いまむら騎手 / 2003年・4月〜6月


4月

 5(土): 阪神の障害未勝利戦・フクノアラシは初障害。後方でレースを進めていたところ、順まわりの4号障害で落馬。いつのまにか落ちていたという感じで、無事なのが唯一の救いであった。
 6(日): 中山の障害未勝利戦・グランドフローも初障害。目立ったところもなく、最後はバテた馬を交わしての10着に終わった。人気どおりの結果ではあるが・・・。
12(土): 阪神の障害未勝利戦、カルストンテイクオは抽選除外。
13(日): 中山の障害未勝利戦、スバルパンシーは抽選除外。しかし、なぜか平地騎乗の機会が巡ってきた。4歳以上500万以下が分割されて2競走行われたことにより、成績上位騎手が阪神に集結していたこともあってうまく抽選に通ったらしいのだ。騎乗馬はスバルフォルテ。成績等は不明だが、人気を見る限り勝負になりそうもない馬らしい。 レースでは中団から後退、結局ブービーの15着に終わったが、まあ乗らないよりはマシかと言うことで、これはこれで良かったとしておこう。
19(土): 中山GJ、メジロライデンに騎乗。本来はユウフヨウホウで臨むべき舞台であったが、前走のレースぶりが悪く降板となったようだ。それでたまたま騎手が未定となっていたメジロライデン騎乗を志願したそうで、レースに出られるだけでなく、わずかながらにチャンスのある馬が巡ってきた。レースでは序盤は最内枠でやや包まれがちだったが、徐々に進出。中団の位置で最大の難関・大竹柵障害へ挑んだ。昨秋のメジロライデンはここで落馬しているだけに心配されたが、問題なくクリア。 その後は徐々に順位を上げ、2つ目の難関・大いけ垣障害も問題なくクリア。最大のライバル・ギルデッドエージをマークする形で向正面の外回りコースへと出た。一つ目のハードルは何とかクリアしたが、前がペースアップするとやや置かれ気味になってしまう。3、4コーナーでも何とか食い下がってはいたが、脚色自体は一杯になっていた。最終障害はやや危なかったが何とかクリアし、最後の力を振り絞るも前との差は詰まらなかった。 しかし、無事完走の5着であれば結果としては上々で、メジロライデンの力は存分に出し切れたと言えるだろう。阪神SJのユウフヨウホウの5着と違い、今回は勝ちに行っての5着だけに同じ5着でも今回の方が内容的には良かったように思う。こういった積極的な姿勢があれば、今年の初勝利も近い・・・と思うのだが。私的にはユウフヨウホウに先着できたのでOK!
20(日): 阪神の障害未勝利戦、カルストンテイクオに騎乗。どこにいるか分からないぐらい後方から。最後はイドメネオとの最下位入線争いに敗れて12着。
26(土): 京都の障害オープン、ミキノリューオーは抽選除外。
27(日): 京都の障害未勝利戦、シーロイヤルに騎乗。レースを見ていないので何とも言えないが、後方追走から最後の直線で伸びての8着という結果らしい。徐々に上向きつつあるといえるが。

5月

 3(土): 東京の障害オープン、ミキノリューオーに騎乗。休み明けで東京コースでは苦戦必至。勝負どころからはついていけなくなってしまった。夏の阪神開催あたりまではこの馬の出番はなさそうだ。中山は向きそうだが。
 4(日): 埼玉テレビ杯、サムライワールドに騎乗。道中は中団につけていたが、勝負どころから徐々に後退。最後は差を詰めてはいたものの10着に敗れた。力がやや足りなかったかな。
10(土): 3歳未勝利・ニュースフラッシュに騎乗。おそらく早々と障害転向でもするのであろうか、そんな使われ方での一戦。最後方を追っ付けながらの追走。見せ場も全くなくシンガリ負けに終わった。
11(日): 障害未勝利・シーロイヤルに騎乗。休み明け3戦目でこれまでとは一変、序盤から3、4番手で積極的にレースを進めた。大逃げを打ったダンツキャストの落馬などもあって、勝負どころでも差のない3番手。最終障害後は2番手をもうかがう感じだったが、最後は平地力で見劣り伸び切れず5着に敗れた。 しかし見せ場は十分、前々で運べた今回のレースぶりは評価できるものであり、次走が楽しみになってきた。
24(土): 障害未勝利・シーロイヤルに騎乗。前走で手応えをつかんでおり、ようやく期待できるところまできた。レースでは前走ほど積極的には行かなかったが、前に付けて好位置をキープ。しかし勝負どころでやや置かれ気味になり、前に水を開けられる結果となった。それでも4着まで頑張って追い上げたのは評価できる。 ようやく安定した成績を残せるようになってきた。こうなれば、あとは相手関係と展開さえ向けば、未勝利脱出も決して夢物語ではない。
25(日): 障害未勝利・シルクミーティアに騎乗。落馬後ややレース間は開いたが、前走でも好位でレースを進めていたように先行できるスピードはあり、あとは息が持つかどうかというところだった。レースではやや掛かり気味だったが前につける積極的なレースとなった。向正面で一旦は2番手に浮上、飛越がうまくあわやと一瞬思わせたが、ペースが上がった向正面の3つ目の障害後に集団に呑み込まれて終了。それからは下がる一方で結局はシンガリ負けに終わった。 レースは惨敗だが、見せ場もあったし、何より飛越が良かった。ここを使ったことで2走目は変わってくる可能性は十分。4年前とダブる。

6月

 1(日): 障害未勝利・ペプチドランディーは右肩跛行のため、枠順発表前に出走取消。期待馬だっただけに残念。
 7(土): 障害未勝利・シーロイヤルに騎乗。やや相手にも恵まれた今回はチャンス十分、レースでは中団に控えてジックリと構えて進め、2周目に入ってから徐々に進出。前で飛ばす2頭にジワリと差を詰め、最終障害後に前を捕らえにかかったが、大外に出すロスが響いたのか最後は伸びを欠き、内から抜け出したネオマエストロに突き離され、前で粘っていたアルファダンジグにも残られて3着に敗れた。次につながる内容ではあったが、ロスなく乗れていれば2着はあったところが悔やまれるところだ。 次走でなんとか決めてもらいたい。
 8(日): 障害未勝利・アイノブリーズは抽選除外。
14(土): 東京HJ、エリモシルバーは抽選除外。
15(日): 障害未勝利・アイノブリーズに騎乗。障害初戦は惨敗だったが、2戦目でどういった変わり身があるかというささやかな期待のもとレースは行われたが、結果は後方ままの惨敗に終わった。今年も中京障害での初勝利がはかなく散った・・・。
21(土): 生田特別、トウホープログレスに騎乗。道中は後方追走。直線でやや伸びかけたが、力差歴然で12着が精一杯だった。
22(日): 阪神の障害未勝利戦、シーロイヤルは抽選除外。
28(土): 阪神の障害未勝利戦、シーロイヤルに騎乗。抜けた馬もおらず相手にも恵まれた感もあり、ここはチャンス十分と思われた。しかし、スタートで口を割ってダッシュがつかず、最初の障害でバランスを崩して落馬寸前の躓きを見せ、後方からのレースとなってしまった。道中徐々に上がってはきたが、飛越ごとに首を上げたりと気の悪いところを見せ、 勝負どころでは前について行けず、人気を裏切る9着惨敗に終わった。期待が大きかった分ショックは大きいが、最初の障害でリズムが狂ったのがすべてで、スンナリと運べばもっとやれるはず。次走は前々で積極的なレースができる展開となってほしい。
29(日): 福島の障害未勝利戦、フクノアラシに騎乗。前走、中京で積極的なレースを見せて最後まで踏ん張っており、今回はどこまで粘れるか注目された。が、道中は中団よりやや後方から。その時点で惨敗を覚悟したが、3コーナーあたりで先団の馬が一杯になり、いつの間にか3番手まで浮上し、直線では最後もうひと伸びを見せて、勝ち馬にクビ、クビ差の惜しい3着に頑張った。 意外な展開となったが、ややペースが速かったようで、こういったレースもできれば夏の置き障害コースで未勝利脱出の可能性は大きい。と言うか、あそこまで行ったら勝ってほしかったなあ・・・残念。


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