■山、海、古都-2008.10.12〜13-■


中国地方の最高峰「大山」
方角によって形が変わるらしいので、この名山がどう姿を変化させるのか
実際に見に行く事にしました。


早朝675で出発。
2日間の日程なので、行きは寄り道せずに高速を使って一気に鳥取まで向かい、
大山を一周してから米子のホテルに1泊。
翌日は大山経由で鳥取砂丘に寄り、あとはその場のノリでという予定です。

中国自動車道から米子自動車道に移った辺りで、ポツポツと雨。
確か出発前にチェックしたら晴れだった筈では・・・・。
すぐに止んだが、大山方面の雲行きは怪しそう。大丈夫かなあ。
湯原ICで降りて国道313号を北上、県道422号へ。

蒜山高原〜鬼女台〜烏ケ山




422号は蒜山連山を横目に走る快走路。山麓は広大な牧草地になっているので
遮るものが無く、蒜山の山々が楽しめました。

そのまま蒜山大山スカイラインで大山方面へ向かう。
鬼女台(凄い名前だ)の展望台から大山の姿が。
まるで聳え立つ壁。
カッコエエ〜〜。

そのまま県道45号を左折、いよいよ大山外周ルートに突入ー。

鍵掛峠




大山と言えばココですね。
始めて雑誌の写真で見た時はスゲーと思ったけど、
こうして実際に来て本物を見ると、その数千倍スゲーですよ。

さすがに絶景ポイントなので、人も車も多いです。しかもあまりスペースが無いので
上手くバイクを入れての撮影が出来ませんでした。

桝水高原〜大山寺


鍵掛峠からブナ林の道を暫く走ると、突然道の両側に
崩落後のような場所が現れる。
一の沢、二の沢、三の沢と呼ばれる頂上から麓まで続く沢だ。
ここから土石流を自然に流せるようにしているらしい。
崩落を続ける大山の姿が垣間見える気がした。


そのまま暫く走ると桝水高原に到着。
ここに来て始めて大山が「伯耆富士」と言われるか理由が解りました。
なだらかな斜面の先に円錐形に聳える山は、先程の荒々しい岩壁の山とは
同じとは思えないぐらいに姿が変貌しています。
こんな山は珍しいのではないだろうか。


あの人を寄せつけない山から一転して、
家族連れがピクニックをしてたり、昼寝をしてる人が居たりする身近な山に姿を変える。
この表裏な感じがちょっと楽しかったりしました。

桝水高原のお店で昼食。
店選びを失敗!イマイチな食事になってしまった。






更に進み、大山寺へ。
参拝客で賑わうこの辺りは、民宿やおみやげやさんが多く並び、
モンベルの店もありました。
川に掛かる橋からは、大山の北壁が見えました。さっきとはまったく違う姿です。

大山寺にお参りしようと思ったんですが、参拝料がかかるのと、
石段がキツそうだったのでパス(スミマセン)

引き続き北側を廻るつもりでしたが、ガソリンが不安なのと、時間的に廻りきれるか
微妙になってきたので(北側は路面も荒れてて時間が掛かるらしい為)
一旦24号で街まで向かい、ガソリン入れてから再び南側の別ルートを走る事にしました。

県道52号〜大山広域農道




24号を戻り、途中の52号を走って284号で大山放牧場へ向かい、
45号から再び52号〜大山広域農道と走りました。

全線2車線の快走路で、車も少なく気持ち良く走れるうえに
段々と形を変化させていく大山も見れるし、なかなかのルートでした。
45号の外周ルートよりこっちの方が気に入ったかも。
途中にワインディングもあって走りも楽しめますよ。

大山広域農道から45号を大山寺へもう1度走って
24号で今晩の宿のある米子へ向かいました。

米子市内に入り、渋滞にハマった辺りで、エンジンに違和感が。
突然咳き込む様な症状が起こり、アクセルにかなり気を使わないとすぐに
エンストしそう。
うーん、前回の天生峠でも似たような症状出たしコレはまずいかもしれん・・
と思ったらついに警告灯点灯。

うわ〜、どうしよーとか考えていたが宿はもう目の前だったので
取り敢えず今晩はこのまま泊まり、明日問題あればバイク屋に連絡する事に。
でも鳥取だし、どういう対応になるか微妙だなあ・・。

米子駅周辺



ホテルの方に駐輪場が無いのでホテル前の歩道にバイクを停めるように指示が。
さすが1伯朝食付き3500円の格安宿だぜ!
ホテルの方が見てくれていると信じてバイクを置きました。
部屋の窓からも見えるので、念のため窓を開けたままにして注意しておこう。

暗くなる前に米子駅周辺を散策に出かける。

が、閑散としていて何も無い・・。
閉めてる店も多いし、街全体に活気が無い感じ。
海も近いし、海産物関係の食事にありつこうとしたけど、
それらしい店も無く。
結局駅近くの溜め息付きながら仕事するおばちゃんの食堂で晩飯。
今回食事関係はハズレだなあ〜。

宿に帰り、マップル広げながら明日の計画。
しかし、バイクが走れればの話だけれど。
不安と共に床に付く。

大山〜国道9号〜道の駅はわい〜鳥取砂丘



翌朝、心配したエンジンは調子良くなっていて警告灯も消えていた。
取り敢えず無事走れそうなので、昨夜の計画通りに鳥取砂丘へ向かいます。


再び大山寺まで行き、そこから県道30号で大山の北壁見ながら走るつもりが、
通行止めで迂回する事に。
ところが、この迂回ルートがなかなかにイイ道で、朝から気持ち良く走る事が出来ました。
ラッキー。

迂回路から30号へ出て、暫く行くと船上山への分岐。
船上山方面にも心惹かれましたが、そのまま国道9号へ向かいました。

この道も進行方向に海、後ろに大山と他では味わえない絶景が楽しめるイイ場所でした。
国道9号に出ると、一転して普通の車の多い一般道となります。
左に海を眺めながらコナンくんの銅像がある道の駅大栄を過ぎ、次の道の駅で休憩。

道の駅「はわい」
なんともいえない名前だ。
しかもなぜかひらがなだし。





「はわい」を出発、湖山池を過ぎて千代田川を越えて鳥取砂丘に到着〜。


つづく