室堂其の2 -2009.10.23-



高原バス





バスに揺られ、美女平から樹林帯、弥陀ケ原を越えて室堂まで向かいます。
車窓からの景色は素晴らしく、
樹齢1000年を越える立山杉や遠くに見える称名滝、
広大な弥陀ケ原高原に走る1本の道路は中々壮観。

薬師岳、劔岳を両手に約40分ほどで室堂に到着です。

室堂到着








室堂駅から出ると、目の前には立山の主峰雄山の姿が。
展望台から立山石碑の辺りまで、結構な人で賑わっています。
早速予約した立山室堂山荘に向かい、雄山方面へと歩きます。

すでに雄山を初め、周りの山は雪が積もっていますが
室堂平一帯にはまったく雪はありませんでした。
立山室堂山荘へチェックイン。
部屋に荷物を起いて、カメラを持っていざ散策出発。

室堂散策









山荘の横に建つ日本最古の山小屋「立山室堂」から
石仏群、中央広場を通りみくりが池へ。

以前富山の宣伝アニメで一番印象に残ったみくりが池からの景色。
それを実際に見て感動。
素晴らしい眺めだ。

地獄谷周回コースへと向かってみると、
ガス発生の為立ち入り禁止になっていた。残念。
みくりが池に戻り、暫く夕暮れに紅く染まって行く雄山の姿を眺める事にする。
東の空に星も見えて来たので、暗くなる前にみくりが池を後にして山荘へと戻った。








最終のバスが駅から発ち、これまで賑やかだった室堂に静寂が訪れた。

山荘での初めての夕食をいただき(美味しかった)
ロビーの本棚から本と雑誌を数冊持ち出し部屋に戻る。
テレビも何も無い部屋で、
時間がゆっくり過ぎて行く。
窓からは沈んでいく夕日の光りが消え、闇に包まれて行く。

まったりとした時間。
何時の間にか居眠りしていた。

夜に外へ出てみる。
暗闇の中に浮かぶ雄山の姿は、雄大でありどことなく恐ろしい。
ふと振り返ると、室堂小屋。
ここには多くの亡骸も運ばれて来ただろう。
そう考えると背筋に寒気が走る。

暫く雄山と星を眺め、身体が冷えきる前に部屋に戻った。
明日は早朝から散策するつもりなので、早めに床に付く事にした。

おやすみなさい。


つづく