いまむら騎手 / 2006年・7月〜9月


7月
 2(日) 京都 4R 障害未勝利 サイファ 7着
 スタートはほぼ互角。しかし最初の障害で一気にスピードダウンしてズルズル後退。後方からのレースを余儀なくされたが、それ以降の飛越はマズマズで、ついて回ることはできたが、最後はやや一杯に。7着に敗れた。
 今回は最初の飛越に尽きると思う。初障害ということもあったが、あれで流れに乗れなかったのは否めない。ただそれを除けば内容は悪くない。序盤楽に好位につけられれば、2走目での一変も大いに期待したい。
 8(土) 京都 4R 障害未勝利 シロキタスピード 8着
 スタートはそんなに問題はなかったが、行き脚がつかず後方から。飛越は無難であったが、前にはついて行けず苦しい展開。最後はバテずにしぶとく伸びたが、8着に敗れた。
 2走目ということで若干の前進は見込めたが、前走のような行き脚がなく後方から。8着とは言え、7着馬に2.5秒差の完敗。もう少し時間が必要だ。
 9(日) 福島 4R 障害未勝利 シルクトラベラー 8着
 スタートはあまり良くなかったが、まずまず行き脚がついて先行集団に取り付いてのレースとなったが、タスキのバンケットの下りでややバランスを崩すなど、あまり楽な追走ではなかった。向正面の連続障害で置かれ出してからはついて回るのが精一杯。8着に敗れた。
 メンバーに恵まれていたとは言え、3番人気の単勝4.4倍は人気しすぎ。それでも上位人気馬らしい行きっぷりは見せたが、向正面の飛越で前に離されてからは、巻き返す力は残っていなかった。着差はあまりないが、内容的には完敗。
22(土) 新潟 5R 障害未勝利 ベルゲン 3着
 スタートが良く行き脚もついて、最初の障害後に先頭に立ってレースを進めた。道中もスムーズにレースを進め、勝負どころでも手応えはあったが、勝ち馬に4コーナーで並ばれてからはやや苦しくなり、最終障害で3番手に後退。それでもしぶとく食い下がって3着は死守した。
 無理してのハナではなく、レースとしては良い感じで進めていたが、勝ち馬の標的になってしまい早めに並ばれてからは力の差が出てしまった。ここずっと見る限り、バテないがじりじりしか伸びない印象なので、勝ち切るには早めに後続を引き離す形の方が良いのかもしれない。展開ひとつで逆転可能。
23(日) 小倉 3R 障害未勝利 サイファ 4着
 スタートから行き脚がつかず、序盤は最後方から。その後展開が乱れたこともあり、タスキ後に外から押し上げ、向正面でもカラ馬の外から行き脚がついて上がっていったが、ややロスとなったこともあり前との差が思ったより詰まらない。それでも直線入口で3番手争いまで浮上し、最後まで抵抗したが外から差されて4着に敗れた。
 飛越はやや高かったが、前走よりはかなりスムーズだった。序盤で行き脚がつかなかったことで厳しい展開となったものの、順回りの1コーナー後はカラ馬にやや振られる不利もありながら一気に上がっていって見せ場はあった。メンバーにも恵まれていたが、ロスの多かったレースで差のない4着ならば次走が楽しみである。序盤で行き脚がついて、先団につけられれば勝ち負けまで。
30(日) 小倉 6R 3歳未勝利 ハーベストターフ 8着
 スタートから行き脚をつけて行こうとするもついて行けず後方から。道中は内目でじっと我慢し、末脚勝負に徹したこともあり直線ではなかなかの伸び脚。8着まで順位を上げた。
 レースぶりはやや上達していた。これぐらいの距離の方が向くようで、障害練習効果もあったようだ。9着ではなく8着というのが大きい。
8月
 6(日) 小倉 3R 障害未勝利 ロードオリオン 9着
 スタートはマズマズであったが、飛越が高く、2つ目の飛越では一気にスピードダウン。その後も高い飛越が続き、勝負どころからは置かれてしまい、結局は大きく離れた9着に敗れた。
 12秒差の大差負け。序盤は飛越こそ高かったが、何とかついていっただけに後半のバテ方は派手だった。巻き返しはかなり辛いところだ。
12(土) 小倉 3R 障害未勝利 サイファ 1着
 スタート後にダッシュが鈍いのはいつもどおりだが、最初の2つの飛越がまともだったため、何とか離されずに追走できた。道中での行きっぷりが良く、徐々に順位を上げながらレースを進め、順回りの1コーナーで先団に取り付くと、向正面の最初の障害で一気に先頭。2つ目の障害後に2馬身の差をつけて後続を引き連れて直線に。最終障害飛越後はやや内によれながらもしっかりとした脚を使って快勝した。
 飛越が抜群にうまいわけではないのだが、道中で差を詰めていける脚が使えるのは大きな武器。まくり気味に上がっていっても最後まで脚がしっかりしているのでスタミナもありそう。タフなレースの方が向きそうで、どちらかと言えば中山は向きそうな感じである。暮れの大障害の秘密兵器として注目だ!
20(日) 小倉 3R 障害未勝利 ハーベストターフ 9着
 スタートのダッシュはやや鈍かったが、ひとつ目の飛越が巧く中団へ上がっていった。道中は中団やや後ろで進めたが、勝負どころでの脚がなく置かれてしまい、最後は一杯になっての9着に敗れた。
 飛越は悪くないが、平地力がないので行き脚がつかない。また、最後は脚が上がってしまったようにスタミナ不足も露呈してしまった。3歳未勝利馬の初障害で4番人気は人気しすぎだったようだ・・・。
26(土) 新潟 5R 障害未勝利 ジャガー 7着
 スタート後は行き脚がつかず最後方から。道中も集団の最後方を進み、2周目の向正面から徐々に進出するもなかなか前との差が詰まらない。最後もじりじり伸びてはいるものの7着に終わった。
 休み明けの影響もあってか序盤から後方の苦しい展開。内からじりじりと差を詰めるも中団グループから抜け出せず、最後も伸び切れなかった。もう少し行き脚がつけばという条件付で、次走の一変に期待したい。
27(日) 小倉 3R 障害未勝利 マルブツトルネード 4着
 スタートはまずまずで、巧い飛越を見せて先団を追走。人気2頭を見ながらの3〜4番手をじっくり進め、3コーナーでは2番手に並びかけて前を追って行ったが、直線に入るとバッタリ。前2頭に突き離され、最後は後ろからの馬にも差されて4着に敗れた。
 前走惨敗の影響はなく、飛越は実にスムーズ。3角では勝てそうな手ごたえに見えたが、最後は一杯になっていた。詰めが甘いというか、スタミナ不足と言ったほうがいいだろう。2走目の次走はやや前進を期待できるが、このレースぶりでどうやって勝ち切るのか難しいところだ。良馬場なら大崩れはなさそうだが。
9月
 2(土) 新潟 5R 障害オープン サイファ 7着
 障害入りしてからはじめてまともなスタートを切って、序盤は4〜5番手を追走。しかしオープンの速いペースについていくのがやっとで徐々に置かれ出し、4角では7番手。直線でじりじり伸びてはいるものの前との差は詰まらず、そのまま7着に敗れた。
 スタートは良かったが、昇級戦&スピード優先のコースで苦しい戦いをしいらさせられた。未勝利戦のようなまくって上がっていく脚もなく、直線では前との差を詰められなかった。現時点では力負けの形ではあるが、タフさを要求される中山コースはやっぱり合いそうかな?というイメージは強まった。大障害向きの馬。
 3(日) 新潟 5R 障害未勝利 ウインエルドール 9着
 道中は中団やや後ろを追走。前走とは違い常識にかかったレースをしていたが、勝負どころからは徐々に脱落。9着に敗れた。
 前走惨敗からの進歩はうかがえたが、勝負どころでついていけなくなったのは力差か。もう少し時間がかかりそう。
10(日) 中京 4R 障害未勝利 ポジションワン 5着
 スタートはマズマズ。最初の障害で2番手につけると、安定した飛越でタスキ過ぎで早くも先頭に立つと、その後は後続に3〜4馬身の差をキープしてひとり旅。しかし、3〜4コーナーの障害のないところで後続の馬に差を詰められ、直線入口で交わされると最後はバッタリ。完全に息切れし、5着に敗れた。
 +18kgの馬体増もそんなに太くはなかったが、最後の息切れはやはり休み明けと言うべきか。レースぶりは良く、2走目で馬体が締まってこればもっとやれるだろう。
 で、ここからはファンとしてあまり書きたくない部分だが、ここは心を鬼にして・・・。中京は私のホームコースのため、数多くのレースをじっくり見ているが、今のコース形態になってからは向正面で先頭に立って押し切るよりも3〜4コーナーで勢いよく上がって前を捕らえにいくレースの方が勝率が高い。 押し切れる馬はかなりのスタミナを有しているか、序盤でかなり楽をしている時ぐらい。皐月賞2着で圧倒的人気だったオースミブライトも同じような形で最後差されている。まあ、何が言いたいかというと、やや早仕掛けなのではないか?ということである。 同じようなパターンでオースミダイヤ、ベルゲンがやられているだけに、今回もやや歯がゆさの残る内容となってしまったと思う。 理想としては、向正面の障害で前に並びかけ、4コーナーの残り400メートルで交わして抜け出す形が中京の必勝形かとも思うが、思ったとおりに行けば苦労しないはず・・・。 そういった理想的な競馬ができれば、後方から異常にまくり上がってくる馬がいない限り、次走は勝ってくれると思うのだが果たして!?
17(日) 中京 7R 3歳上500万以下(牝) エイコーンリング 14着
 後方ままで見せ場のないレース。
 レースを見ていないので・・・。見るまでもないレースということでした(苦笑)。
18(月) 中京 9R 中京ジャンプS(GV) サイファ 8着
 スタートはマズマズであったが、速い流れに追走するのがやっとの状況。後方から最後はじりじり伸びてはいるものの前も止まらず8着に敗れた。
 現地で見ていたのだが、3号障害を後方の位置でいちばん外側を飛越していたぐらいしか分からず・・・。結論としては、スピード勝負ではやっぱり分が悪かったということか。
23(土) 中京 4R 障害未勝利 シゲルフドウカブ 7着
 序盤から先団でレースを進めたが、飛越が雑で危なかしかった。勝負どころでも着地で躓いて後退。しかし、大崩はせず7着に踏ん張った。
 とにかく飛越が悪かった。3回ぐらい落馬の危機があったほどだった。しかしそれでも流れに乗って勝負どころで上がっていくなど、それなりの見せ場はあった。障害後のスピードの乗りは良く、レース経験を積んで飛越さえまともになれば何とかなるかも。
24(日) 中京 1R 2歳未勝利 ターフギムレット 15着
 ついていくこともできないようなレースぶり。最後はバテた馬を何とか交わしてのブービー負け。
 ダートに変わってもレースにならなかった。現状では力不足。
30(土) 中京 4R 3歳未勝利 スリーエルキリコ 10着
 道中は後方から。4コーナーあたりから行き脚がついて、最後の伸びはなかなかだったが、前に差を詰めるまでにとどまった。
 マイナス24kgの馬体を考えれば、マズマズ頑張った方だと思う。馬体が戻ればいま少し前進は期待できるが、未勝利戦自体が少ないので・・・。
30(土) 中京 9R 3歳上500万以下 ミスターキセキ 14着
 道中は後方。3コーナーあたりから進出を開始するも、距離が長かったのか最後は一杯に。14着に惨敗した。
 未勝利馬だけに、1勝馬相手では家賃が高かったか。距離も長かったような負け方だった。



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