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遅めの夏休み。 去年は九州の阿蘇山をメインに虎ちゃん宅にお世話になったり、 初のフェリー乗船で四国に行ってきました。 今年は正反対側の東北へ。 これまで福島の磐梯山より北上した事は無く、いつかは行きたいと思っていましたが いよいよ実現する時がきましたよ。 ルートはいろいろ考えた結果、まずは高速使って一気に秋田の鳥海山まで行き、 そこからはひたすら下道で男鹿半島から津軽半島、八甲田、十和田湖、八幡平、栗駒と 各所を巡り、東北道の古川ICから高速で帰途に着くというもの。 キャンプで2泊、格安ホテル1泊の3泊4日の旅です。 果たしてどんな道や景色が待っているのか、ワクワク。 i |
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週間予報では数日天気が大きく崩れる事は無いとの事だったので安心していましたが なんと出発の前日に突然台風が発生。 エエエー。 予測では関東地方に上陸らしいが、取り敢えず東北方面にはさほど影響は無さそう。 しかし何だろこのドンピシャのタイミングは。 3泊ともなると荷物も多く、さらにキャンプ道具もあるのでどう積載するかが課題でしたが、 ラフ&ロードの防水バッグ「AQADRYkコンテナ」で落ち着きました。 容量75Pでテントやシュラフもスッポリ収まり、防水なので雨でも安心。 ラフ&ロードなので細かい作りがアレな感じはありますが、満足です。 コンテナに荷物を詰め込み、忘れ物防止用に作ったチェックシートで荷物のチェック。 コンテナをバイクに固定して、夕方午後4時に出発しました。 東名高速から中央道〜上信越道〜北陸道〜磐越道〜東北道〜山形道と走り、 山形道の最終IC「酒田みなと」まで約900キロを一気に駆け抜けます。 去年、DFで九州に向かった時は、広島あたりで手が痺れたりお尻の感覚がマヒして 来ましたが、さすがS2、楽々です。 それでも東北道あたりから疲れと共に高速に飽きが来てましたが(笑 東北方面はSAの間の距離が長い為、給油のタイミングの確認は必須です。 予めチェックしておき、お手製の地図をタンクバックに入れておきましたが、 最後に給油する予定だった寒河江SAのスタンドが営業時間外で閉まっていてビックリ。 営業時間までチェックしていなかったわ…。 開店するのが朝7時。 着いたのが5時前なので2時間待ちか…これは痛い。 残りのガソリンで最後のICまで走れるのか不安だったので、途中のICで一旦降りて スタンドを探しました。 20分程走って見つかり、給油してそのまま下道で鳥海山へと向かいました。 i |
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7時頃に鳥海山ブルーラインの入口へ到着。 早朝だけあって車も少ないので、ゆっくり景色を楽しみながら走れそうです。 比較的緩いカーブの登りを走り、視界が開けると下には日本海。 まさにブルーラインの名の由来が解る眺めです。 鉾立展望台まで登って来ました。 鳥海山の山頂が逆光で薄らと見えています。 走行中からの鳥海山の景色は稜線や裾野ばかりなので、 ここに来てようやく山頂を望む事が出来ました。 展望台近くには登山口があり、バス停も設置してありました。 そこではすでに数組のグループが登山の準備中。 今日は登山にはもってこいの天気だもんなあ。 登山口を通り過ぎ、ブルーラインを下って仁賀保高原へ。 風力発電の風車が並ぶ道を走る。 バックに鳥海山の姿を一望する素晴らしい景色。 サイコーー。 i |
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国道7号を走り、男鹿半島へ向かいます。 途中に巨大なまはげ2体発見。秋田に来たって感じが涌きますなあ。 国道101号から県道54号で寒風山へ。 緩やかな登り道を進むと、木々は消えて辺りは芝生が広がります。 近くでパラグライダーが飛んでいて、のどかな草原風景という感じ。 途中の休憩所で軽く食事を済ませ、頂上へと向かいます。 頂上付近の駐車場にバイクを停める。 バイクの向こうには弧を描く日本海の姿が。ここからの景色だけでも充分に絶景だ。 さらにそこから暫く歩いて展望台へと向かってみる。 本日2回目のサイコーー!! 360度広がる絶景。 標高は355メートルと高くは無いけど、男鹿半島が遠望できます。 アスピーテ火山らしく緩やかな傾斜の中に起伏が幾つかある姿がまた楽しい。 眼下に見える遮るものの無い道も面白い。 これから走るのがワクワクしてくる。 ずっといても飽きない場所だ。 駐車場を出て、見下ろしてた道を走る。 視界には空と草原しか入ってこない。 阿蘇を走った時のようだ。 気持ち良い〜。 i |
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なまはげと聞くとつい高校の先輩のあだ名を思い出してしまう…(笑 高低差があって、直線の多いなまはげラインを走って、男鹿半島を快走。 県道55号で入道埼に到着。 近くの駐車場は割と混雑気味。 白黒ストライプの灯台を見てから、県道121号で八望台へ。 ホントは59号で男鹿半島を1周するつもりでしたが、予定より時間が遅れ気味 だったので、121からなまはげラインに戻るルートに変更しました。 八望台からは日本唯一の水蒸気爆裂で出来たマール湖の 一ノ目潟、二ノ目潟を見る事ができます。 耐久性がちょっち不安な展望台から湖を眺め、男鹿半島を後にします。 i |
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海抜0メートルの日本一低い山に登頂。 でも眺めは良かったです。 途中の道が、先に地平線しか見えないダイナミックな直線で なかなか楽しかった。 東北は直線の道が多いね〜。 i |
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国道101号で秋田県から青森県へ。 白神山地と日本海の間をひたすら走り、五能線の十二湖駅でトイレ休憩。 そこへちょうど列車が来たので、数人の鉄チャンに混じり写真撮影。 更に日本海を眺めながら走り続け、予定通りに夕方5時頃に 今夜泊まるキャンプ場へ到着しました。 i |
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今夜の宿はココ。 利用料500円の格安キャンプ場です。 ココは少し小高い山の中にある場所だけに、少しヒンヤリしています。 到着した時に居たのは自分1人だけ。 暗くなったらかなり寂しい気がするが…まあイイか。 早速テント張ってから、近くにある銭湯にバイクで向かい、 たっぷり湯に浸かって疲れた身体をほぐして来ました。 帰りにキャンプ場入口近くで食事処を見付けたので入ってみる。 深浦漁港が近いだけあって海の幸が豊富。 ここは贅沢して2600円のウニとイクラ丼定食を頼んでみました。 ううう、旨い。 何もかも旨い。 なんていうか、旨いもの食べた時ってホント幸せになるよね…。 ひとときの贅沢を楽しんで、テントに戻ります。 すると1棟のバンガローに灯りが付き、一組の泊まり客が入っていた。 ちょっと安心したりして。 疲れもあってか、用意していた「岳」の新刊を読む事なく、 すぐに眠りに落ちました。
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