*背びれの付け根に突き刺さって寄生したイカリムシのメス成虫
使用顕微鏡:Vixen MICRO NABI S800 x80倍
*魚体に突き刺さっていた
 頭部の先端が、船のイカリ
 に似ている
のが名前の由来。
*先端部に2つの卵嚢があり、卵塊が20〜30個ずつ程入っており、
 10〜15回程、産卵する。
 1回の産卵で、卵塊から約5000匹の幼生が生まれる為、
 繁殖力が大変強い。
<頭部の先端部>
<卵嚢の先端部の卵塊>
*毛抜きで魚体から引き抜いたイカリムシ
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イカリムシの顕微鏡写真
1:ミジンコに近い甲殻類で寿命は1〜2ヶ月(越冬個体は除く)です。
2:魚体に突き刺さり寄生・産卵するのは、メスだけで、オスは交尾後に死滅する。
3:卵塊から孵化した幼生は、ケンミジンコの幼生に似ており、水中を回遊して、
 ノープリウス⇒メタノープリウス⇒コペポディット(2回脱皮)⇒成虫
 、4回脱皮後、約1センチ程の成虫となり、メスのみ、魚体に突き刺さり寄生する。
  幼生と成虫は、別種に間違えられる程、異った体型です。
4:短期間(2〜3週間)で幼生の数が天文学的な数になるのと、幼生にしか薬が効かず、
 マゾテン・リフィッシュ・トロピカルNに耐薬性が大変強く、再発を繰り返し、
 水槽をリセットしなければいけない事がありますが、産卵直後・幼生孵化後、
 早急に、1〜2ヶ月間、薬浴すれば、完治する可能性が高いです。
 デミリン(脱皮阻害の農薬)の数回薬浴で幼生を全滅出来る可能性が高いです。
5:冬の成虫は、越冬して生き延び、春に繁殖を再び始める。
6:体・ヒレの表面だけでなく、口の中・エラ等にも寄生して致命症になる事がある。
7:金魚以外に、フナ・錦鯉・メダカ・淡水熱帯魚にも寄生する。
 人間には、寄生出来ない。
8:寄生部が充血・出血する為、細菌が寄生して、余病を併発する。
9:痒さ・痛さが金魚のストレスとなり致命症になる事がある。
10:回遊してる幼生は、肉眼では見えない(0.2〜0.3mm)為、金魚を買った際に、
 袋の水に入ってたり魚体の表面に付着してても判らない。
11:毛抜きやピンセットで除去する際に、魚体に突き刺さった頭部から完全に抜けず
   切れてしまって少しでも残ったら、復活再生する、すごい生命力。
12:多数寄生すると、体液・血液が多く奪われ致命症になる事がある。
13:高濃度塩水(1%以上)で致命症になる事もありますが、金魚が、高濃度に耐えられず
   致命症になります。
14:水中でしか生きられない。
15:初期のメス成虫は、針状ではなく、粒状なので、白点病と間違えやすいが、
  白点に比べ、盛り上がって大き目なのが特徴です。
16::私事で済みませんが、現在、治療・応急処置を研究中です。
<イカリムシの概要>
カウンター
*重症のイカリムシ寄生症で、水槽の金魚達に多数、突き刺さり寄生していて、ピンセツトで抜かず、
 幼生も多数居る状態でも、完治する個体が出現して、新規感染・再発・金魚が☆になる数を減らす治療法の
 研究中で、薬剤(乳液剤)、殺虫剤のトクチオン乳液剤(500cc)を選定しましたので、購入しました。
 細長いスポイドで少量吸い上げ5滴を60センチ水槽に入れ、
 残りは、容器にスポイドで戻しました。
 使い終わったスポイドは、水でしっかり洗い流して下さい。
 臨床試験にて、60センチ水槽に5滴では、金魚は1匹も☆になりませんでしたが、12滴以上の使用では、
 全長.5センチ以下の稚魚が☆になる個体も居ました。

 乳液ですので、水槽に入れた時は、白く濁りますが、その後、少し解消されます。
 この液剤は、甲殻類(イカリムシ等)・水草に急性毒性がありますので、
 レッドビーシュリンプ等の淡水エビ・ミジンコ・
 ブラインシュリンプ・水草には、使用出来ませんので、注意が必要です。

 幼生への効果は、即効性
で、2週間薬浴後、全水換え再薬浴を繰り返し、新規寄生発病しなくなるまで繰り返す。
 揮発性で、刺激臭がある為、使い捨てのポリ手袋と、簡易マスク着用が必要です。
 劇物・毒物ではなく、普通物ですので、普通にネット通販・農業屋等で購入出来、私は農業屋にて
 購入しました。
 値段は、500cc入りで、¥5000程で、ネット通販では、送料が加算されます。
 数年間、使えますので、魚病薬に比べ、超格安です。
 私は、まだ重症魚に、治療実践はしていませんので、効果はわかりませんが、
 金魚が☆にならないのと軽症魚の新規発病が無いのを
 臨床試験済で確認出来てます(私的環境なので効果は保証出来ません。)
 ので、重症で、イカリムシが多数寄生して、幼生も多く居て、
 どんな治療をしても治らず寄生発病してしまい、どうしようと、悩んでる方々は、
 試してみるのも手段だと思います。

 *記載の研究中の治療法は我流の私的飼育環境で、
  まだ、研究途中で、重症魚への治療試験はしておりませんので、
  御了承き 実践される方々は、効果が出ない場合や、
  金魚・錦鯉・メダカ・熱帯魚が☆になる事もありますので、
  全て自己責任でお願いしますm(_ _)m


 *容器ラベルの注意書を必ず読んで下さい。
 *ポリ手袋・マスク(刺激臭の為)は、必ず着用して下さい。
 *眼に入る可能性がある場合は、必ず保護メガネを着用して下さい。
 *揮発性・引火性がありますので、しっかり、栓をして、
  タバコ等、火の気がある場所の使用や保管はしないで下さい。
 *誤って飲まないように、しっかり管理保管して下さい。

<治療・駆除法研究の途中経過(2018年12月29日)>
*治療研究中のトクチオン乳剤(500cc)
*錦鯉の飼育池で使用可能です。
*60センチ水槽の場合、5〜12滴(重症度の度合いで決める)入れて薬浴
*水量により、滴数を計算して下さい。
*2週間薬浴後、水換え再薬浴して、再発しなくなるまで繰り返す。
*甲殻類への急性毒性(毒物・劇物ではない普通物)で、
 イカリムシの成虫・幼生を☆にする。
管理者にメールする
管理者(古川博郁) wakinkometuto@ps.mirai.ne.jp にメールして下さい。
*炎症充血を抑え殺菌する
*、
 寄生により、体表・ヒレが、
 ぼろぼろになり炎症や
 充血している時は、
*60センチ水槽の場合、2gサジ1杯の22週間薬浴後、
水換え再薬浴して、再発しなくなるまで繰り返す。
<ナクロカインSR>
ケンエーうがい薬の付属60ccの計量カップに
  (計量カップでなくても、30gが計測出来れば良い) 
  60センチ水槽の場合、食塩30g杯の150gを、水槽に入れる。
 

 *病魚は衰弱してる為、、通常の0.5%塩浴(270g)には耐えられず
  ☆になる事がある為。
*錦鯉の飼育池で使用可能です。
*甲殻類(イカリムシの幼生)の
 遊泳を阻害して☆にする。
*さらに幼生に対して効果を高める。
*60センチ水槽の場合、2gサジ1杯の2
*殆んどが発病して居て☆になった
 個体
が出現している場合は
 gサジ2杯の4

*2週間薬浴後、水換え再薬浴して、再発しなくなるまで繰り返す。
<治療・駆除法研究の途中経過(2019年2月11日)>
*ウオジラミ(チョウ)にも、同じ治療で効果が確認出来ました。
<治療・駆除法研究の完結(2019年9月21日)>
*60センチ水槽にて、フェニックス水和剤4gとトクチオン乳剤10滴を3ヶ月使用で、
 20匹〜30匹の寄生親魚及び健康な共泳魚は、再発・発病しませんでした。
 重症魚の治療が可能です。
 但し、私の飼育環境の場合ですから、自己責任でお願いします。
*飼育環境が皆様それぞれ異なりますので、60センチ水槽の場合、フェニックス水和剤2gと、
 トクチオン乳剤5滴から様子を見て、金魚が☆にならない量でお願いしますm(_ _)m
 
<フェニックス水和剤>