いまむら騎手 / 1999年・1月〜8月


1月〜3月

 騎乗なし

4月

 18(日): 昨年暮れの落馬負傷以来約4ヵ月ぶりに彼は帰ってきた。話題性は全くなかったが、彼の復活を喜んでいる人は多いだろう。復帰戦は中京6R・500万以下、ダート1600m戦で、騎乗馬はあのリトルマーベル。 言わずと知れた今村騎手に唯一の勝ち星をもたらしたメモリアルホースだ。4番人気という人気からも彼の復帰を待っていたファンが多いことを示している。初勝利と同様リトルマーベルは逃げた。が、最後は一杯。 結局12着に惨敗したが、無事に復帰を果たしただけでこのレースは良しとしたい。ここから今村騎手伝説の第2幕は始まった。
 25(日): 今週は障害レースに騎乗。落馬して大ケガをしたにもかかわらず、障害レースに騎乗する姿には感心させられる。 騎乗馬はドクターショルダー。入着すら難しい馬であった。最低人気は馬の実力から妥当だった。レースでは中団を進んでいたが、 2周目にかかる1号障害で馬が躓き落馬してしまった。人馬の容体は不明なので、大した事がなければ良いのだが・・・。

5月

 1(土): ドクターショルダーが連闘だ! とは言え、2走続けて落馬している馬なので全くあてにできない。「完走」すればそれで良いと言うような騎乗馬であった。 レースではついて回るのがやっと。後方ままの10着に終わったが、無事完走できたことは喜ばしい。これで昨年暮れの大ケガを負ったあの落馬事故を払拭できれば良いのだが・・・。
 9(日): 京都5R・4歳未勝利、シマノレインボーに騎乗。馬に実力が・・・だったが、4角では外から被せながらもぐいぐいと追って、 最後はそれなりの伸びを見せ9着だった。今年はじめての一桁着順となった。
 15(土): またまたドクターショルダーに騎乗。無難に全部の障害をこなし、7着と健闘した。 徐々に人馬とも調子が出てきたが、この馬にこれ以上を望むのは酷だと思う。
 16(日): 京都3R・4歳未勝利、シーグランドに騎乗。16頭中16番人気、馬に活気が見られなかった。 後方から進み、最後はバテた2頭を交わしての14着に終わった。人気以上には駆けたが・・・。
 22(土): 中京5R・障害未勝利戦、ローズコンテッサに騎乗。この馬には初騎乗。好スタートを切ってハナに立って一つ目の障害に挑むが、ややバランスを崩し3番手に後退。アブミが外れたかのようにも見えたが・・・。 それからは外々を回りながら徐々に順位を落として行き、向正面の真ん中の障害で馬が躓いた時、懸命に落ちないように粘るも・・・。無念の落馬だったが、ケガがなくて何よりだった。
 30(日): 1R・スズノプロローグに騎乗も後方ままの14着惨敗。この馬では現状ではやはり苦しいだろう。

6月

 12(土): 中京2R・ロングキンボシに騎乗するも、後方追走手一杯で13着に終わった。16番人気を考えればまずまずの好走と言えるが、 そろそろ結果がほしいですねえ。入着できそうな騎乗馬はいないのか・・・。
 19(土): 阪神2R・スズノプロローグに騎乗するも、後方ままの13着。8Rはココロに騎乗。9番人気と久々に可能性のある馬への騎乗だったが、仕掛けが早すぎて、しかも外に膨れてしまい12着に敗れた。 まったくいいところなしに終わった。
 20(日): 初出走のエンプレスセーラに騎乗。これまた後方ままで見せ場なしのブービー負け。
 27(日): ロングキンボシに騎乗。はっきり言って、どこにいるのか分からないままレースが終わっていた。この馬ならば誰が乗っても同じ結果になりそうだ・・・。

7月

 3(土)
 ココロ、大外強襲の2着!!
 阪神12R・5歳以上500万以下でココロに騎乗。前回に続いて2度目の騎乗となった。前回は4角で一気にまくったものの、最後伸び切れず惨敗していたが、最近の今村騎手の騎乗馬では一番通用しそうな馬で、ひそかに期待していた。 レースではダッシュがつかず後方からの追走。3角でようやく行き脚がつき、前走同様外からまくって出た。だが、前走のように、無駄に馬2頭分ぐらい外を回っていたのではなく、馬群の外を回っていたため、前走のようなロスはなかった。 4角から直線に向くところで、前の集団に取り付いていた。直線を向くと、大外から一気に伸びて、内の各馬を捕えたかに見えたが、最後にやや勢いが鈍ったところへゼネラルパートナーが猛然と中を割って抜けだし、ココロは結局2着に終わった。 とは言え、10番人気の低評価を反発しての好走は評価できるものである。前走惨敗の教訓を生かした絶妙な騎乗だったといえる。しかし、このレースが今村騎手の弱点克服につながっているとは言い難い。 大外を上がってきたため、コーナリングの際に揉まれてはいないわけで、馬群の内や中から抜け出すといったレースができるまでは本物として認めることはやはりできないだろう。 それでも今回のようなレースができるのは、徐々に成長している証ではある。2勝目も視界に入ってきた感があり、このコンビには今後も注目していきたい。
 4(日): フサチヨストーリーに騎乗。終始後方で見せ場も作れず惨敗。前日のようにはうまくいかなかった。
 10(土): 阪神2R・4歳未勝利戦ですっかりお手馬となったロングキンボシに騎乗。これまではついて行けず最後方近くの追走で終わっていたレースばかりだったが、 今回はいつもより行き脚がついていた。とは言え、それから全く伸びず、結局11着に終わった。
 18(日): 小倉3R・4歳未勝利戦で、今回が2度目の騎乗となるフサチヨストーリーに騎乗。 前走同様、追走手一杯で14着に終わった。やはりこの馬では苦しいか。
 24(土): 小倉の1Rと6Rに騎乗。1Rはキシュウトレビアンに騎乗。外枠からダッシュを利かせて先行争いに加わった。4角から直線に入るとやや一杯になり下がっていったが、 何とか5着に踏ん張る健闘ぶり。叩かれて次走に期待が持てる内容だった。6Rの九州産馬による新馬戦では見せ場なく惨敗した。
 25(日): ロングキンボシでは上位争いは難しい。12着に敗れても仕方がないと言ったところだ。

8月

 1(日): 3R・4歳未勝利戦でフサチヨストーリーに騎乗。出遅れて後方からのレースとなり、最後わずかに差を詰めての12着に敗れた。それでも上がり3ハロンのタイムはメンバー最速で、徐々に力はつけてきている。そして、10R・日向特別では前走2着に突っ込んだココロに騎乗。 距離延長、前走比3kg増、追い込み辛い小回りコースと歓迎材料は乏しいが、今年初の特別レースの騎乗と言うことで期待は大きかった。しかし、持ち味の末脚を発揮することができず10着に敗れた。やはり広いコースでのダート1400mが一番持ち味の発揮することは分かった。 阪神開催までこの馬の活躍は待った方が良さそうだ。
 7(土): 6Rの新馬戦(九州産馬限定)のホーザンガビーと8Rの500万以下のマチカネピッカピカに騎乗。ともに人気薄で全くレースにならず後方ままの惨敗に終わった。
 8(日): 1R、2Rと続けて騎乗。ようやく騎乗数が増えてきたみたいだ。1Rのキシュウトレビアンは前走で好ダッシュから先行して5着に粘るレースをしていただけに期待がかかったが、 3コーナーで外から被せられるとずるずる後退。やや不利を受けたみたいだが、被せられるのを嫌がって自分からよけたように感じたのは私だけだろうか。 最後はまずまず伸びたが、これが最後まで響き7着に敗れた。まともならもっと上位に来ていただけにいただけない。 苦言を呈するようだが、馬が揉まれ弱いのではなく、今村騎手が揉まれ弱いようだ。一流になるためには何としても克服してもらいたいものだ。 そうしないと勝利はまた遠のいてしまう・・・。2Rのロングキンボシは最近追走がマシになってきたが、まだまだ勝ち負けには苦しいようだ。
 14(土): 4歳未勝利戦でフサチヨストーリーに騎乗。ややあおり気味のスタートが影響したのか、後方ままの惨敗に終わった。
 21(土): 3歳未勝利戦(九州産)でホーザンガビーに騎乗も、1頭大きく置かれた最後方追走。そのため結果はもちろん大差惨敗・・・。
 28(土): 4R・キシュウトレビアンに騎乗。スタートは良くなかったが、二の脚で先団につけると3番手集団に取り付いた。4角では相変わらず外を回ったが、 直線でも大バテはせず4着に頑張った。徐々に良化を見せており、ロスのない競馬ができれば今後は好勝負ができそうだ。福島での未勝利戦で期待が持てそうだ。
 29(日): 久々に障害戦に騎乗。騎乗馬は初障害馬のメイショウソムリエ。序盤から全くついていけず置かれた後方でのレースとなり、2周目の1号障害で馬が飛越拒否し落馬。競走中止となってしまった。 今のところ負傷したとの情報はないが、無事であればいいのだが・・・。


騎乗結果&短評
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