・8/6

 いつもどおり、2週間に一回のお楽しみ?リッチトレンディーに騎乗。7頭立てで相手に恵まれ、単勝4.9倍の3番人気に支持された。しかし、スタート前から気配が平凡。 いつもはスッと入るゲートを嫌がるなどレースに対する気持ちが向いていなかったようだ。スタートから少ししごいていたもののいつもどおり後方からの競馬となった。 序盤はじっくり脚をためるレースぶりだったが、いつものように飛越で差を詰めるようなところもなく、追走手一杯となっていた。勝負どころの順まわりの向正面でも差は詰まらず結局良いとこなしの4着に終わった。 ここ最近は飛越で差を詰めて最後もまずまず伸びていたが、今回は差を詰めるまでもいかない完敗に終わった。こんなに負ける相手関係ではないはずで、展開もそんなに悪くなかった。しかし、レースでの覇気も感じさせなかった。 やはり、小倉滞在の影響が出ているのか? ここは思い切って栗東に戻してローテーションを1回飛ばした方が賢明かも。

  「トモのパンとしていない馬だから。ダートの調教だと余計に応えるみたい。栗東に戻って立て直すよ。」 これは昨年の小倉最終週のリッチトレンディーに騎乗したレース後のコメント。このままでは今年も昨年の二の舞に・・・。敗因はこれしか考えられないので、果たしてどうするのか。
合谷騎手のコメント
 テンから行きっぷりが悪かった。中1週で使い込んできたから、少し疲れが出てきているみたい。


・8/12

 放牧から5ヵ月半ぶりに復帰してきたシードミンゴに騎乗。合谷騎手にとってはあの1月の落馬以来8ヵ月ぶりの騎乗となる。 18戦して落馬6回の大記録の持ち主であることは周知のことであろう。馬体重はマイナス10kgの休み明けの今回、なぜか8頭中5番人気に支持されていた。
 レースでは休養前同様、スタートダッシュがつかず後方の位置どりとなった。飛越はリフレッシュ効果からか、休養前よりも安定していた。順まわりになり徐々に差を詰めると、正面の3連続障害も問題なく飛越。 向正面でいつもどおり追走に苦しみ前3頭に抜けられるも、4角で一気に差を詰めて直線へ。最後は豪快な飛越で3着馬に詰め寄ったがそこまで。結局4着に敗れた。 勝ち時計も早く、休み明け緒戦を考えれば次につながると言うことで上々の滑り出しと言っても良いでしょう。次に期待しましょ!!

 しかし、今回のシードミンゴのレース、ここ最近のリッチトレンディーのレースを見ているように感じませんでしたか? 脚質も同じですし・・・。 まあ、シードミンゴの方が見る側にとってドキドキするのは言うまでもありませんが(笑)。
合谷騎手のコメント
 久々だったので置かれないように気をつけて乗った。飛越自体は無難だったから、これで息が保つようになってくれば次回は楽しみ。


・8/27

 休み明け2走目のシードミンゴに騎乗。相手に恵まれ2番人気に支持された。これまでのこの馬の歩みを知っている人ならば周知されていると思うが、ここまで人気になったのは障害戦ではもちろんはじめてである。 「もう少し前でレースを・・・」という作戦はいつもどおり、この馬の課題は道中でいかに置かれずに追走できるかといったことである。注目のスタートではいつもどおりダッシュがつかず、後方まで下がっていった。 しかし安定した飛越で徐々に差が詰まっていった。たすきコースでは5番手まで浮上した。そして正面の3連続障害で外から巧飛の連続で一旦は2番手まで押し上げた。 1コーナーからペースが上がってやや置かれ気味になってきたが、飛越で差を詰め何とか前の集団から離れずついていった。1号障害は巧かったが、前のストロベリーが飛越でややスピードが落ちたため、 スピードに乗り切れなかったところを前2頭に一気に引き離され3〜4コーナーの平地で差が詰まらず直線の最終障害を迎えた。外にいたストロベリーがやや内にささったため、2頭の中を飛越するところを内へ軌道修正した影響もあったのか、 これまでのように差が詰まる飛越ができなかった。そのため最後はスピードが乗り切らずそのまま3着に終わった。平地力勝負に不安を残す結果となったが、これまでの障害戦の中でいちばん勝ち馬と差のないレースができており、 スローペースで前残りの展開が合わなかったことを考えればよく走ったように思う。まあ、あからさまに不利を受けたわけではないので力不足とも取れるのだが・・・。
 今回のレースは前半のペースが遅かったが、今回のレースで見せた飛越をもってすれば、速いペースになっても置かれずについて回れるように感じた。中1週ペースであれば次走は阪神・3000mとなりそうだが、 障害数も増え、直線がダートに変わるのは好材料だ。さらにペースが速くなるようならば、この馬のチャンスは大きいだろう。というか、突き抜けるはず!!
合谷騎手のコメント
 そう速いとも思わないペースだったのに、ついて回るのに手を焼いてしまった。飛越は悪くなかったのに、どうしたのかなあ・・・・・・。


・9/3

 前走でやや疲れを見せたリッチトレンディー、今回は1回飛ばして中3週で出走してきた。厩舎側の絶妙なレースの使い方であったが、実は前走時に外傷を負ったために大事を取ったとのことだそうだ。 さらに小倉滞在と言うことで今回も小倉のダート調教で臨んだとあっては大きくは期待はできなかった。レースではいつもと同様に後方からのレースとなったが、それはいつもと同じ。しかし好調時と違い、 道中で差を詰められないのは前走を見ているようだった。順まわり向正面の1号障害の飛越は素晴らしかったものの平地で全く差が詰まらず完敗を喫した。 昨年の合谷騎手のコメントどおり、小倉滞在によって成績が悪くなってしまった。栗東に帰って巻き返すという昨年のコメント(ちなみに昨年は小倉開催後休養)を信じて次走期待してみたい。 中2週は開きそうで、じっくりと立て直してもらいたい。
合谷騎手のコメント
 外傷明けで少し重かったみたいだね。これを叩いて少しは良くなってくるんじゃないかな。


・9/9 耐えに耐えて初連対!

 叩き3走目、休養後は飛越がすっかり安定してきたシードミンゴに騎乗。平地力が要求される小倉よりも阪神向きなのは明らかであり、今回ようやく力が発揮される舞台となった。 が、相手は強くなったこともあり、なぜか6番人気という低評価だった。障害20戦で連対がないことや鞍上が勝っていないことなどの要因が考えられるが・・・。 レースではいつもどおりスタートダッシュがつかず後方からとなった。正面の3連続障害でジワリと差を詰め、3コーナーでは他馬の故障などもあり早くも4、5番手に浮上。 たすきコースでも巧飛を見せて順まわりに入った時に3番手まで上がっていた。しかし1コーナーでペースが上がると前2頭から離されていって苦しくなったが、以前のシードミンゴと違い、飛越で差を詰められる巧さを身につけていたので向正面の障害で再び差を詰めてきて、 3コーナーでややバテ気味のユーセイシュタインを射程圏に入れ、最終障害飛越後に突き離し単独2番手に浮上した。前にいるのはあと一頭、直線で差を詰めにかかるも先頭のナムラコンコルドは手応え十分で、結局7馬身まで差が開いての2着に敗れた。 しかし、障害21戦目(合谷騎手の騎乗では18戦目)で初めての連対を果たし、これまでの頑張りがわずかだが報われたような気がした。走破時計もまずまずで、こういったレースができれば待望の障害初勝利もすぐに手が届きそうだ。 レース的には見応えはなかっただろうが、合谷騎手ファンにとっては気分の良いレースであったことだろう。
 今のシードミンゴはもう昔の「危なっかしいシードミンゴ」とは違う。飛越力だけならばオープンでもやれそうな感じがした。だがその前に早く障害未勝利を脱出せねば!!

出走枠順&観戦記

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着ナムラコンコルド59☆白浜雄造牡・53:20.5
2着シードミンゴ60合谷 喜壮牡・73:21.6
3着ユーセイシュタイン60出津 孝一牡・53:22.9
単 (1) 400      (1) 180 (3) 230 (7) 140
枠 1−3  2790     馬 1−3  2720曇・良
ワ 1−3  810    1−7  500    3−7  500

合谷騎手のコメント
 前半をうまく捌けたし、馬自身に落ち着きが出ているのはいい材料。これでもう少しテンに置かれなくなれば。


・9/24

 スタートでやや渋ったのを除けば、シードミンゴはいつもどおり。スタートダッシュが付かず最後方から最初の障害を迎え、徐々に巧飛で順位を上げて行き、中間地点あたりでは前との差がなく絶好位に進出するも2週目に入ってペースが上がると追走に苦しみ、 前との差が広がっていく。それでも飛越が巧いので、平地力のなさをカバーし、何とか最終障害では圏内まで至るが結局は最後の直線で詰めが甘くなり3着という、お決まりのパターンでのお約束の3着だった。 リッチトレンディーとレースぶりに相違はないが、今の飛越を見る限りではシードミンゴは「皆伝」の域に達したようで、あとは平地力が少しでも上がれば何とかなるのだが、7歳のこの馬にそれを望むのは酷だろうか・・・。
 まあ、京都ならば阪神のよりも障害数も多く、飛越力がこれまで以上に問われるためチャンスは大きそうだ。今年の合谷騎手の成績から、人気が落ちるようならばそれこそ狙い目である。 普通は勝てない馬にとって頭数が増えることは、相手が増えると言うことで勝つ確率が低くなりそうだが、この馬の場合は展開の紛れも必要になるため、頭数がもっと多くなった方が良さそうな気もする。(リッチトレンディーはその傾向にあって、多頭数の時の成績が良い。)
合谷騎手のコメント
 前半ついて行けなかったが、その分終いはシッカリと伸びてくれたね。ここにきて飛越は本当に安定してきたよ。


・10/1

 とうとう今年もあと3ヵ月。このまま合谷騎手は勝てぬまま終わるのか・・・?という不安も出てきたが、何とか最低限1勝ができるよう頑張っていただきたいものです。
 さて、今回の騎乗馬はシロキタスター。休み明けの一戦で、休養前は障害戦を3度使い成績が残せていなかっただけに大きな期待を寄せているとは言い難かった。 スタートはわずかに遅れ、後方からのレースになったが飛越がまずまず巧く、しかもゆったりとしたペースでもあって何とか前の馬についていけた。そして逆回りの3コーナーから第4障害にかけてシロキタスターが狭いとこをこじ開けて接触などもあったが4番手まで進出した。 その後のタスキも問題なく通過したが、ペースアップした向正面からやや追走が苦しくなっていった。しかし最終障害で前に並びかけたが、踏切がわずかに遠く、躓いてスピードが落ち、立て直すために4コーナーで無理をしたため直線入口で外に振られてしまい、ここで前との差を広げられてしまった。 直線では平地力の差が出て、最後は結局4着に敗れた。しかし、これで合谷騎手の連続入着記録は「13」に更新された。
 飛越については、序盤はちょっとばらつきがあったが後半はスムーズだった。最終障害はちょっと踏み切りが遠かったようだったが・・・。シードミンゴやリッチトレンディーのように飛越にムダのないタイプではなく、飛越後にすぐに行き脚がついてスピードが落ちないタイプのように見えたが、 実際のところは分からない。また、最終コーナーで「もしかして!?」と思わせたレースぶりは、次走に期待を抱かせるものであった。結果は4着だったが、休み明けと道中の不利を考えればこれで十分といえるだろう。 ただ、平地力不足という点はここ最近の合谷騎手の騎乗馬と同じであり気がかりだが・・・。1度使われて状態が更に上がってこれれば、メンバー次第だが勝ち負けまで期待ができそうだ。
合谷騎手のコメント
 少し掛かり気味ではあったけど、無理せずついて回れたからね。飛越も練習より良かったし、ひと叩きした次回は変わってくるんじゃないかな。




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