(7/22・小倉SJ)

【1着】 ヒサコーボンバー
 昨年のこのレース以降、精彩を欠いていたが、1年前の雪辱を見事に果たしてみせた。終始、先頭のレガシーロックをマークするレース運びは昨年と変わらなかった。 行きっぷりも上々。そして昨年ミスした正面の水濠障害を巧い飛越でクリアすると、そこで一気に先頭を奪い、そのまま押し切った。 この馬のリズムを狂わせていた小倉の水濠障害を完璧に飛越できたことで、呪縛が解かれたように思う。まだまだ衰えてはいないようで、秋も楽しみだ。 ただ最近は連勝時に見せていた軽快な飛越から、全体的に大きい飛越になってきたことが良いのか悪いのかは今後のレースで見ていきたい。
【2着】 ロングランニング
 行きたい馬が多く、タスキ前までは中団につけてジックリとうかがっていた。勝負どころの向正面では楽に先頭に踊り出たが、1号障害で痛恨の飛越ミス。 あわや落馬寸前の大きな躓きで一気に3番手に後退。普通ならばここで終わってしまうところだが、そこからもう一度盛り返し、直線で内からじりじり伸びて2着は確保した。 まともならば勝っていただけに、もったいなかった。嘉堂騎手の派手なアクションが裏目に出たのかな?
【3着】 ハクサンラッキー
 3角で完全に2番手に上がり、4角では先頭に並びかけたが、そこまでで脚が上がってしまった。積極的なレースを見せて昨年と同じ3着は昨年以上の内容。 休み明けの前走は2つ目の障害で落馬したが、カラ馬になってからも最後までしっかりと踏ん張っていたことが良かったのかも?
【4着】 レガシーロック
 精彩を欠いた前走から一変して積極的に逃げに出た。これがこの馬のレースで、ここ2走よりは力を出すことができた。全体的に飛越が大きすぎたことと、 早めに勝ち馬に来られたのが痛かった。
【5着】 ブレーブテンダー
 オープンでは上位の安定勢力も、重賞では入着が精一杯。レースぶりからも、これ以上は難しい。
【6着】 エイシンワンサイド
 最後方からのレースだったが、末脚はまずまず見どころがあった。使われて絞れてくれば、さらにチャンスはありそうだが。
【8着】 コウエイジャンボ
 序盤から行きっぷりが悪く、後方ままの惨敗に終わった。連勝時の勢いがなかった。
【9着】 カネトシガバナー
 ここ2走と違い、ハナを奪うことができず3、4番手を追走。タスキ後ぐらいからもたつきが見られ、順まわりの向正面ではもう一杯に。 ハナを奪えなかったのと、ハンデの63kgが影響したとは言え、負け過ぎかも。初めて経験するたすきコースに戸惑ったのかも?

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