いまむら騎手 / 2000年・1月〜4月


1月

 9(日): 1999年最後の騎乗に続き、2000年最初の騎乗も障害未勝利・ポートビーズ。前走同様最後方ままで完走しただけの12着。
 15(土): 初障害タマノゾミ。好位から徐々に後退して最終障害では後方の位置どりになったが、最後はまずまずの伸びを見せ7着に入線した。 慣れの見込める次は前進がないものか。
 23(日): ポートビーズに騎乗。障害入り2走の内容から全く期待薄なのは明らか。今回も後方追走、完走しただけの11着に終わった。
 29(土): 府中出張、初障害キンザンウイニングに騎乗。もともと不器用な馬なので、障害に向かないだろうなあという不安が的中。ずっと最後方で14着のシンガリ負け。
 30(日): タマノゾミに騎乗。障害入り初戦がまずまずの内容で期待させたが、後方ままの11着惨敗。メンバー中最速の上がり36.9の脚が使えるほどの馬、 もっと積極的にレースをすれば違った結果が出るのではないか?

2月

 12(土): 淀ジャンプS・ショウザンスカイに騎乗。今年はじめての特別競走の騎乗である。コンビは初騎乗となるショウザンスカイ。道中は後方からのレースとなったが、2周目の向正面で進出し徐々に押し上げ、 最後の直線でひと伸び。前残りの展開に泣いて6着に敗れたが、今回のメンバーでまずまずやれたのは人馬とも今後の自信につながるだろう。
 13(日): 1日3鞍騎乗はもちろん今年初。その3頭とも騎乗経験のある馬ばかりで力は劣っているが・・・。5Rのタマノゾミはこれまでよりも積極的な競馬。しかもコーナーでは馬群の中を走っており、苦手克服に本腰を入れたのかと思うほどである。 いつもよりも前々で競馬した分、最後は伸び切れなかったが勝ち馬とはあまり差のない競馬であった。もう少し障害に慣れればいつか・・・。7Rのキンザンウイニングは前走で障害戦を使っての平地戻り。その前走も府中遠征に帯同したほどで、この馬はお手馬になりそうだ。 どちらかと言えば不器用なレースをしていた同馬が今回は行きっぷりもよく4角で先行集団に並びかける。直線で一瞬あわやのシーンもあったが、外から一気に来られて伸び切れず6着に敗れた。がこちらも次走に期待できそうな手応えはあっただろう。 8Rのメイショウヒグマは中央場所のこのクラスでは苦しい。スタートで行き脚付かず後方ままの9着に敗れた。
 27(日): ユウキユウシャに騎乗。新井厩舎の障害馬なので、お手馬となるのは決定的なのだが、実力が・・・。3度騎乗したタマノゾミについていくのが精一杯の10着に敗れた。
−−−3kg減の恩恵期間終了。果たして、ノーマル今村騎手は通用するのか?−−−

3月

 4(土): 中京6R、ジョーセレブレイトに騎乗。競馬B紙の本紙に◎がついているほどの馬に騎乗したのはもちろん今年初。3kgの斤量減がなくなり苦戦が強いられると思った矢先のチャンスに期待は大きかった。 スタートはまずまずで、中団より前につけた。しかし3角〜4角にかけて苦手の馬群の中に入ってしまい前に上がっていけず。直線では外に出せず苦しい展開で、 外の馬がようやく抜けきった時に外に持ち出してからはなかなかの伸びを見せたが、完全に遅すぎた。不利が響いたというよりもちょっと消極的な騎乗となってしまい、3番人気の期待に応えられずの4着に終わった。 これが今年初入着であるが、騎乗馬の実力から少しもったいない感じもした。
 12(日): 阪神5R・障害未勝利、ユウキユウシャに騎乗。離れた後方から進み、そのまま流れ込むという、レース自体には全く見せ場はなかった。しかし、他馬の落馬などに恵まれ、5着入着を果たした。 4着馬に5.9秒離されており、今後につながるレースとは到底思えないが、これからも無事にレースをしてもらいたいものだ。
 18(土): 阪神5R・障害未勝利、メイショウモノノフに騎乗。中団やや後ろからレースを進め、最後はそのままなだれ込むというレースで先週同様5着に健闘した。内容的には先週と同様で先々につながるとは思えないが、 2週続けてシンガリ人気の馬で入着を果たしているのは立派なことである。もう少し飛越が安定すればこの馬ももっと走るような気がするが・・・。
 ふと考えて見れば、現在3連続入着中。昨年、2戦連続で入着を果たしたことがなかったことを考えれば、これはすごいことなのではないだろうか? 3kg減がなくなってから頑張っていますね。
 26(日): ユウキユウシャに騎乗。前走同様後方ままの8着に敗れた。着順は悪くなったが、時計はわずかに詰めており、如何に前走恵まれたかが分かる。 今回もそんなにレベルの高いレースとはいえず、この馬では上位進出は苦しそうだ。

4月

 1(土): メイショウモノノフに2度目の騎乗。前回はいろいろと恵まれて5着に食い込んだが、今回もまたまたシンガリ人気でレースを迎えた。 これまで消極的なレースが目立っていたが、今回は序盤から先頭で引っ張る積極的なレースをした。飛越でスピードは落ちなかったが、かなり低く飛んでいるような感じではなかったため逆に好レースができたようだ。 4角を2番手で回って一瞬やったかに思えたが、平地力のなさが露呈され直線ではやや後退。最後まで頑張ったが4着に終わった。しかし、これまで全く見せ場のなかったレースを続けていただけに大収穫である。 こういったレースができれば次はいよいよ!?と思わせてくれた。
 8(土): ユウキユウシャに騎乗。14頭中14番人気。離れた中団からのレースで最後わずかに差を詰め7着に頑張ったが、見せ場はほとんどなかった。しかし、この馬で一桁着順に入線できるほど技術が向上してきたことは感じた。
 15(土): メイショウモノノフに騎乗。前走のレースぶりが認められて5番人気に支持され期待されたが、前走同様のまたぐような飛越が逆にアダとなり8号障害では落馬寸前の躓きよう。 それが響き最後までリズムを取り戻せないまま7着に敗れた。タイムも速く、まあこんなもんだろう。
 23(日): ユウキユウシャに騎乗。ハイペースになって全くついていけず後方ままの惨敗・・・と言うことだ。見せ場どころか、どこを走っていたかすら分からなかった・・・・・・。
 29(土): ブレイブハンターに初騎乗。休み明けとは言え、オープン勝ちのある実績馬への騎乗だ。東京コースにも実績のある同馬だったが、12頭中10番人気の低評価だった。 レースでは序盤は中断に構えていたが、飛越が巧く徐々に進出し、正面の連続障害で先頭に並びかける絶好の展開。2周目に入っても巧飛が続き、最終障害飛越後に逃げるエアファントムを捕らえて単騎先頭に立った。 直線に入ってからも押し切りを狙おうとするも、休み明けの影響か最後は息切れ。2頭に交わされたものの、ショウザンスカイの追撃は振り切って3着に粘り込む大健闘だった。 間違いなく今村騎手にとって、今年のこれまでのベストレースであろう。今後もこの馬とのコンビが継続されれば重賞でもやっていけそうなのだが・・・。
 30(日): 前日に続き東京遠征。メイショウモノノフに騎乗。前日の好騎乗ぶりが見られればチャンスはあるかに思われたが、最初の障害であえなく落馬。 前日の好騎乗は何だったのだろうか・・・。


騎乗結果&短評
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