cinema eye
鑑賞日03/6/28(ビデオ)
1931年。アイルランド系マフィアの幹部サリヴァンは、長男に殺しの現場を目撃されたことから、マフィア内の抗争に巻き込まれ、妻と次男を殺される。サリヴァンは長男を連れて報復の旅に出る、 と言う、ハードなマフィア映画。アクション映画でもあり父と子の愛情劇でもあり、なかなか見どころの多い作品です。
監督は『アメリカン・ビューティ』のサム・メンデス、主演はトム・ハンクス、マフィアの親分にポール・ニューマン、殺し屋にジュード・ロウと豪華なキャストです。
特に苦汁を飲み込みながら息子を守るため、そして妻子の報復のために父親代わりだったボスのポール・ニューマンと対決するトム・ハンクスの演技と、それを受けるポール・ニューマンのぶつかり合いが見物でした。
またマフィアの幹部であり殺し屋もする自分に似て欲しくないという思いから、長男と距離を取っていた父子が、二人で旅をしながらその距離を縮めていく様子は、同じ父親として胸に迫るもものがありました。若者よりも中年世代にグッとくる作品だと思います。
今回の木戸銭…1400円