――作者注――

これは白の章 第4話に挿入しようと思っていたアイデアですが、ストーリーの都合上ボツになったエピソードです。

当然ボツネタですので、本編とはまったく無関係。このような行為はいっさい行われておりません。

パラレルワールドのようなものと割り切ってお楽しみ下さい。

・・・言い訳ついでに言うと、練り込み不足で短いです。ごめん。

 

 

 

白の章 オマケ  禁じられた遊び

 

 

床に落ちた毛布を拾おうとしたガルヴァの全身を、激痛が責め苛む。

「痛っ・・・!」

「まだ無理ですってば。おとなしくしてください」

「・・・あ、ああ・・・」

マリオンの手で優しく寝かされ、ガルヴァは横になった。

そもそも、両手が使えないのでは毛布も拾えない。

「な、なァ、マリオン」

「はい? なんですか?」

「その・・・毛布、かけてくれねェか? 股間だけでもいいからよ」

赤い顔で言うガルヴァに言われて初めて、マリオンは気が付いた。

たしかに、全裸では恥ずかしいだろう。

「あ、ごめんなさい、気付かなくて・・・」

マリオンは落ちた毛布を広い、ガルヴァにかけようとしたが、遅かった。

毛深い股間の中心で、ガルヴァ自身がムクムクと屹立していく。

「あ・・・」

「バッ・・・! み、見るな!」

隠そうにも、両手はしっかり固定されている。

自分の意志で勃起を止める事はできず、結局、ガルヴァは完全に勃起してしまった。

「うわ・・・大きい・・・」

「は? ん、んな事、ねェよ・・・」

どちらかというと、ガルヴァのそれは小さい方だ。そのうえ包茎で、現に今もしっかり皮を被ってしまっている。

それでも子供であるマリオンには逞しく映ったのだろう。しきりに感心していた。

「い、いいから、早く隠せよ」

「あ、はい・・・でも、あの、痛くないですか?」

「はァ?」

「だって、こんなに腫れて・・・」

心配そうに言うマリオンに、ガルヴァはキョトンとした。

もしかして、コイツ・・・

「なァ、マリオン。おめェ、いまいくつだ?」

「え? 12・・・です」

12?

だったら普通、知ってると思うんだが。

そう考えて気が付いた。

マリオンは学校に行っていない。同年代の友達もいない。オマケにそういう事にはガッチガチに厳しい教会暮らしだ。大人の身体の仕組みを教えてくれる人間など、周りに存在しないのだろう。

「そっか・・・」

「ガルヴァさん?」

「なんでもねェ。・・・しかし、おめェだってもう12歳なら、ボッキぐれェすんだろ?」

「ボッキ・・・ですか? あ、たまに・・・その、ちんちんが腫れて、痛くなる時があるんですけど・・・」

「それだよ。病気じゃねェから、心配すんな」

そういわれてマリオンも安心した様子だった。

この性格では、勃起した事も他人に話せず不安だったのだろう。

「な、なァ、マリオン・・・」

ガルヴァは意を決して口を開いた。

ダメで元々。言うだけ言ってみよう。

「はい?」

「最近・・・溜まってんだ。・・・オ、オレは手がこんなだし・・・抜いてくれねェか?」

「え? 抜くって・・・なにをですか?」

ゴクリ、と唾を飲み込み、ガルヴァは言った。

「・・・ちんちんのもう一つの使い方、教えてやるよ」

 

 

「こ、こう、ですか・・・?」

震える手で、マリオンはガルヴァ自身をそっと握りしめた。

「うっ」

ひんやりした感触が心地よく、ガルヴァは声を上げてしまった。

「あ、ご、ごめんなさい」

慌てて手を引っ込めるマリオン。

「バ、バカ。平気だから、やめるんじゃねェ」

「は、はい」

再び、今度は両手で握りしめるマリオン。

「わ。・・・熱い・・・」

「で、でだな、今度はゆっくりと、上下に・・・」

「はい・・・」

言われたとおり、ガルヴァのチンポをゆっくりしごき始めるマリオン。

余った皮が、くちゅ、と湿った音を立てた。

「そ、そうだ。その調子・・・」

「はい」

「ん・・・っ」

久しぶりの感覚に、ガルヴァは思わず声を漏らす。

もともと長持ちするタチではないが、今日は状況が状況なだけに、達するのも早そうだった。

「すごい・・・堅い・・・」

「い、いちいち報告すんじゃねェよ・・・」

何も知らない子供に、一方的にされているというシチュエーションを改めて認識し、ガルヴァはさらに密をこぼした。

「・・・っ・・・ん・・・!」

「痛いんですか?」

「ハッ・・・ハッ・・・い、いいから、続けてくれ・・・頼む・・・」

「わかりました」

稚拙な愛撫で、満足のいく快感が得られない。

だが、それ故に興奮した。

いやらしく湿った音と、荒いガルヴァの息づかいだけが牢に響いた。

「ガルヴァさん・・・ボク、手が疲れちゃって・・・」

「も、もう少し・・・ハァ・・・頼む・・・」

「あ、はい」

手を休めず、懸命に奉仕するマリオン。

ガルヴァのチンポは真っ赤に充血し、今にも爆発しそうだった。

「ガルヴァさん・・・すごい・・・」

「あっ・・・! い、いいぞ・・・マリオンっ! もっと・・・もっと強く・・・! お願いだ・・・ッ!」

「は、はいっ」

マリオンが激しくシゴくと、ぐちゅぐちゅと大きな音を立ててガルヴァのチンポは密を飛ばした。

すでにマリオンの手はベタベタに濡れていて、シーツにシミができるほど先走りが溢れていた。

「ハァッ! ・・・うっ、で、出る・・・! 出すぞ! マリオンっ」

「え? 出すって、何を・・・」

手を止めて、ガルヴァを見上げるマリオン。

ここへ来て止められてしまってはたまらない。

「バッ、バカヤロ! 止めるんじゃねェよッ!」

ガルヴァは悲鳴に近い声を上げて自ら腰を振った。

「え?」

「あ、あああっ!」

ビュッ。

マリオンの両手に包まれて、ガルヴァは果てた。

白く濁った濃い精液を顔まで飛ばしながら、その太った体を震わせる。

「うわっ」

「手ェ離すなよ!?」

怒鳴りつけて、ガルヴァは射精を続けた。

驚いているマリオンは手を動かしてくれないので、自分から腰を振って奪うように快感を得る。

やがて最後の一滴を出し終え、ガルヴァは荒い息をつきながら脱力した。

「ハァ・・・ハァ・・・」

「ガルヴァさん・・・?」

「あ・・・そのまま・・・握っててくれ・・・」

「はい」

ぎゅっと握力を込められて、ガルヴァはビクッと身体を揺らす。

そのままマリオンの手の中で、ゆっくりと力を無くしていった。

 

 

「コレがちんちんのもう一つの使い方だ」

全裸のまま精液で汚れ、身動き一つできない身体だというのに、ガルヴァは偉そうに言った。

「えっと・・・なんていうか、その。す、すごかった・・・です・・・」

「そ、そうか」

マリオンはひょこひょこと便器まで歩くと、トイレットペーパーを一つ持ってきて、ガルヴァの身体を拭き始めた。

その歩き方がおかしい事に、目聡く気付くガルヴァ。

・・・コイツ、もしかして・・・

「オイ、マリオン」

「えっ?」

「ちょっと立ってみろ」

「え、な、なぜですか・・・?」

「いいから」

「は・・・はい・・・」

もじもじと恥ずかしそうに立ち上がるマリオン。

その手はしっかりと股間を隠していた。

「おめェ、いまボッキしてるな?」

「! ・・・し、してません・・・!」

「じゃァ、手ェどけてみろ」

「えっと・・・でも・・・」

「いいから。・・・言ったろ、病気じゃねェんだ。隠す必要なんざねェよ」

「は、はい・・・」

そっと手をどけるマリオン。

案の定、彼の股間はわずかに盛り上がっていた。

「ほぉ。・・・見せてみろ」

「え! そんな! い、いやですよ、恥ずかしい・・・!」

「んだよ、オレのチンポ散々いじくっといて、そりゃねェだろ?」

「だ、だってあれは・・・」

泣きそうな顔でマリオンは目を伏せる。

・・・まァ、そんなにイヤだってんなら、しょうがねェな・・・。

ガルヴァが諦めかけたその時、マリオンが顔を上げた。

「見るだけ・・・ですよね?」

お?

なんだ、見せてくれるのか?

「いいから見せてみろって」

「・・・は、はい・・・」

マリオンはベルトを外し、そっとズボンを下ろす。

つるんとした肌にそそり立つ、未発育な性器。

ガルヴァは思わず生唾を飲み込んでいた。

「こっち来い」

「えっ・・・」

「この期に及んでいちいち恥ずかしがってんじゃねェよ。しまいにゃ怒るぞ」

「ご、ごめんなさい」

泣きそうな顔で、いや、涙すら流しつつ、マリオンはガルヴァの言いつけに従った。

マリオンの性器はやはりまだ包茎で、先端まで皮を被っている。

おそらくまだ一度も剥いた事が無いのだろう。

サイズとしては、小さい。といっても、12歳の平均サイズがどれくらいか知らないので、実のところはわからない。ひょっとしたら、巨根の部類にはいるのかもしれない。

・・・イヤ、そりゃねェか・・・。

頭に浮かんだ疑惑を否定して、ガルヴァはまじまじとマリオンのそれを観察した。

毛の一本も生えていない玉袋が、わずかに上下している。すでに大人の準備はできているようだ。

「ああ・・・! くそ・・・! 触りてェ・・・!」

「え? ガルヴァさん? ・・・今、なんて言いました?」

「い、いやその・・・」

どうやらあまりのもどかしさに、欲望をつい口に出してしまったようだ。

「マリオン・・・もっとこっち、来い・・・」

「・・・はい」

素直に従うマリオン。

こりゃ、いただくっきゃねェな。

 

 

「こ、こう・・・ですか?」

マリオンは、ガルヴァの言いつけに従って、そっと彼に跨った。

「おう」

「あの・・・ホントに・・・口で・・・?」

「しょうがねェだろ。手が使えねェんだ」

「でも・・・汚いですよ・・・?」

「いいから早くくわえさせろ」

「・・・はい・・・」

そっと近づくマリオン自身を、ガマンできずに自分からくわえに行くガルヴァ。

「あっ!」

腰を引くマリオンをギロリと睨み付け、ガルヴァはそれを味わった。

小便臭い。

しかし元気だ。

もっとも、まだまだ未発育なそれを「いただく」のは無理っぽい。

まァ、ちょっと鍛えてやりゃァ、すぐ大人のチンポになるだろう。それまでは「上」でガマンだな。

「ぶはっ・・・。マリオン、首が苦しい。もうちょっと近くに来い」

「はい」

ほとんど顔の上に座る形で、マリオンはガルヴァに跨った。

「へへっ。・・・いいか、逃げんじゃねェぞ?」

「わ、わかりました・・・」

返事も待たずにマリオンをくわえるガルヴァ。

舌を使って愛撫する。

「あっ! ん、く、くすぐったい・・・!」

「いいからそのままでいろ。絶対に逃げんなよ?」

「ん・・・っ!」

ビクビクと体を震わせて、それでもマリオンはガルヴァの言いつけに従った。

愛撫を続けると、やがてマリオンは悲鳴を上げた。

「あっ、ああっ! ガルヴァさん! ボ、ボク・・・おしっこ・・・!」

逃げようとするマリオンを目で叱りつけ、ガルヴァは口を動かす。

初めての射精を尿意と勘違いしたマリオンは、必死でそれを我慢しているようだった。しかし、いつまでも我慢できるものではない。むしろ、我慢を続ければ続けるほど、快感は高まっていく。

・・・ガキのクセにガマン強ェな・・・しゃらくせェ。

負けん気を起こしてガルヴァも愛撫を続ける。

正直、顎が疲れて首も痛かったが、ここで止めるわけには行かなかった。

「はっ、はあっ! ダメ、ガルヴァさんッ! 出ちゃう・・・! おしっこ、出ちゃうッ!」

いいから出しちまえって。

「ご、ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!」

謝りながら、とうとう射精した。

膨れあがったちんちんから、勢いよく精液が吹き出す。

口の中に叩き付けられるように飛び出したそれをしっかりと味わうと、ガルヴァの満足感も満たされる。

「あっ・・・! ごめん・・・なさい・・・!」

全身を震わせて泣くマリオン。

痛いとすら感じられる精通の快感に泣いているのか、背徳感に泣いているのかわからなかったが、事ここにいたってようやくガルヴァは罪悪感を覚える。

・・・ま、それ以上に満足したから、別にいいけど。

「・・・へへへっ。どうだったよ? オイ」

「え、あ・・・痛い、おしっこ・・・ごめんなさい・・・飲んだの・・・?」

混乱しているようだ。

ま、初めての射精が男の口の中で、ってんだからムリもねェ。

「ションベンなんかじゃねェ。もっといいモンだ」

「?」

「まァとにかく、ごっそうさん。・・・美味かったぜ?」

「はい・・・ごめんなさい・・・」

「謝る必要なんかねェって。オレが飲みたかったんだ」

ようやく落ち着いたマリオンが、ガルヴァの腹の上にペタンと腰を下ろす。

「!!」

「あの・・・ガルヴァさん・・・ごめ・・・じゃなかった・・・ありがとうございます・・・」

返事はなかった。

不思議に思ってマリオンが見下ろすと、ガルヴァは白目を剥いていた。口から溢れているのは、精液・・・ではなく、泡を吹いている。

「ガ、ガルヴァさんっ!?」

彼はせっかく治りかけていたアバラを再び折られ、気を失っていた。

「わあああっ! ご、ごめんなさーいっ!」

自業自得である。

 

 

 

モドル