1998年6月〜


6月

中京競馬障害競走観戦記 2 (6/6)

 今日は4Rの出走馬が本馬場へ出てくるのと同時にパドックへ。やがて、5Rに出走する馬、騎乗する騎手がパドックに入ってきた。 パドックでは、主に騎手の待機室での行動を観察していたが、一番前のいすで腹筋などのストレッチをはじめた出津騎手を目撃した。気合いが入っているなあと思いきや、 騎乗馬は8頭中の8番人気。レースでも7着に惨敗した。
 また、ウイナーズサークルではゴッドスピードのゼッケンをもらったファンもいた。


中京競馬障害競走観戦記 3 (6/7)

 昨日とほぼ同行動。パドック→本馬場入場→レースという定番コースをたどった。パドックでは昨日同様待機室の一番前の席で出津騎手がストレッチをしていた。 レースでは3角から一気にまくりに出たドクターホーラーの圧勝だったが、私ら一味はすごい盛り上がり。 「ふじいぃぃーーー!!」「ごうやぁぁーー!」と叫び続けていた。まわりの視線など気にせずに。


中京競馬障害競走観戦記 4 (6/13)

 いつも通りパドックへ。しかし、4Rを見てからという気合い不足だったため人がいっぱいだった。 出津騎手のストレッチを観察し、白浜騎手もチェックした。それなりに一回りチェックを完了してレースに至った。 シクレノンサルートが力強く抜け出し快勝。メジロバルカンはちぐはぐなレースだったが2着を確保。相変わらず詰めが甘いと再認識させてくれた。


中京競馬障害競走観戦記 5 (6/14)

 今日は4Rの出走馬が本馬場へ出て来てからちょっと間を置いてパドックへ。パドックでは雨の影響か人は少なかった。 というか、4R中には見ている人がごくわずかだった。やがて、5Rに出走する馬、騎乗する騎手がパドックに入ってきた。 もう見なれたこの場面も今年最後かと思うと寂しい。レースはいつもと違いウイナーズサークルの前で見ていたが、下を気にする馬が多く、危ない飛越が目立った。 このすべるような馬場状態なら落馬も仕方ないかもとさえ思えてきた。結局最後を締めたのは、壮絶なゴール前の接戦を振り切ったフラッシュオブワンだった。


関東の障害の舞台は福島へ (6/20、21)

 障害競走の舞台も今週から関東では福島に移った。福島競馬場の特徴は何と言ってもバンケット障害。 他の競馬場の坂と違って、上ってから下る丘になっている点だ。
 そして、その福島開催の1週目からいきなり珍しいことが起こった。まずは初日。関西地区でもたまにしか出てこない合谷騎手が福島競馬場に現れた。 そして2日目。馬が跳ぶのをためらって内ラチに激突し、柵までも破損してしまった。どちらかといえば地味な福島開催だが、 1週目からこの状況ではこれからも見逃せない。


ようやく瀬古騎手今年初勝利! (6/28 福島5R)

 勝てそうで勝てないレースが続いていた瀬古騎手。ちょうど半年を経過する直前でようやく初勝利を挙げた。 今年は東京障害特別(春)騎乗(メジロバルカン・6着)などもあり、騎乗馬が増えていた。


とにかく復活、今井騎手! (6/28 福島5R)

 着順は別として、ようやく今井騎手が帰ってきた。 休んでいる間に平地免許を返上し、障害一本にしぼった心意気は買える。もちろん狙うは久々の勝ち星であることは言うまでもない。
7月

8月

北沢騎手、障害初勝利! (8/1・阪神5R)

今年から障害騎手の一員となった北沢騎手がようやく初勝利を挙げた。これが障害通算18レース目の騎乗だった。 エイユーダンボーの京都大障害3着などそれなりに活躍していたものの、初勝利までは遠かった。


酒井浩騎手、通算100勝へリーチ! (8/8・阪神5R)

8/8、阪神5Rの障害400万以下戦でタガノゲールに騎乗し、積極的なレースぶりで2着馬に10馬身差をつける圧勝劇を演じた。 これで酒井浩騎手はJRA通算99勝目。3ケタ勝利へリーチがかかった。そしてその翌日、新潟に遠征した酒井浩騎手には、障害レースはもちろん、 平地にも2クラの騎乗馬があり、久々の1日3騎乗となった。しかも関東地区でというのにも驚かされた。結局この日での達成はならなかったものの、 年内にはおそらく達成するであろう。メモリアルホースはスイートバミューダ? 平地のアスクギャラクシー? それとも・・・。


ヨイドレテンシ2連勝!

これまで同様、中団からのレースで、最後差し切り勝ちを決めたヨイドレテンシが2連勝を達成した。 確実に伸びる末脚は魅力的で、秋の重賞戦線でも伏兵馬として注意したいものだ。2着のフラッシュオブワンは重馬場が好結果に結びついた。


中谷騎手障害初勝利! (8/23・新潟5R)

新人の中谷騎手が 8/23・新潟5Rの未勝利戦でビクトリーアップに騎乗。 有力馬が次々と落馬した中、巧くレースを運び初勝利を挙げた。これが8騎乗目だった。 関西の白浜騎手に続き今年の新人では2人目の障害勝利騎手となった。


林騎手土日で2連勝! (8/22.23・京都)

林満明騎手は8/22.23の2日間で2連勝した。土曜日はトキオワイルドで未勝利戦を、 日曜日はレガシークレストでオープン競走を制した。ともに積極的なレースを見せ、今後が楽しみである。 昨年の最優秀障害騎手にもようやくエンジンがかかってきたようだ。
 今年のこれまでの土日2連勝騎手は、1/31.2/1の田中剛騎手、6/13.14の熊沢騎手に次いで3人目となる。


スイートバミューダ、札幌メインに登場!
(8/29・札幌11R しらかばS)


休み明けの仁川障害Sを圧勝し、障害競走3連勝を飾ったスイートバミューダがなんと新潟障害Sには見向きもせず、 札幌メインレースののしらかばSに出走してきた。新潟障害Sに出れば十分勝ち負けできそうなのにあえて見送ったのは、 平地でも自信があるからなのか、秋の重賞でのハンデを重くしないためかははっきりしない。
 障害2連勝後これで3度目の平地出走だが、その3走すべてこの馬にも出走権のある、障害のオープンクラスのレースが行われていた。 中京の平地500万以下に出走していた日は中山大障害(秋)、京都の平地900万以下に出走した日は京都でオープンが組まれていた。 今回もまた新潟障害Sが組まれている日の出走である。

(結果) 巧くマイペースの逃げが打てたが、最後はやや決め手で劣ってしまった。それでも差のない3着に走ったのだから、 健闘したといって良いだろう。あと、このレースに出た意図がわずかに見えてきた。これからの障害重賞を前に、1度芝のレースを経験させたのではないだろうか。 直線の芝は未経験で、平地でもこれが初の芝レースだったことから十分考えられる。



つづく

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