尾の種類
<フナ尾>
*コアカ(ワキンのフナ尾)等に見られます。
 野生のフナの尾とそっくりです。
 一本尾とも言います。
<三つ尾>
<吹き流し尾>
*コメットやシュブンキン等に見られます。
 流れ星の彗星(彗星)の様に尾が長いです。
<四つ尾>
*一番よく見られます。
 フナ尾が開き2枚がくっ付いて
 切れ込みが尾の付け根付近から入っています。(理想は付け根から)
 尾は長めの個体が多いです。
 綺麗な形の尾の個体は、あまり見られません。
 切れ込みが先端少しで桜の花の形をしたのを
 サクラ尾と言います。
<その他の尾>
1:クジャク尾
 
*後ろから見るとX(エックス)の字に見える尾で、
ジキン特有の尾です。
2:ソリ尾
*尾が広がっていて尾先が反り返っている。
 トサキン特有の尾です。
3:チョウビ(蝶尾)
*上から見ると蝶(チョウ)が羽を広げている様に
 見える特徴のある尾で出目金に似て居ます。
 品種名でもありますが東海錦等、他の品種にも見られます。
*中央に切り込みの無い、正式な上から見た三つ尾
 平付尾とも言います。尾芯ずれの欠点が目だちやすいです。
 尾肩が180度開いた尾芯ずれが無く尾先が整った個体は、珍しいです。
*上から見た四つ尾
*上から見たフナ尾
*横から見たフナ尾
*上から見た尾(蝶の様な尾)
尾の鑑賞ポイント
<尾ビレの形が整った良い金魚は、非常に少ないです!>
*私の今までの経験では、金魚販売店を訪れても自分が本当に満足出来る個体は、
 殆んど見つけられません!
 尾ビレの良い更紗三つ尾和金を探しておりますが、今だに見つかりません。
 金魚を購入する際に上物の尾ビレにこだわってしまったら、金魚を買えなくなって
 しまうと私は思います。
 現実に、細かい所(尾長さ・尾開き・尾先・尾芯・尾肩・尾筒・尾皿等・色合い等)を細かく見ると
 殆んどの金魚に大なり小なりどこかに欠点が見つかります。
 私は視力が両眼1.5ですから、どうしても見えてしまうのです〜。 (#~w~#)
 しかし、少々は妥協して買います。(やっぱりO型人間ですね〜)
 人間の恋も同じだと思います。
 人が彼女の顔をどう思おうが自分タイプの顔であればそれで良いのです!
 アバタもエクボで、欠点が個性的で可愛くて良いとか・・・
 但し、下の様な奇形尾の金魚は買わない方が良いと思います。(私は、わかっていても買いました。)
*つまみ尾で、すぼみ尾
尾がつまんだ様に、しぼんで
閉じています。
*しゃくれ尾
尾の横端が上に折れ曲がってます。
<尾を見るポイント>
1:上下(フナ尾・吹き流し尾)・左右(三つ尾・四つ尾・クジャク尾・ソリ尾等)大体対称である事。
2:三つ尾の場合は、尾の中心(尾芯)の先の割れが大体3分の1以内か割れが全く無く、
 ある程度開いている事。(すぼみ尾やつまみ尾になっていない事)
 但し中心の先割れは、静止時に閉じている方が良い。
3:四つ尾の場合は、尾の中心の割れが尾の付け根付近か付け根まであり、
 ある程度開いている事。
4:蝶尾の場合は、蝶が羽根を広げた形にある程度似ている事。
5:クジャク尾の場合は、後ろから見てX(エックス)の様な形をしていて静止した時上から見て
 100度〜180度(理想)開いている事。
6:尾に、折れ・裂け・孔・しゃくれ・ちじれ・すぼみ・癒着・変形が、ちょっと見ただけで
 目立たない事。
7:尾全体の角度が体の中心に対して斜めや上下に極端にずれていない事。
8:完璧は、あり得ないので自分の納得出来る範囲で妥協する事。
 但し無理して妥協はしない事。
 
 
※私はプロではありませんので参考程度にして下さい。
※尾ビレは、品評会の重要な審査項目になっておりますので
 形の整った金魚を出品しましょう。
 奇形尾の出品は厳禁です。
<ハート尾>
*ブリストル朱文金特有の尾でハート形をしています。
 短いタイプから吹き流し尾の様に長いタイプがあります。
*尾肩は開いていて良いですが
 尾先が尖っています。
*尾の形は良いですが
 尾肩が開いていませんし両側の尾先が
 中心の尾先に比べて短い。
*吹き流し尾のコメット
*和金(三尾更紗和金)等に見られます。
 2枚のフナ尾が上向きになり、くっ付いた尾です。
 中央の先端に少し切り込みが少し入る場合も含まれます。
 先端に少し切り込みが入って先が開き尾先が丸めで桜の花びらの様に
 見える尾を桜尾と言います。
 正式な三つ尾は、切り込みが無く平付尾とも言います。
 開きが良く形の整った綺麗な平付尾の個体は少ないです。
*尾先に少し切り込みがあります。
*尾が比較的整って綺麗な白勝ちの更紗三尾和金
*上から見た吹き流し尾のコメット
*四つ尾更紗和金
home



*上から見た黒蝶尾
4:ブロードテール
 
*この尾ビレを含め下記の尾ビレは、中国(中華人民共和国)が独自に開発した尾ビレです。
 尾の先に切れ込みが無く平らで木目細やかな布をイメージしたのが日本英名の由来です。
 中国英名はロングテールで他にメイプルテール
 (カエデの様な三つ尾・桜尾で中国英名はファンテールと呼ばれます。)
 他にベールテール(ウエディングベールの様に垂れ下がった)が有ります。
 この尾ビレの個体を輸入して国内で繁殖され販売されてます。
 中国から直輸入されたか、輸入された個体を国内で繁殖されたかの判別が必要です。
 事実、輸入個体を国内で繁殖させ定着した場合は、種親は中国産でも
 繁殖場所の産地(国産等)になりますから購入には
 (中国産直輸入金魚が欲しい方)注意が必要です。
 中国産琉金の尾ビレの象徴ですが、他の品種でも希に見られます。
 写真で見る限り推測では蝶尾と日本から輸出された土佐錦のソリ尾が
 関わっていると推測されます???
*上から見たブロードテールの赤出目金
*横から見たブロードテール
カウンター