いまむら騎手 / 2009年・10月〜12月


10月
 4(日) 阪神 4R 障害未勝利 シンゼンライク 10着
 スタートはマズマズ。中団の内目を追走。飛越が若干雑で、前との差を詰めることができず、最後まで見せ場のないまま10着に敗れた。
 全体的に飛越にばらつきが目立った。初障害ということで、今回の惨敗は仕方ないところもあるが、飛越がしっかりしてこないと上位は厳しいかも。
10(土) 京都 4R 障害オープン トロピカルクイーン 3着
 スタートはマズマズだが、行き脚が良くスッと2番手に。終始逃げるマイネルテセウスをマークする形で進め、最終障害で外から並びかけて捕らえる勢いで直線を向いたが、平地力の差から突き離され、直後で機をうかがっていたトーワベガにも差されて3着に終わった。
 前2頭には最後の脚の差で敗れたが、4着馬との差もあり、力のあるところを見せてくれた。ただ、平地力の差が詰めの甘さにつながっているのは未勝利戦の時と同様で、勝ち切れないが大崩れはしないという堅実なレースはオープンでも続けていけそうである。今回のレースはややペースが緩く、上がりの速いレースになり、平地力勝負となって分が悪かったが、道中の飛越のスピードに優れる同馬にとっては、速い流れからの消耗戦の方が好勝負できるのではないかと思われるので、目標とされる可能性はあるが、2周目あたりから早目に先頭に立つレースで押し切りを狙うような感じの方が向きそうに思う。
24(土) 京都 4R 障害未勝利 トウケイビクトリー 13着
 外枠から序盤は中団を追走していたが、2周目に入って以降は追走手一杯。早々と一杯になり、13着の大差負けに終わった。
 2走目の今回もレースにならなかった。この馬に期待をするのは酷かも。
25(日) 京都 6R 3歳上500万以下 メイショウラダック 12着
 スタートは良く、スッと先団につけられたのだが、勝負どころからペースについていけなかったのか、前の馬が下がってきた影響かズルズル後退。最後盛り返したが12着に敗れた。
 序盤は良い位置につけていたが、ペースが上がった時に前の馬がまともに下がってきたので、対応できなかったのが大きな敗因だろう。京都の障害戦は向かないので、もう1走平地を使って、阪神開催からの再入障がベストだろう。
31(土) 京都 4R 障害未勝利 マンノダイヤモンド 2着
 序盤は中団前目につけていたが、2周目に入ると3番手まで浮上。その後もスムーズな飛越を見せて2番手で最終障害に。直線入口では前を射程圏に捕らえたが、後ろからきた馬に一気に交わされる。それでも逃げていた馬は交わして2着に頑張った。
 休養前は最後の脚がなく、入着どまりのレースを続けていたが、今回は最後まで手応え十分だった。ただ、決め手がある馬を相手にする時は分が悪いので、平地力勝負に持ち込まないようなレースができれば今回のような好走は可能だろう。好騎乗だった。
11月
 1(日) 京都 4R 障害オープン トロピカルクイーン 3着
 スタートからやや押して先団に。前2頭が飛ばしていたこともあり、無理せず3番手から。今回は前回以上に早目に前を捕らえにかかったが、前を行っていた馬に手応えがなく、ペースを緩めたところに後ろから一気にまくられる出入りの激しいレースとなり、最終障害後は盛り返すも前2頭との差は詰まらず3着に敗れた。
 人気馬2頭が前を行っていたので早目に動いたことが裏目に出た形。結果的にはマークした馬が早々と崩れてしまって目標にされてしまったということだろうか。6号障害付近からのまくり合いのような出入りの激しいレースとなってしまい、この馬には展開が向かなかったのは間違いないだろう。1・2着馬には離されてしまったが、それでもきっちり3着は死守。オープンでも崩れないが勝ち切れないレースが続いていくのだろうか。
 8(日) 京都 4R 障害未勝利 キクカジュピター 5着
 スタートはやや遅れて後方から。ただ、飛越は巧く、徐々に差を詰めて2周目では中団まで進出。勝負どころで前との差は広げられてしまったが、最後まで脚を伸ばして5着を確保した。
 前走こそ崩れたが、その前2走ともに入着を果たしている実力は出し切れたと思う。13番人気は流石に低評価過ぎだろうが、勝ち切るまでには展開の助けが必要となりそうだ。
14(土) 京都 8R 京都ジャンプS(GV) トロピカルクイーン 6着
 スタートは若干遅れ気味。いつもの行き脚がなく中団から。重賞ということで、重馬場ながら速い流れになったこともあり、なかなか前を捕まえに行くことができず中団ままの6着に終わった。
 中1週の影響があったのか、いつもの行きっぷりの良さが影を潜めていた。反応が鈍く、追っ付けながらの追走で、最後は前と同じ脚色になり差を詰められなかった。水濠で前の馬が飛ばした水しぶきをまともに受けたことはレースに影響したかは分からないが、いつもは差を詰めることができる勝負どころで詰められなかったのは、レースレベルの高さが物語っているだろう。ただ、惨敗というわけでもないので、最後の脚がもう少ししっかりして、詰めの甘さが解消できれば重賞のメンバーでも十分にやれそうではあるが。
21(土) 京都 4R 障害未勝利 マンノダイヤモンド 4着
 スタートはマズマズ。ただ前走ほどの行き脚がなく中団から。大きく逃げていた馬が落馬した影響でペースが乱れたが、全体的にはやや速い流れの中、中団から徐々に差を詰めて、最後は4着まで押し上げた。
 展開というよりも行き脚がつかず、終始中団からのレースとなったため、最後は差を詰めるまでに終わった。決め脚がないだけに早目に前を捕らえるレースができないと苦しい。実力的には未勝利では安定勢力で、もう一押しあれば何とかなるかも。
28(土) 京都 4R 障害未勝利 タマモシンボル 14着
 スタートはやや遅れ気味。行き脚がつかず後方からのレースとなり、勝負どころからは後退。結局シンガリ負けに終わった。
 道中は何とかついて行っていたが、最後まで息が持たなかった。内容的に今後も厳しいのでは。
12月
 5(土) 中山 9R イルミネーションJS トロピカルクイーン 4着
 スタートはやや遅れたが、行き脚がついてスッと4番手に。道中もスムーズに進め、3〜4番手を追走。機をうかがいながらも終始出るに出られず、最後は差を詰めてきたものの4着に終わった。
 初コース・距離延長ということで慎重に進めていたが、前が残る展開になり詰め切れなかった。レースぶりはいつもと変わらずで、起伏の激しい中山コースも問題ないことは証明できた。あとは詰めの甘さをいかにカバーできるか、その一点と言えそうだ。
20(日) 阪神 4R 障害未勝利 マンノダイヤモンド 9着
 スタートは普通ぐらいだったが、あまり行き脚がつかず中団の後ろから。道中もなかなか行き脚がつかず、勝負どころでも上がっていけず、結局は9着に敗れた。
 ここ2走同様、ズブさを見せるようになり、先行できなくなっている。飛越もやや雑になってきており、連戦の疲れが見えているようである。年齢的にもこれ以上の上積みは難しいが、間隔を空けて得意の京都で巻き返してもらいたい。
26(土) 阪神 4R 障害未勝利 ゴルデンシュライン 5着
 スタートはマズマズで中団後ろから。タスキ過ぎあたりから徐々に進出し、向正面では先団を射程に捕らえて直線に。外から追い込んでくるも残り200mでやや一杯に。5着に敗れた。
 見せ場十分のレースぶりで、最後までレースができていて掲示板を確保した。2走目で一変とまでは行かなかったが、レースを重ねていけば未勝利勝ちはできそうである。
27(日) 阪神 8R 3歳上500万以下 レプラコーン 11着
 スタートは普通。道中は中団内目を進んでいたが、勝負どころからペースが上がるとついていけなくなった。最後はジリジリ伸びてきたが、差は詰まらず11着に敗れた。
 勝負どころでついていけなかったことが敗因。最後はバテた馬を交わしただけ。物足りない内容だった。



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