いまむら騎手 / 2007年・10月〜12月


10月
13(土) 東京 9R 東京オータムJ(GV) クルワザード 11着
 スタートはマズマズ。やや行きたがって最初は3〜4番手の内をロスなく追走。ただ、正面の連続障害で行きっぷりが悪くなり、徐々に後退。勝負どころからも行き脚がつかず、後方に置かれてジ・エンド。後方ながら、最後までしぶとく伸びていたが、結果的には11着惨敗に終わった。
 8ヶ月の休み明けが響いた形となった。序盤は飛越もスムーズで、良い感じで進めていたが、正面の連続障害で危ない飛越があったりと安定感に欠け、いきっぷりも悪くなって徐々に順位を落とすと、2周目からは追走するだけで手一杯の状況となり、最後までこの馬らしいしぶといレースができなかった。敗因はやはり休み明けでデキが本物ではないというもののようで、レースを使われての上積みに期待したいところだ。
20(土) 京都 4R 障害未勝利 ビッグタイガー 11着
 スタートからやや行き脚がつかず、中団後ろからのレース。序盤の道中で順位を上げてはきたが、2周目に入ってからは差を詰めることが難しくなり、勝負どころからは後退。結果として11着に敗れた。
 血統的にも平地での実績でもかなり期待できる馬と踏んでいただけに、この負けっぷりには残念としか言いようがない。初障害ながらも平地力を考えればもっとやれそうに思ったのだが・・・残念。
27(土) 京都 4R 障害オープン パワーホール 10着
 スタートから後方から。道中も後方を進み、向正面で徐々にポジションを上げたが、最後は伸び切れず10着に敗れた。
 オープンではスピード的にもついて行けなかった。もう少し距離が伸びるか、馬場が渋った方がいいのかも。
28(日) 京都 4R 障害未勝利 フルバック 11着
 序盤は中団より前を追走していたが、勝負どころからは徐々に後退。最後は一杯になって11着に敗れた。
 障害2戦目での上積みを期待したが、平地力不足を露呈した形になった。スタミナ不足。
11月
 3(土) 京都 4R 障害未勝利 ヘキレキ 8着
 スタートはマズマズで中団からのレース。なかなかスムーズに流れに乗れていたが、勝負どころからはついていけなくなって後退。8着に敗れた。
 正月に1番人気で敗れてから、久々の障害戦となったが、飛越はマズマズでレース自体は問題なかった。ただ、今回は相手がかなり強力だった。
10(土) 京都 9R 京都ハイジャンプ(GU) メジロハスラー 6着
 前2頭は次元の違うレースを見せていたので、そこを考えなければ、それなりに追走ができていた。ただ、最後は休み明けということもあり、伸び切れなかった。
 前走の落馬の影響はなさそうだったが、飛越にはややばらつきがあった。休み明けということで本調子にはなかったかもしれないが、力差は顕著だった。
11(日) 東京 4R 障害未勝利 ベルベットジャガー 9着
 序盤から飛越が巧く、スピードに乗って4・5番手からの追走。うまく流れに乗っていた感じだったが、勝負どころからは苦しくなって、最後は伸びを欠いて9着に敗れた。
 初障害としては、まずまずの成績と思うが、勝ち切るまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
17(土) 東京 4R 障害オープン クルワザード 3着
 スタートは良く、前走同様行きっぷりは良かった。1周目は無難にこなし、2周目に入っても前走とは違い楽にソツなく追走。最後の直線でジワジワと差を詰めてきたが、前の馬を捕らえきれず、後ろからの馬にも差されて3着に敗れた。
 序盤の行き脚は前走時も問題なかったが、道中でズルズル後退した前走と違い、最後までしっかりとレースができたことは、2走目で一変してきたと見て良いだろう。ジリジリ伸びるタイプなので、早めに先頭に立つレースをしないと勝ち切れないかもしれないが、力のあるところは見せてくれた。今回は距離も短かかったので、申し越し長い距離のレースになれば、さらに持ち味を発揮してくれるだろう。
18(日) 東京 4R 障害未勝利 トロピカルクイーン 4着
 序盤から行き脚がついて先頭でレースを進める。2周目に入っても先頭をキープし、3コーナーでは単騎で後続に差を広げていたが、直線に入ると脚色が鈍り、最後まで大きくバテはしなかったが4着に敗れた。
 初障害の3歳牝馬ということを考えれば、大健闘の内容だった。最後は経験と平地力の差が出てしまったが、レースを重ねていけば、未勝利クラスならば間違いなく突破できる実力は持っているだろう。今後が楽しみだ。
23(金) 東京 4R 障害未勝利 マッキータイガー 13着
 最初の障害で横の馬が落馬した影響があったのか、スピードが落ちて後退。その後はレースにならず、離れた最後方を完走しただけのシンガリ負けに終わった。
 結果的には落馬の影響があってもなくてもレースとしては大敗だったであろうという結果だった。慣れても一変までは・・・。
24(土) 京都 8R 3歳上500万以下 ロングキャニオン 4着
 少頭数の最内枠ということで、内目ぴったりの追走。ロスなく立ち回り、4角で徐々に進出、直線入口で4番手にまで浮上。前2頭とは離されたが、3着争いに加わり、前にいた馬は捕らえたが、後ろからきた馬に差されて4着に終わった。
 久々の平地騎乗だったが、ロスなくレースができたことで、馬の力を十二分に発揮した最高の騎乗だった。最低人気ながら、3着争いに加わったレースぶりは見ごたえがあった。障害試験に今週合格したこともあり、転向後にも期待したい。
25(日) 京都 4R 障害未勝利 チェスナットマン 7着
 道中は中団やや後ろを追走。2周目に入って徐々に前との差を詰めてきて、最後は5着争いにまで加わってきた。
 平地の成績から、とても好走しそうな感じはしなかったが、最後までしっかりとレースができ、あわや掲示板の走りには驚き。まだキャリアも浅いので、レースを重ねていけば初勝利も近いかも。
25(日) 京都 8R 3歳上500万以下 シルバージャンパー 12着
 スタートは普通だったが、行き脚をつけてハナを奪う。ただ、3コーナーで早目に勝ち馬に交わされて、それからは後退する一方。シンガリ負けに終わった。
 ハナを奪ったことだけで存在感を見せてくれた。早目にこられたことでつぶされてしまった。結果は仕方なし。
12月
 1(土) 阪神 4R 障害未勝利 ユウガブリエル 13着
 序盤から後方まま。勝負どころでも前への進出がかなわず、シンガリ負けに終わった。
 勝ち時計が速すぎるので、この馬には苦しい結果に終わった。ただ、シンガリ負けにしては時計的にはそんなに劣っているわけでないので、レース慣れしてくればもう少しやれるかも。
 8(土) 阪神 8R 三木HLPジャンプS クルワザード 4着
 スタートでやや躓いて後方から。道中はややハイペースだったこともあり、じっくり待機。タスキ過ぎの順回りから差を詰めようとするも詰まらず、向正面あたりから追い通し。4角では手ごたえ的にも圏外かに思えたが、最後はジリジリ伸びて4着まで押し上げた。
 結果的には期待はずれに終わったが、スタートでの躓きと内にもたれ通しだったことが敗因のようだ。今年1年、左回りオンリーの東京コースしか走っていない影響が出たのかもしれないが・・・。タスキ過ぎからの手ごたえから見て惨敗も覚悟したが、最後はそれなりに伸びて4着まで押し上げたところに実力の一端は見せてくれた。距離面には不安はないが、重賞戦線で強敵相手に戦うにはもうひとまわり実力をつけないと厳しいだろう。
 9(日) 阪神 4R 障害未勝利 エイシンランシング 12着
 道中は縦長の展開。離れた5〜6番手を追走し、最終障害までは3番手集団の一角にいたのだが、直線ではズルズル後退。最後は一杯になり12着に敗れた。
 スムーズなレースをしているように見えたが、最後は脚が上がってしまったようで、直線で後退。スタミナ不足か?
 9(日) 阪神 8R 3歳上500万以下(牝) シルバージャンパー 13着
 前走同様、行き脚がついて自然とハナに立ったが、3角過ぎからは後続に追い抜かれる一方。最後は一杯になりシンガリ負け。
 レースを見ている限り、行き脚はなかなか良いものを持っているが、息切れが早過ぎる。1000mで楽に行ける展開ぐらいしか好走は難しいか。
15(土) 阪神 4R 障害未勝利 ベルベットジャガー 8着
 スタートはマズマズ。最初の障害で先団につけ、正面の連続障害で3番手に浮上。タスキ過ぎで先頭に立つ積極的なレースをしたが、勝ち馬に早めに競られて直線では一杯に。結局は8着に敗れた。
 タスキ過ぎで先頭に立った時はまだまだ手応えはあったが、早目に勝ち馬にこられて必死に抵抗したために最後は一杯になってしまったようだ。飛越は巧く、スタミナがもう少しついてくれば勝ち負けまで可能だろう。
22(土) 中山 10R 中山大障害(GT) メジロハスラー 5着
 スタートはわずかに遅れ、行き脚もつかず後方から。各障害の飛越も無難にこなし、大竹柵、大生け垣も問題なくクリア。ただ、位置取りとしてはかなり後方でレースを進めていたため前とは差が広がっていたが、向正面の竹柵障害あたりからスパートし徐々に差を詰めて5番手集団を射程権に捕らえて直線に。外から追い込んで5着入線を果たし、大差ながら掲示板圏内に入る健闘を見せた。
 後方で脚をためる作戦はこの馬のいつものレースぶりだが、前走勝ちで見せたようにスタミナに関しては抜群で、4100mでも問題はなかった。前の4頭とは差を広げられてしまったが、最後までしっかりと伸びて5着まで追い込んできたレースぶりは評価でき、前走がフロックではないことを証明してくれた。長距離が向きで、3700mを越える距離のレースならば来年も楽しみである。



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