いまむら騎手 / 2009年・4月〜6月


4月
 4(土) 阪神 4R 障害未勝利 トロピカルクイーン 2着
 スタートも良く、最初の障害でスッと2番手に。その後は押し出されてハナを奪う展開に。飛越はスムーズだったが、終始ファンドリリュウに絡まれる厳しい展開。最終障害で振り切ったが、その直後で脚をためていたタガノマスタングにとって絶好の展開となり、直線で交わされての2着に終わった。
 絡まれる展開になって勝ち馬に流れが向いたと言わざるを得ない。時計的にも優秀で、次にリベンジを果たしてもらいたい。京都コースも向きそうだ。
 5(日) 阪神 4R 障害オープン メイショウラダック 2着
 スタートも良く、2、3番手を楽に追走。逃げていたのがお手馬のブルーアルパインということもあってか、無理をせず直後を追走。順回りの4号障害からは直前にいたアルパインとの争いとなり、最終障害後に追い詰めるも届かず2着に敗れた。
 前を行く馬が障害戦でずっと乗り続けていたお手馬のブルーアルパインだけに、早々とつぶしにいくことができず、それが結果的にはお手馬に塩を送る形となった。1・2着が逆になれば最高の結果だったのだが・・・。こういうことがよくあることはあまり考えないようにしているのだが・・・。まあ、お手馬2頭ともに収穫のある一戦であったことには違いなく、オープンでやっていけるお手馬が2頭いるという状況は喜ぶべきことである。ラダックも阪神がよほど得意なのだろうか、阪神では大崩れのない成績を残している。それはアルパインも同様だが。
11(土) 阪神 3R 障害未勝利 ツアーデフォース 9着
 スタートは良く、あっさりと2番手をキープしたが水濠障害でややトモを落とした後は2番手を追走しながらも、ややリズムを欠く内容だった。そして勝負どころからは失速し、9着に敗れた。
 1番人気を大敗で裏切る形となったが、水濠障害以降はやや飛越にばらつきが目立った。9着に敗れたが、勝ち馬との着差はそんなに大きくなかった。それに加えて鼻出血を発症していたようで、決して力負けではない。芝に実績があるスピードタイプなので京都よりも中京向き。中京での巻き返しを大いに期待したい。
19(日) 阪神 3R 障害未勝利 エイシンインパール 12着
 スタートはマズマズだったが、最初の障害でスピードダウンして後方から。その後も飛越ごとにブレーキのかかる飛びで置かれてしまい、結局見せ場なく12着に惨敗した。
 飛越でスピードが落ちてしまい見せ場なく惨敗。スタミナ云々以前に、まずはスピードの落ちない飛越ができるようにならないと今後も厳しいか。
25(土) 京都 3R 障害未勝利 トロピカルクイーン 2着
 スタートはまずまずで、1周目の向正面では3〜4番手を無理せず追走。正面の連続障害で先頭に並びかけると、そのままスムーズな飛越でレースを進めたが、道中で目標にされた分、直線入口でメイショウダンディに交わされて最後は2着に敗れた。
 序盤から無理をせずレースを進めたが、飛越が実に安定しており、大崩れはしないが反面決め手に欠く面もあるので勝ち切れない。展開的に目標にされての2着が続いている。最後はバテている訳でもないので、次こそは少しの運を味方につければ勝ち切ることができるだろう。
26(日) 京都 3R 障害オープン サンダーホーラー 13着
 序盤から追走に手一杯。道中はついていくだけで明らかに力負けの感。大きく置かれての最下位入線となった。
 京都コースでのオープンではスピードで見劣り、スタミナもあまりないため、この結果は仕方ない。阪神ならば今少しは・・・。
5月
 2(土) 京都 3R 障害未勝利 メイショウフウライ 5着
 スタートはまずまず。やや行きたがっていたため1周目の向正面では3〜4番手を追走。2周目に入ると2番手集団に押し上げて前を追ったが、3コーナーあたりから徐々に失速。それでも最後まで踏ん張って5着を確保した。
 ペースも速く、好時計での決着。追いかけてのものであったことを考えれば初障害の内容としては上々。このスピードは中京コースでも生きそうで、優先出走権を得て調整が逆算できる次走は2走目の上積みも含めて大いに期待できそうだ。
 3(日) 東京 4R 障害オープン メイショウラダック 8着
 序盤はやや行き脚がつかず中団から。道中も安定した飛越を見せるもポジションを上げられず中団に。最終障害後に差を詰めにかかるも詰めが甘く伸び切れず、見せ場なく8着に敗れた。
 京都や東京のスピード優先の順回りコースは向かないことがはっきりしたようで、阪神のようなコーナーの多いコースの方が向いている。また、決め脚があるタイプではないので、4角先頭から押し切りを狙うようなレースが理想的なので、直線の長いコースもマイナスか。
10(日) 京都 3R 障害未勝利 オートホーク 8着
 スタートは普通だが、行き脚がつかず後方から。マズマズ安定した飛越で進められたが、ペースが上がってからはやや置かれ気味に。最後伸び切れず8着に敗れた。
 スピードではやや見劣るので、京都コースではちょっと苦しいようだ。こういうタイプは中山が向くのだが、次の中山は9月・・・。
17(日) 京都 3R 障害未勝利 トロピカルクイーン 1着
 スタートは普通だったが、最初の障害がやや慎重な飛越だったため4〜5番手からのレースとなった。しかし道中の飛越は巧く徐々に順位を上げていき、2周目の向正面で2番手に浮上。いつでも交わせる手応えで進み、直線入口で先頭に立つと追ってきたシロキタベガを振り切り、圧倒的1番人気にきっちりと応えた。
 ここ2走、目標にされて2着に敗れていただけに、仕掛けどころを遅らせてきっちりと勝ちにいくレースを選択。インパクトのある内容とは言えないが、きっちりと結果を残すことが重要だっただけに全く問題はない。昇級後も安定した成績が残せそうだが、もう一回り成長を遂げられれば重賞まで手が届く逸材のように思えるが。
23(土) 東京 4R 障害オープン アウトオブサイト 13着
 スタートで挟まれて先行できず。中団やや後ろからレースを進めるもついていくのがやっとの状況。最下位入線。
 行かないとダメな馬なので、序盤で戦意喪失だった模様。復帰後2戦の内容から、オープンでは明らかに力不足というか、ピークを過ぎたのかもしれない。
24(日) 中京 3R 障害未勝利 エメラルドワン 6着
 レースは中団後ろからだったが、向正面から徐々に進出。ジワジワと順位を押し上げるも前も止まらなかったので6着まで順位を上げるのが精一杯だった。
 もう少し先行すると思ったが、相手も揃っていただけに位置的には仕方のないところか。最後まで頑張っており、次はさらに前進が期待できそうだ。
31(日) 中京 4R 障害未勝利 メイショウコンボイ 6着
 レースは中団前から。タスキ過ぎで5番手に浮上。向正面では前との差を詰めて3コーナー過ぎで一旦3番手にまで浮上したが、そこまでだった。最後は息切れして6着に敗れた。
 前々で積極的なレースをしていたが、さすがに最後は脚が上がってしまったか。内容的には上々だったので、これをきっかけに浮上してくれればあるいは。
6月
 6(土) 中京 4R 障害未勝利 メイショウコンボイ 5着
 先行して4〜5番手をキープしていたが、順回りの向正面からペースが上がると置かれてしまう。最後は3着争いまで追い上げるも5着に敗れた。
 ペースが上がったところでついていけなかったが、最後はジリジリと差を詰めており、今後もソコソコはやれそうだが。
 7(日) 中京 4R 障害オープン(桶狭間JS) メイショウラダック 10着
 序盤は5番手前後でレースを進めていたが、タスキの2つ目の障害で前の馬の落馬の影響も受けて追走に手間取り、順回りの向正面では内から差を詰めるも4角で脚色が一杯に。10着に敗れた。
 序盤の流れが速く、息が入る展開にならず、道中は仕掛け気味についていった分、最後まで余力が残っていなかった。着差こそわずかだが、内容的には完敗。阪神での巻き返しに期待したいが。
14(日) 中京 4R 障害未勝利 ダノンバッカス 6着
 道中は中団よりやや後ろ。順回りの向正面から徐々に進出して徐々に差を詰めてきたが、伸び切れず6着に敗れた。
 初障害で最低人気だったが、内容としては上々で、次走に期待を抱かせるものだった。2走目で器用に立ち回れるようならばあるいは。
20(土) 阪神 3R 障害未勝利 マーブルダンサー 11着
 序盤から置かれ気味の後方を追走。道中はついて行けず、後方5頭の競馬を行っていただけの内容だった。
 全くいいところがなかった。2走目での変わり身も皆無で、今後も厳しいか。
27(土) 阪神 3R 障害未勝利 スーパーヴァイザー 6着
 スタートはマズマズでスッと3番手につける。道中も3〜4番手を追走。順回りの向正面から徐々に先頭に差を詰めにかかったが、ペースが上がると追走が手一杯に。だが、最後までそれなりに踏ん張って6着に健闘した。
 飛越はやや雑なところはあるが、スピードがある印象を受けた。先行できる脚もあるので、あとは最後まで息が持つかどうかである。次走は前進が期待できそう。



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