○平成14年度総会(平成14年6月2日) 岐阜県博物館にて

 久々の野尻湖行事。本年度最初の行事は総会&曲玉(勾玉とも書きます)作り。さて、今年の総会はどんな感じだったのでしょうか。

 今年の総会参加者は19名。昨年度の行事を振り返り、本年度行事を確認しました。
 また、本年度末には第15次野尻湖発掘が行われます。そのことについても少しふれ、
・発掘に向けて、野尻湖についての学習を深める。
・巡検を通して岐阜の自然にふれる。
・友の会活動の普及を目指す。

といった活動方針が確認されました。
いよいよ
 曲玉(まがたま)つくり!






古墳時代のミサカ遺跡?の出土品。曲玉もあります。(本物ですよ!)
 まずは曲玉について知らねばなるまい!ということで、岐阜県博物館の学芸員長屋先生の話をお聞きすることにしました。先生の話によると、一口に曲玉といっても作られた時代によって形や材料に使った石が違うそうです。また、曲玉は穴にひもを通して、装飾品として使われたこともわかってきていると言うことです。
さぁ制作だ!

 友の会会員熊崎さんの指導の元、曲玉作りが始まりました。
 
本物の曲玉には硬い石を使って作ったものと、柔らかい石を使って作ったものがあります。今回は“作りあげる”事が大切なので、柔らかい石を使うことにしました。材料にしたのは滑石(かっせき)という特に柔らかい材質のものです。
 もし、「私もやってみたい!」と思う人は、ちょっと大きな文房具屋さんや篆刻(てんこく)の材料を扱っているお店で手に入ります。滑石という名前で通じなかったら、「青田石(せいでんせき)」「 巴林石(ぱーりんせき)」というものでOKです。それでもだめなら「何でもいいので削れる石ください!」と言いましょう。値段は数百円のものからいろいろあるようです。あるいは、川に落ちている本物のきれいな石を拾ってきて、こまめに削ってもいいですよ。
 <作り方>

  1)材料になる石に鉛筆で作りたい形を書きます。おおよその形がかければOKです。
  2)のこぎりで大まかな角を切り落とします。
  3)ヤスリで角を丸く削っていきます。
  4)最初は粗い目のもので大胆に行い、だんだん細かいサンドペーパーでじっくり仕上げていきます。


− 「総会その2」 へつづく −

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