いまむら騎手 / 2003年・7月〜9月


7月

 6(日): 区切りのJRA500回騎乗は障害未勝利戦のサイバートランス。今年初の3歳障害馬騎乗であるが、まだまだ力が付き切っていない時期での障害戦は分が悪い。道中は何とかついていくので精一杯、 最後は離されての12着惨敗だった。だがこれからの馬、4〜5戦目あたりで上位に台頭してくれそうな予感はあるが・・・。
12(土): 初障害のカツラスナイパーに騎乗。最初の序盤は何とかついていっていたが、徐々に後退。終わってみれば結局、何の見せ場もなく11着に惨敗した。次走の変わり身も疑問・・・。
13(日): 福島の障害未勝利戦・フクノアラシに騎乗。前走でクビ、クビ差の3着に頑張っており、ここはチャンス十分。ややメンバーのレベルは上がっていたが、前走のレースぶりから大きな期待を抱いていた。 序盤はダッシュがつかず中団やや後方からのレースとなった。しかしレースが進むにつれて徐々に進出、向正面では巧飛で前との差を詰めて4、5番手まで順位を上げてきた。しかし最終障害で勝負に出たのが裏目に出て落馬寸前の躓きで脚色が鈍り、最後は伸びきれず6着に敗れた。 結果は伴わなかったが、勝ちに行ってのもので仕方ないと言える。もう少し序盤から前につけられれば勝ちきれるとは思うが・・・。
19(土): 障害未勝利・トウホープログレスは抽選除外。
20(日): 障害未勝利・アズマブライトは抽選除外。(土日ともただ1頭の除外・・・)
26(土): 障害未勝利・アズマブライトに騎乗。初障害でどんなレースをするか注目された。単勝は直前で5番人気まで後退したが、まずまず相手が揃っているメンバーを思えば、高い評価と言えた。 レースでは序盤から行き脚がついて先団で進めていたが、順まわりになって正面の最初の障害で飛越に戸惑ってバランスを崩して後退。それでも何とかついていこうとするが、飛越で雑なところを見せ、最後は失速。 結果は9着に終わった。しかし、レース慣れすれば未勝利ぐらいならば突破できる力はありそうだ。次走に期待したい。
27(日): 小倉SJ・エーピークローに騎乗。未勝利を勝ったばかりで、ハンデは最軽量の57kgとは言え、前走と同斤量。頭数は10頭と落ち着いたが、前走の人気とレースぶりから予想通りのシンガリ人気になっていた。 レースでは後方から進み、順まわりの正面の連続障害で一旦前に差を詰めてきたが、ペースの上がった1コーナー過ぎからは追走手一杯。結果は逃げバテた馬と故障した馬に先着しただけの8着に終わった。

8月

 2(土): 小倉7R・3歳500万以下、アイノブリーズに騎乗。障害で頭打ちで再度平地に出走。形としては降級戦となるが、人気は全然なかった。レースではスタートダッシュがつかず、1000mということでそれで終了。最後は差を詰めたが遅すぎた。
 3(日): 障害未勝利・サイバートランスに騎乗。前走は見せ場なく敗れたが、今回は序盤で何とか追走できたところは良かったが、勝負どころからはさっぱり。10着惨敗に終わった。
10(日): 3歳500万以下、タフィラルトに騎乗。昇級2戦目で上積みが見込め、それなりに期待はできた。しかしレースは序盤からハイペースで追走するのが手一杯の状況。 最後は差を詰めてきてはいるものの、前が止まらない馬場状態だったこともあり伸び切れず11着に敗れた。とは言え、3着とは0.3秒差というわずかなところまで差は詰めていた。
11(月): 土曜日が台風で延期となり、再度新潟に渡っての騎乗となった。トウホープログレスは平地で1度騎乗があったが、障害では初騎乗となった。前走も強敵相手に差のない競馬をしており、関東の未勝利戦としてはかなりの好メンバーとなった今回だが、それなりに期待はしていた。 序盤から行き脚がつき、ややかかり気味ながらも2、3番手をキープして積極的にレースを進めていった。4コーナーあたりでダイワコンサートを振り切って2番手を確保し、後は前を追うだけとなって直線に向いたが、先頭で軽快に飛ばすマジックカントリーとの差は詰まらず、最後は逆に突き離されて2着に終わった。 勝ち馬との差は10馬身と離されたが、3着との差も6馬身あり、要は相手が強かったということか。この内容ならば次走はかなりの期待ができそうで、ようやく今年の初勝利も目前である。
 また、これで今年の今村騎手は2着が3回となったが、そのうち2回が月曜日。何ともコメントが難しい記録ではあるが・・・。
24(日): 3歳500万以下、タフィラルトに騎乗。昇級2戦目で上積みが見込め、それなりに期待はできた。しかしレースは序盤からハイペースで追走するのが手一杯の状況。
31(日):  2003年初勝利&新潟初勝利!!
 新潟5R、トウホープログレスに騎乗。前走で連対を果たし、今回は2番人気に支持された。レースでは前走とは違い、中団の前から進んで機をうかがっていた。勝負どころでも内でじっくりと構え、直線で外に持ち出すと、最終障害後はやや内にささり気味だったが、強烈な末脚で抜け出し、 最後は3馬身差の快勝で人気に応える形となった。結局前崩れの結果となったことから、ペースをうまく考えながら落ち着いて騎乗したことが勝利につながったと言えよう。
 今年の初勝利は、昨年の小倉以来の約1年1ヵ月ぶりの勝利。さらに新潟初勝利に加えて、左回りでの初勝利ということでもあった。さあ、あと残るは中京と東京だ!!


9月

 7(日): 障害未勝利・初障害のスペシフィックに騎乗。やや期待はしていたが、中団から進んで勝負どころでやや追走に苦しむと、最後はもうひとつ伸び切れず人気どおりの9着に終わった。使っていけば何とかなりそうには感じたのだが・・・。
14(日): 障害未勝利・初障害のオジジアンスズカに騎乗。長距離中心に使われている馬なので、かなり注目していた。序盤は飛越が巧く、うまく流れに乗っているように見えたが、タスキあたりから失速し、最近の平地レース同様、早々とバテての惨敗に終わってしまった。 期待が大きかった分、残念である。さらに、次はおそらく乗り代わりになりそうで・・・。
20(土): 阪神JS、トウホープログレスに騎乗。今回は自分で勝って重賞騎乗にこじつけただけに、胸を張って参加できる立場である。しかし、未勝利を勝ったばかりでは、いきなりの重賞はやはり荷が重かった。前半のダンゴ状態の集団にはついて行っていたが、 ペースが上がると置かれ気味となり、オープンの壁を見せつけられる結果となった。それでも最後は差のないところまで詰めてきており、オープンで経験を積んでいけば、何とかなりそうには思える内容であった。もうちょっとタフな条件のほうがこの馬に合っていそうな気がする。
28(日): 障害未勝利・スペシフィックに騎乗。障害2戦目、前走同様中団後ろにつけてのレースとなったが、タスキ過ぎでわずかに先行集団の一角に浮上してきたが、ペースが上がるとやや飛越が雑になり後退。まずまずのレースはしたが、8着に終わった。慣れが見込めれば、未勝利で勝つ力は持っているようにも思うが・・・。


騎乗結果&短評
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