2001年主要レース出馬表一覧(11月)
東京競馬場 11/3 ・ 9R 秋陽ジャンプステークス 芝 3300m
枠番 | 馬番 | 馬 名 | 斤量 | 騎 手 | 性・歳 | 収得賞金 | 前 走 |
1 | 1 | ビコーグッドマン | 60 | 大江原 隆 | 牡・5 | 2050 | 東 10/13・東京AJ 5着 |
2 | 2 | スナークデヴィアス | 59 | 白浜 雄造 | 牡・4 | 400 | 京 10/27・オープン 13着 |
3 | 3 | グレートバッハ | 59 | 浜野谷憲尚 | 牡・6 | 400 | (新 10/20・鳥海山 10着) |
4 | 4 | テンファイター | 59 | 沢 昭典 | 牡・6 | 400 | 新 9/1・オープン 2着 |
5 | 5 | ヒカルボシ | 61 | 田中 剛 | セ・5 | 2900 | 東 10/13・東京AJ 3着 |
5 | 6 | メイショウバチカン | 59 | 嘉堂 信雄 | 牡・6 | 400 | 新 9/2・未勝利 1着 |
6 | 7 | ガルフィンドリーム | 57 | 横山 義行 | 牝・4 | 400 | 中 9/22・オープン 6着 |
6 | 8 | ダイワデュール | 60 | 江田 勇亮 | 牡・5 | 1150 | 東 10/13・東京AJ 6着 |
7 | 9 | ビッグハンター | 59 | 常石 勝義 | 牡・4 | 400 | 東 10/13・東京AJ 11着 |
7 | 10 | マキハタコンコルド | 61 | 出津 孝一 | 牡・6 | 4850 | 東 10/13・東京AJ 2着 |
8 | 11 | ユウフヨウホウ | 59 | 今村 康成 | 牡・4 | 400 | 阪 4/1・オープン 6着 |
8 | 12 | コバノスコッチ | 60 | 山本 康志 | セ・8 | 1150 | 東 10/13・東京AJ 7着 |
(別定SS)
東京AJ2着のマキハタコンコルドと3着のヒカルボシが斤量的に有利となり、この2頭の一騎打ちムードが漂っている。ともに来週の京都HJに出走しても上位人気が予想される馬だけに、少々残念な気もするが、中山大障害を目標にできる2頭だけに、ここではお互いに負けられないところだ。
マキハタコンコルドは前走、内から鋭く追い込み、一旦抜け出したかに思えたが勝ち馬のしぶとさに屈した。今回は別定戦で軽量馬がおらず、さらに自身も1.5kg斤量減となれば前走以上のレースは必至。中山大障害制覇へ向けてここは負けられない一戦である。
対してヒカルボシも東京コースは2度目となり、前走よりもコース慣れが見込めると同時に斤量も1kg減の61kgは有利。前走は初斤量がやや応えて最後は伸び切れなかったが、決して悲観する内容ではなかった。安定性ではこの馬が一番で、展開も向きそうなここで、マキハタコンコルドに前走のリベンジを果たしたいところだ。
鞍上の田中剛騎手も絶好調で、逆転は十分可能である。この2頭の力が抜けているが、ムラ駆けだが一発の魅力十分のビコーグッドマン、前崩れで浮上するコバノスコッチ、前々走のように流れが向けば大駆けのあるダイワデュール、休み明けだが末脚の切れではオープンでも随一のユウフヨウホウとそれぞれ展開に注文はつくが、
一発屋の多い伏兵陣はそれぞれに魅力があり、一騎打ちの間に入れるかが注目される。
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京都競馬場 11/10 ・ 10R 第3回京都ハイジャンプ (J・G ll) 芝 3930m
枠番 | 馬番 | 馬 名 | 斤量 | 騎 手 | 性・歳 | 収得賞金 | 前 走 |
1 | 1 | ビッグストロング | 58 | 熊沢 重文 | 牡・3 | 400 | 京 10/7・未勝利 1着 |
2 | 2 | マルブツジャンプ | 60 | 常石 勝義 | 牡・6 | 1200 | 京 10/27・オープン 6着 |
3 | 3 | ヤマニンエスコート | 60 | 白浜 雄造 | セ・5 | 2050 | 東 10/13・東京AJ 4着 |
4 | 4 | マキシマムプレイズ | 60 | 林 満明 | セ・6 | 2700 | 京 10/27・オープン 4着 |
5 | 5 | ショウザンスカイ | 60 | 嘉堂 信雄 | 牡・5 | 1150 | 京 10/27・オープン 11着 |
6 | 6 | ホエンユースマイル | 58 | 今村 康成 | 牝・4 | 400 | 京 10/20・未勝利 1着 |
7 | 7 | グッドパーラライス | 60 | 牧田 和弥 | 牡・4 | 400 | 京 10/27・オープン 2着 |
8 | 8 | ギフテッドクラウン | 60 | 田中 剛 | 牡・5 | 3200 | 東 10/13・東京AJ 1着 |
9 | アイディンサマー | 60 | 高田 潤 | 牡・4 | 2400 | 阪 9/15・阪神JS 1着 |
(3歳・58kg、4歳以上60kg。牝馬2kg減。
J・G l 競走1着馬3kg増、J・G ll 競走1着馬2kg増。)
9頭と寂しい顔ぶれとなり、さらにG ll 以上の勝ち馬がおらず定量戦となってしまったのは残念である。
しかし、そんなに実力差があるわけでもなく、なかなか面白い一戦となりそうだ。中でも前走で重賞制覇を果たした2頭の上がり馬に注目だ。
ギフテッドクラウンは前走の東京AJでハンデ戦とは言え、マキハタコンコルド、ヒカルボシの重賞馬を抑えて逃げ切った。スピード感あふれるレースぶりは目を引くものがある。
今回は初コースでさらに距離延長と課題はあるが、ここ2走の最後のしぶとさは本物で、G ll の割にやや手薄のメンバーとなった今回、重賞連覇のチャンスである。
アイディンサマーは前走の阪神JSが未勝利勝ち直後とは思えない強い内容だった。前残りの展開利もあったが、そこで破ったギフテッドクラウンが東京AJを制しているだけに、この勝利の価値は大きい。
飛越が巧く、距離延長に耐え得るスタミナも持ち合わせており、昨年のテイエムダイオー同様、3連勝で重賞連覇と行きたいところだ。マキシマムプレイズは久々の前走で4着に踏ん張った。今回、60kgの斤量で戦えるのは斤量に敏感な同馬にとってプラスであり、
昨年よりも数段見劣るメンバー構成となったここでは重賞未勝利とはいえ力上位である。悲願の重賞初制覇の可能性は今回がいちばん大きいだろう。長期休養明けの前走を厳しい展開ながら最後まで踏ん張っていたマルブツジャンプも2走目の上積みは大きいはずで、距離さえ持てば好戦可能。
詰めの甘いレースが続くヤマニンエスコートもこれまで戦ってきた相手から考えれば、今回は恵まれた面が大きく、さらに前に行きたい面々が揃い展開利がありそう。距離も問題なく、じっくり行って末脚勝負にかけられれば白浜騎手の連覇の可能性も。
グッドパーラライスも前走で見せた末脚が今回も繰り出せるようならば、前崩れに乗じて突っ込みも十分考えられる。初障害を好内容で逃げ切ったビッグストロングは飛越が巧く、オープンでも十分やれそうな器。レース経験の浅い3歳馬だけに、メンバー強化と距離延長に戸惑うかもしれないが、
底が見えていない未知の魅力いっぱいで、決して侮れない。ショウザンスカイ、ホエンユースマイルはここ最近のレースぶりから、ここで通用するかどうかは疑問だが、ともに距離延長はプラスで、前が激しくなった時のスタミナ比べになれば浮上の余地もある。
昨年に比べると頭数はそんなに変わらないものの、メンバーはやはり小粒な気がする。しかし、ここをステップに飛躍できそうな逸材が多く、今後を占う意味で重要な一戦であることに違いはない。
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