阿蘇其の2-2008.8.20〜22-■




阿蘇山公園道路で中岳火口へ。
2度目は風向きも変わっていて、無事に通る事が出来ました。






マリンブルーの湯釜からはモクモクとガスが発生してます。
その脇には火山弾避けのシェルターが多数建設されており、実際昭和初期に突然の噴火による
火山弾で死者が出たと聞きました。
活火山がいかに恐ろしいものか実感させる光景です。
ただし、阿蘇中岳は噴火のサイクルが予想しやすく、こうして火口に近付けるのもそのお陰。


中岳火口で暫く撮影していると、辺りの人達が咳き込み出した。
自分も咳き込むと同じに息苦しさを感じたその時に、サイレンが鳴り緊急避難のアナウンスが。
風向きが突然変わり、ガスが観光客側に流れ込んで来た為だ。
慌てて小走りに避難する。

幸い一時的なもので直ぐに風向きは戻り、軽いパニック状態も落ち着いたが、火口付近は
立ち入り禁止となってしまった。

火口から少し下り、砂千里を歩いて見る事に。
そこは火山灰で覆い尽くされた、まさに「黒い砂漠」
近くには休止した火口も見えます。広大さに感覚がマヒしてきてるよ。
小高い丘の頂上には積み石の山が。
暫くここからの眺めを楽しんだ後、まだまだ続く黒い砂漠を背に引き返す事にした。







次は阿蘇パノラマラインから国道57号を経由して212号を走り、大観峰へと向かいます。






大観峰へ向かう212号は阿蘇のカルデラを走る道。
後ろには阿蘇五岳の雄姿、前には広大な外輪山の壁の姿が。
こんな景色はココでしか味わえないだろうね。





外輪山の最高峰、 大観峰で遅めの昼食。
高菜定食ウマウマ。
さすがに人気スポットだけあって、バイクも多数訪れていた。
景色は少し霞みがかっていたが、阿蘇カルデラを一望しながら恒例のソフトクリームをいただく。
最高ー。









大観峰からやまなみハイウエイを走り、湯布院へ。
道から少し逸れて、「白川水源」と同じ名水百選のひとつ「池山水源」へ向かってみる。
樹齢200年を越える木々に囲まれ、毎分30tの涌水量を誇る水源の真ん中には
水神様が祀られていました。

再びやまなみハイウエイへ。
何時の間にか前には自衛隊の装甲車の姿。
後ろに付いてトロトロと走りながら、ホントは駄目なんだろうかと
思いつつも1枚パチリ。スミマセン。

暫く走っていると、道路脇から手を降る女子高生らしき集団が。
オレも罪な男だぜ。
と思ったら手を降り返す自衛隊員。
大喜びの女子高生達。
そんなことだと思ったよ!

でもこういうのってイイ事だね。

やまなみハイウエイから阿蘇の噴煙が見える名所を通り過ぎ(汗
慌てて止めて撮影。
こちら側から阿蘇へ向かうと、いよいよ来たって感じを持つだろうな。

途中で雰囲気のいい陸橋を見つけたので寄ってみると、ちょうど湯布院行きの列車が通過。
一両のみの車両がゆっくり小さくなっていく。列車と田園の風景って絵になるなあ。


つづく

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