2001年4月



相手強化も何のその、ユーセイシュタインがオープンを連勝!!
 (4/1、阪神オープン)


 直線芝の3170mで行われた阪神オープンは重賞2勝馬のレガシーロックを筆頭に好メンバーが揃い、中山GJよりも京都JSの前哨戦というメンバー構成となった。 レースはレガシーロックの逃げで進み、タスキ過ぎの1コーナーでは落馬した2頭を除く12頭が一団となるなど見応えのあるレースとなった。 向正面でレガシーロックがスパートして差を広げにかかったが、ユーセイシュタインが3角で2番手に上がり、直線入口で一気に先頭に立つと前走同様早目に突き離し、 最後は追ってきたコンメンダトーレ以下を抑えて押し切った。これでユーセイシュタインはオープン連勝、平地を使ったことで馬が変わってきたようだ。 得意の阪神で3勝目、京都でどういったレースをするのかが楽しみになってきた。

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休み明けも問題なし! ゴーカイが中山GJを連覇!!
 (4/14、中山GJ)


 前走のペガサスJSを圧勝したランドが圧倒的な1番人気に推されて迎えたこのレース。6戦6勝の無敵のこの馬の強さがどれほどのものかという注目が集められていた。 レースでは序盤から行く馬がおらず、ヤスノテイオーなども行きかけるが、結局はランスルーザターフが押し出される形で先頭に立った。注目のランドは前走同様後方から。ゴーカイはその前につけていた。 最初の難関・大竹柵障害も全馬問題なくクリアし、逆回りに入った。これまでのG l 戦ではバラけることが多かったが、今回は11頭がほぼ一団でレースを進めていた。 そして、動きなく淡々と流れてきたこのレースが一気に様相を変えたのが、向正面のタスキへ入るカーブだった。最内を走っていたランスルーザターフがタスキ入口のカーブで脚を滑らせて転倒。 この影響を受けてチアズニューパワー、コバノスコッチ、そしてランドが巻き添えを食って落馬。一瞬の出来事で騒然となりながらも各馬大生垣障害を過ぎて行った。 外回りに出てからは圏内にミナミノゴージャス、ヤスノテイオー、ヨイドレテンシ、ダンシングターナー、ゴーカイの5頭に絞られ、最後の力を振り絞っての攻防が展開された。その中から抜け出したのはゴーカイだった。 スタミナの差を見せ付けて4角で先頭に立つと、後続にこの馬を追う脚はなく、最後は2着馬に8馬身をつける圧勝劇で見事に中山GJの連覇を飾った。2着には仕掛けを遅らせて最後まで脚を持たせたミナミノゴージャスが入った。 なお、期待されたランドは落馬後に再騎乗して最後まで諦めない姿勢を見せ、感動を与えてくれた。

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短 評


横山義騎手、障害重賞騎乗機会9連続連対!!
横山義騎手、関東圏の障害重賞9連続連対!!


 ゴーカイに騎乗して中山GJの連覇を飾った横山義行騎手は、一昨年から続けている関東圏の障害重賞における連続連対記録を「9」に伸ばした。 大レースに強いところを見せてくれるだけでなく、期待を裏切らない安定した騎乗には好感が持てる。
 その足跡は以下の通り。

レース名騎乗馬名着順頭数人気
1999新潟JSメジロブロス143
東京AJゴーカイ85
中山大障害ゴーカイ153
2000中山GJゴーカイ161
東京HJゴーカイ132
新潟JSホッカイマーカム1111
東京AJミナミノゴージャス146
中山大障害ゴーカイ161
2001中山GJゴーカイ112




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