2001年10月



東京コースに新障害設置!!

 東京コースの第2号障害に人工素材を使用した障害を導入、第4回東京開催から設置されることとなった。 この障害はフランスで多く使用されているらしく、既存の「いけ垣」や「竹柵」に比べて、飛越の際に障害をかきわけ辛く、より高度な飛越が人馬に要求される難易度の高い障害であるそうだ。 見た目は鮮やかな緑色で、いかにも人工のものという障害だが、新しい試みをしようとすることで、障害競走もこれまで以上に盛り上げていけたらと・・・。
 また、新名称は「グリーンウォール」と決定。緑の壁という見た目そのままのシンプルな名称となった。


オンワードメテオがレコード圧勝!
 (10/6、東京・未勝利)


 10/6・東京の未勝利戦は初障害のオンワードメテオが序盤から巧い飛越で先頭をキープし、直線で後続を一気に突き離して2着馬に4秒もの差をつける圧勝劇を演じた。 なお、勝ちタイムは3:14.9。ロングランニングの持っていたレコードを0.5秒縮めるのレコードタイム。飛越にムダがなく、今後に大きな期待を持たせてくれる一頭となりそうだ。


今年の3歳一番星はビッグストロング!!
 (10/7、京都・未勝利)


 10月7日の京都・未勝利戦で勝利を収めたビッグストロングは今年の3歳世代で初めての障害勝利を収めた。障害初戦でいきなりの勝利。全く他馬を寄せ付けない強い内容で、今後の活躍が期待できそうだ。 くしくも昨年もこの京都開催の2日目で3歳馬(昨年までの年齢で4歳)が初勝利を収めたように、この時期の3歳馬の成長は目覚しく、平地でくすぶっていた馬の大変身も期待できる。


ギフテッドクラウン重賞初制覇! 高田騎手は今年重賞3勝目!!
 (10/13、東京AJ)


 スピード感たっぷりのレースぶりを見せたギフテッドクラウンが序盤から前で積極的にレースを進め、終始安定した飛越を見せて先頭をキープ、 最終障害でヒカルボシに並びかけられたが逆に突き離し、最後はやや一杯になりながらも内から突っ込んだマキハタコンコルドをわずかに振り切り押し切った。 2、3着馬とのハンデ差もあったが、最後までしぶとく粘る根性は立派。また1頭、関西から新たなスターが誕生したように思う。 マキハタコンコルド、ヒカルボシの2頭はハンデ差でわずかに敗れたが、ともに内容的には勝ち馬に劣らないもので、次でのリベンジに期待したい。
 また、ギフテッドクラウンの鞍上の高田騎手は、小倉SJ(ヒサコーボンバー)、阪神JS(アイディンサマー)に続いて、今回で今年の重賞3勝目。 重賞初制覇から3ヵ月も満たない期間で一気に重賞を3勝するという勢いはすごい。減量騎手として障害重賞を年間3勝したのは昨年の白浜騎手(小倉SJ、阪神JS、京都HJ)が記憶に新しい。 今年の重賞はあと2戦。更に勝ち星を増やせるか注目されるところだ。

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熊沢騎手、障害通算100勝達成!!
平地・障害W100勝の記録も同時に達成!
(10/28・京都5R)


 10/28の京都・未勝利戦でハッピールドルフに騎乗、見事に逃げ切り勝ちを収めた熊沢騎手は、この勝利で障害競走通算100勝を達成した。 現役では5人目、史上18人目の大記録。また、平地でも500勝以上挙げている熊沢騎手は同時に平地・障害W100勝も達成。 こちらの記録は平地、障害ともに活躍していることによって達成できる記録であり、さらに価値のある記録である。



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