、他人に注意したりができにくいようです。相手は生
とか部下だとわかっていると、少し注意できるかもしれませ
んが、全く何も言えない人もしばしばいます。

 それゆえか、タイプ4からみて、他のタイプの人たちは、謙虚
でないと感じさせられるでしょう。また、謙虚さのない人間を嫌
悪したりします。

 タイプ4は「末っ子気質」ですから、いつも自分のことばかり
固執して、自分の話ばかりする、自分以外に興味がないという人
たちが少なくありません。優しい気質で、同情心が強い人たちで
すが、他人を助けられると思いにくく、説得できるという発想に
欠けることもあります。それは、本質的に「末っ子」で、末っ子
では無力で何もできないだろうと思いやすいのは納得できるとこ
ろです。

 しかしながら、末っ子の純粋な熱い気持ちは、多くの人たちの心
を揺り動かし、人々を感動させる力があるようです。それが芸術的
な資質なのかもしれませんが、本物を見抜く力、鑑識眼なども優れ
て、芸術家肌と言えるかもしれません。一番に年少で、最も依存的
になりやすいタイプですが、それを補ってあまりある能力が備わっ
ている人がいます。

11 最年長タイプは9w9、最年少タイプは4w4


 
さて、一番年長のタイプ9w9と一番に年少である4w4は、表
面的にはとてもよく似ています。両者はよくタイプを間違えられま
すが、一見した雰囲気がおっとりとして穏やか、動作や話し方など
もゆっくりしている人が多いようで、とても不思議な現象ではない
でしょうか。
 以下に、タイプ別の年齢を、さらに細かく書き出しています。

☆さらに詳しい年齢順
  9w9→9w8→9w1→5w5→5w6→5w4→8w9
    →8w8→8w7→2w2→2w1→2w3→1w9→1w2
    →1w1→7w8→7w7→7w6→6w5→6w7→6w6
    →3w2→3w3→3w4→4w5→4w3→4w4