1999年主要レース出馬表一覧(10月)




東京競馬場  10/10 ・ 5R  オープン  直線ダート 3300m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手
グランドハヤブサ60出津 孝一
エムジースナイパー60栗原 洋一
ジュピテリアン60成田 均
メイショウデンセツ56△白浜雄造
ケイティタイガー63嘉堂 信雄
キングスロード57▲江田勇亮
シロヤマランディ60田中 剛
アポンマイワード60浜野谷憲尚
ミデオンヨミヒト60大江原 隆
(別定SSS)

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京都競馬場  10/16 ・ 8R  洛南ジャンプステークス  芝 3170m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
シャンパンファイト62白浜 雄造牡・92200阪 9/25・阪神JS 7着
リンクローレル59金折 知則牡・6400阪 4/17・オープン 9着
ポリッシュボーイ60西谷 誠牡・5400阪 9/25・阪神JS 4着
メイショウノジギク58林 満明牝・5400阪 9/26・未勝利 1着
ファンドリロバリー60出津 孝一牡・7400阪 9/11・オープン 落馬
ロードアトラス60熊沢 重文セ・5400阪 10/3・未勝利 1着
キタノワン60岡富 俊一牡・5400京 10/9・未勝利 1着
プレストロバリー59植野 貴也牡・5阪 10/3・未勝利 8着
(別定S)

 8頭立てとやや寂しいレースとなってしまったが、これで来週の東京AJに有力馬が集まれば、それはそれで楽しみとなる。さて、今回はどの馬から取り上げるか迷うメンバー構成なので、1枠から順に。 シャンパンファイトはこのメンバーで唯一の3勝馬。実績では断然だが、京都コースに変わるのはマイナスで、しかも2kg増の62kgは不安である。苦戦は免れないか。 障害緒戦は圧勝したが、2走目は逃げられず惨敗してそのまま休養に入っていたリンクローレル。マイペースで行ければ変わり身はありそうだが、久々による息切れが心配。同型も強力で、直線の芝も気がかりだ。 ポリッシュボーイは安定した成績を残し、前走の阪神JSでも見せ場はあった。最後確実に伸びる末脚を秘め、前へ行きたい馬の多い今回は展開も向きそうだ。水濠障害にやや不安はあり、今回は2度あるのが唯一の不安か。 メイショウノジギクはレースを重ねるたびに飛越が上達してきた。大崩れはなさそうだが、勝ち切れるほどの実力を持ち合わせているかは疑問である。前走は展開の味方もあったが今回は行く馬が多いだけに・・・。 前走落馬からの巻き返しを期すファンドリロバリー。同型が多いのでスンナリ行けるレースができるか分からないが、スピードでは見劣らないはず。個人的には平地時と同様、うまく折り合いをつけて差す競馬を試みてほしい気がする。 ロードアトラスは前走の勝ちが鮮やかだった。ここで同じレースようなレースができるかは分からないが、自在に立ち回れるのは強みである。前走と同じような展開が予想され、叩き合いに持ち込めば勝機も見えてきそうだ。 先週の未勝利を逃げ切ったキタノワンが連闘で望む。他の馬がちぐはぐで恵まれた面はあったが、障害緒戦で勝つのは容易ではない。今回は同型が強力で、どんなレースをするのか全く分からない。 プレストロバリーは未勝利馬でここに入ると見劣りする。飛越は巧いが、スタミナと平地力に不安があり、ペースについて行けるか難しいところだ。入着すれば御の字と言ったところか。

 リンクローレル、メイショウノジギク、ファンドリロバリー、キタノワンと行きたい馬が多く、激しい先行争いになりそうなため、差し馬には流れが向きそうな展開が予想される。

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東京競馬場  10/24 ・ 10R  第1回東京オータムジャンプ (J・G lll)  芝 3300m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
メイショウデンセツ57白浜 雄造セ・41150東 10/10・オープン 1着
リンデンバウム60浜野谷憲尚牡・81300中 9/19・ナッキー 1着
ゴーカイ60横山 義行牡・71300中 9/19・ナッキー 3着
アポンマイワード55江田 勇亮牡・5400東 10/10・オープン 7着
イチバンリュウ61金折 知則牡・63450阪 9/25・阪神JS 3着
ファンドリロバリー57出津 孝一牡・7400京 10/16・洛南JS 4着
エムジースナイパー56栗原 洋一セ・6400東 10/10・オープン 5着
シャンパンファイト59大江原 隆牡・92200京 10/16・洛南JS 6着
 (負担重量はハンデキャップ)

 有力馬がこぞって回避し、8頭と言う寂しいメンバー構成となってしまった。メンバー中で唯一の重賞ウイナーであるイチバンリュウは阪神JSを使われての2走目。その前走は差のない3着と好走した。 今回はハンデ戦でトップハンデが懸念されそうだが、この馬自身も前走より斤量が2kg減となり、メンバーも劣る。距離延長も歓迎材料で、初コースさえクリアすれば不安は見当たらない。 メイショウデンセツは2戦2勝。前走はグランドハヤブサとの叩き合いを制し、勢いに乗っている。4歳馬がこの時期に重賞に挑戦するケースは少ないが、底を見せていない魅力あふれた逸材であることに違いはない。 リンデンバウムは休み明けのナッキーJSを10馬身差の圧勝。今回は2走目となるが、2走ボケを考慮してやや間隔をあけたのはプラスであろう。確かに恵まれた面もあったが、見事な勝ちっぷりだった。 しかしまだ半信半疑であり、ここで走れば本物だろう。ゴーカイは惨敗続きだったが前走でようやく復調気配を感じさせるレースを見せた。今回は前走から斤量が1kg減って有利に映るが、リンデンバウムに完敗しているだけにそのあたりがどうか。 中山向きの馬にも感じるが。ファンドリロバリーは前走控える競馬を試みたが、それが裏目に出て最後は一杯。今回はおそらく思い切って逃げを打ってくるだろう。気分よく行ければ平地力があるのでひょっとすると・・・。 シャンパンファイトは前走を見る限り、スピードを要求されるレースでは見劣りが感じられる。59kgのハンデでは見せ場までが精一杯か。エムジースナイパーは56kgの軽ハンデを生かしたいところだが、 前走でも入着が精一杯で、ここに入ると苦しいだろう。アポンマイワードも昇級後はさっぱり。軽ハンデとは言え、苦戦は必至である。

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京都競馬場  10/30 ・ 5R  オープン  直線ダート 3760m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
メジロファラオ63大江原 隆牡・75950中 4/11・中山GJ 1着
ドングリ60嘉堂 信雄牡・7400阪 3/27・オープン 10着
フジノセイガイハ60林 満明牡・6400名 5/29・オープン 9着
ノーザンレインボー63田中 剛牡・108150中 12/19・中大障害 落馬
ケイティタイガー61△白浜雄造牡・1111590東 10/10・オープン 6着
グランドハヤブサ60出津 孝一牡・71150東 10/10・オープン 2着
ポリッシュボーイ60西谷 誠牡・5400京 10/16・洛南JS 2着
ヤスノテイオー60植野 貴也牡・51150名 5/29・オープン 1着
(別定SSS)

 一昨年の中山大障害(秋)を勝ったケイティタイガー、昨年の中山大障害(春)を勝ったノーザンレインボー、今年の中山グランドジャンプを勝ったメジロファラオと3頭の「障害グランプリホース」が激突する豪華なメンバー構成となった。 ケイティタイガーは前走を叩かれ、今回は斤量が2kg減でしかも距離延長が魅力だ。前走は息切れして惨敗したが、3500m以上戦では1−4−4−1と実に安定している。唯一の着外も64kgを背負った昨年の京都大障害(春)の4着だから距離延長は言うことない。 11歳馬とて実績では見劣らず、今春も長距離戦では互角に戦っている。侮れない。ノーザンレインボーは昨年の中山大障害(秋)の落馬以来の実戦となるが、スピードとスタミナに傑出している馬で実力は全く見劣らない。10歳馬ながら、昨年の活躍を見る限りまだまだ衰えはきていないだろう。 昨年の最優秀障害馬の復帰戦、今秋の活躍を占う意味で注目したい。メジロファラオは春の中山グランドJを制して初の障害G l 馬となった。秋はここから始動し、春秋G l 制覇を視野に入れていることは当然であろう。中山でのスタミナ勝負で強さを見せているが、 障害入り当時は東京でレコードを出したようにスピードも持っている。初コースとなるがG l 馬と言うことで軽視は禁物だ。この3頭以外もまずまずの馬が揃っている。グランドハヤブサは春にこのコースで未勝利、オープンと連勝。距離に魅力を感じて東京AJよりこっちを選んだのは正しい選択であろう。 スタミナは十分あり、前走のような早目の競馬もできる自在性も身につけてきており、順調に使われている分有利である。ポリッシュボーイは前走の洛南JSは惜しい2着。オープンに入っても決して見劣らないのは、飛越に安定感が出てきたためであろう。大崩れがなく安定したレースができ、 しかも自在に動けるこの馬は1勝馬とて油断はできない馬である。これまでのレースを見る限り距離も大丈夫そうだ。ヤスノテイオーは休み明けだが、未勝利、オープンを快勝しておりまだ底を見せていない。 前走のオープンでは昇級戦でしかもハイペースの激しいレースながら2着のエーピーランドを4馬身ちぎったのだから格段に強かった。しかも、3着馬が東京HJを勝ったレガシーロック、5着馬が阪神JSを勝ったヒサコーボンバー、6着馬が先週の東京AJを勝ったゴーカイと戦った相手もすごかった。 ここも相手は強いが、未知の魅力一杯のこの馬に一番期待している。ドングリ、フジノセイガイハの2頭は休み明け。春でもオープンではやや見劣っていただけにこのメンバーでは辛いだろう。

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