○平成14年度総会(平成14年6月2日) 岐阜県博物館にて (その2)

 実際に私も作ってみました。作品ができていく様子をご覧ください。
 これが今回材料とした滑石を切ったものです。3cm×3cmで厚みは8mm位にカットして使いました。また、中心部あたりの穴はドリルであけてあります。本格的にやるなら、この穴も石器を使うとか工夫するとこれまた楽しそうです。
1.完成形を鉛筆で書きました。 2.大まかなところをのこぎりで切ったところです。 3.大まかに角をヤスリで削りました。
4.さらに角を落としていきます。 5.大まかなところが落とせ形ができてきたので、もっと細かいヤスリで削ります。 6.さらに細かいヤスリで磨きました。
みな!真剣
 参加者たちは、皆真剣です。子供たちは夢中で作業に没頭しております。形もハートや雪だるま、星・・・と工夫していました。
 大人だって負けておりません。子供のことを忘れて真剣そのもの。人の話も聞かず作品制作に燃えていました。大人はどちらかというと曲玉らしい曲玉の形を目指していましたが、仲には野尻湖らしく象をかたどった作品もありました。
 そして完成!

 同じような石(材料)でも、磨き方で光り方が違います。きっと野尻湖友の会参加者のことですので家に帰ってもさらに磨いたことでしょう。ところで私の作品。最終的にどうなったかって?それはこちら

サメは虫歯知らず?



 岐阜県博物館には、岐阜野尻湖友の会会員の石田先生もおられます。そこで、石田先生に動物の歯・骨についてお話ししていただきました。
 まず、ゾウの歯。野尻湖でもおなじみの湯たんぽの化石です。ゾウの歯は口の奥のほうから前に向かって生えてくるって知ってますか?子ゾウの歯でもげんこつくらいの大きさがあり、大人になったらその3倍くらいの長さになります。すごく大きいですね。また、サメの歯にはとても不思議な秘密があるのを知ってますか?なんとなんと、歯が生え替わる!「これなら人間だって乳歯から永久歯に生え替わるから同じじゃん」などと思う事なかれ。サメの場合は何回でも生え替わります。サメの歯の構造をみると、今見えている歯の内側に次の歯、さらにその奥にはその次の歯・・・とローラーが回転するかのように次々と出てくるようになっています。すごいですね。
 と、いうことで、皆さんの自信作「曲玉」を持って「はいポーズ」です。いいおみやげになったようで、お子様たちも皆満足そうでした。

 このあとは、博物館の特別展である温泉展をみたり、午後からは気象予報士の方のお話を聞いたりして一日を過ごしました。

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